元練馬区議会議員小川けいこの「ねりまなでしこ日記」

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けいこin長野~セーラ・マリ・カミングスさん編~

2008年11月21日 16時16分41秒 | 小川けいこのプライベート日記
 すみませーん!ごめんなさい長野編のパート3が2日間空いてしまいました。


 in長野の最終回は、素敵な女性をご紹介したいと思います。最も、私が紹介するまでもなく、様々なメディアに登場されていて十分に有名人だとは思いますが。


 その名は、セーラ・マリ・カミングスさん。


 私も、訪日団の視察に同行させてもらいお話する機会をいただきました。



 セーラさんのプロフィール

 アメリカのペンシルバニア出身
 ・1991年関西外国語大学交換留学生として来日
 ・ペンシルバニア大学卒業。
 ・長野オリンピックに英国選手団アシスタント・オリンピック・アタッシュに任  命されオリンピックに貢献。
 ・小布施堂に入社して経営情報室を立ち上げ、欧米人で初めて利酒師認定に合格  し、桝一市村酒造の再構築に取り組む。
 ・「第3回国際北斎会議」の招聘・実施に成功
 ・「小布施ッション」「小布施見にマラソン」などの企画を成功させ、小布施の  町の広告塔的存在となる。
 ・「日経ウーマン」主催の「ウーマン・オブ・イヤー2002大賞」に選ばれた


 以上、経歴だけみても彼女のバイタリティーを感じることができます。

 北斎の研究を始め、日本の伝統文化に対して深い愛情を持たれているセーラさんですが、小布施にあるセーラさんプロデュースの酒蔵の一部を改装して作られた『蔵部』という和食レストランには、その隅々まで彼女の愛情と企画力が溢れていました。
 信州牛や地場野菜・果物の地産地消を取り入れていることは当然のことながら、極めつけは釜炊きのご飯!艶々感といい甘みといい、お米本来の味をしっかりと堪能できます。
 そして、オープンキッチンになっている厨房は、スポットライトが当たり料理人たちの動きはまわる姿はまるで舞台を見ているかのよう。


 この他にも、和と洋の折衷が見事なセンスとして表れた「桝一客殿」と名づけた宿などもプロデュースされています。


 でも、彼女が素晴らしいことは、これまで彼女が成功させてきた数々の目に見える功績よりも、「迷うより行動する」という彼女のスピリットであると思います。
 小布施の町興しと伝統文化の継承を考えた時、技術のある職人さんや知識のある方が高齢の今、20年後のステキなニッポンに出逢うためには、すぐに行動しなければ!という強い信念で次々と企画を成功させていらっしゃいますが、このことは、小布施に限らず現在の日本に共通して言えることではないでしょうか!?

 私は、セーラさんに出逢ったことにより、自分の仕事と地域に活かせることを学ぶことが出来ました。
 また、お互いの文化や経済を交換し交感することは国際交流ですが、自分の国のことを他国の人から学ばせてもらう交流もあるのだという新しい発見がありました。感謝です。


 次回お会いするときには、これまでの実績ひとつひとつの詳しいお話まで聞いてみたいと思います。

 セーラさんの素晴らしさをお伝えすることが出来たでしょうか!?実際に現在の小布施に行っていただければ、言葉よりも町が雄弁に語ってくれることでしょう