2017年1月18日の私のブログ「ずさん過ぎる! 日本原子力研究開発」で
「東海再処理施設」のことを書いたが、テレ朝newsでも取り上げていたので
リンクさせて頂きます。
映像を観ると、ますますそのずさんさが解かります。
出口を全く考えずに進めてきた原発政策。
やっと重い腰を上げて取りかかるそうですが、70年(?)かかり、費用は不明です。
こんなずさんな国に、「 原発を持つ資格はない! 」と言いたいです。
(347)「“核のごみ”ずさんな管理 茨城・東海再処理施設 テレ朝news(動画あり)」
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000095779.html
1月18日のブログを、再度載せます。↓
「ずさん過ぎる! 日本原子力研究開発機構」
http://blog.goo.ne.jp/keichan1192/e/ae75eca4ce0b7441240523024dbe8fd6
(348)「(東日本大震災6年)原発 初撮影、なお見えぬ核燃料
3月6日 朝日新聞デジタル」
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12827548.html
●福島第一原発1号機から4号機の今の状況を、画像とイラストを交えて書いています。
(デジタルは画像を大きくすることが出来ますが、それでも小さいです)
1号機、3号機に比べて、2号機は放射線量が低いです。
2016年7月の宇宙線による原子炉の透視画像によると、2号機の圧力容器の底に
180トンから210トンに相当する物質の影が写っていたそうです。
2号機だけでべらぼうな量です。
2017年1月~2月には、カメラやロボットで格納容器内を調査し、
毎時210シーベルト(2億1千マイクロシーベルト)
を実測しています。(途中で断念)
この時の推定放射線量は毎時650シーベルト
(6億5千マイクロシーベルト) です。
あまりの高線量にカメラは動かなくなりました。
ロボットも動けなくなり、回収を断念しました。
富士登山に例えると、まだ麓にも立っていない状態です。
これで燃料デブリの取り出しなど本当にできるのでしょうか?
私は出来ないと思いますが……。
石棺で覆ったり、地下にそのまま放置して鉛で覆うなど(詳しくは解かりませんが)、
別の方法を並行して考える時ではないかと思います。
いつも思うのは、私たちはマイクロシーベルトに慣れているので、
シーベルトでは怖さが実感できないということです。
メディアは、シーベルトと併記して、マイクロシーベルトも書いて欲しいです。
1号機 原子炉建屋内線量――毎時5・1シーベルト=510万マイクロシーベルト
格納容器内線量ーー毎時9・7シーベルト=970万マイクロシーベルト
2号機 原子炉建屋内線量――毎時4・4シーベルト=440万マイクロシーベルト
格納容器内線量ーー毎時210シーベルト=2億1千万マイクロシーベルト
3号機 原子炉建屋内線量――毎時4・7シーベルト=470万マイクロシーベルト
格納容器内線量ーー毎時1シーベルト=100万マイクロシーベルト
4号機 2014年12月に燃料集合体1535体全ての取り出しを完了
経産省が新たに示した廃炉と賠償費用は、21・5兆円だが、
とてもそんな額では済まないのではないだろうか。
それでも次々と再稼働を推し進めようとする安倍政権。
私には狂気の沙汰としか思えない。今すぐ脱原発に舵を切るべきだ。
●2月25日の「報道特集」では『台湾 原発ゼロへの挑戦』を
特集していたので、引用させて頂きます。
2016年5月に発足した台湾の蔡英文政権は、
アジアで初めて2025年までに全ての原発を
止めることを決めた。
福島での事故が、原発への流れを変え、脱原発を決定的なものした。
現在の原子力発電の14%を0%にし、風力・太陽光などの自然エネルギー
(再生可能エネルギー)を4%から20%に増やす計画だ。
台湾は日本と状況が似ている。
(1)資源が乏しい
(2)工業先進地域である
(3)人口が密集している
(4)地震多発地域である
与党である台湾の民進党は、結党以来の基本政策である脱原発を推し進めている。
議員の一人は、次のように語っている。
「人類の技術ではまだ核廃棄物の処理が出来ないのですから、原子力発電を続けて
いくべきではないというのが、民進党の考えです。
他の国の内政に口を出すべきではない
かもしれませんが、あれほど大きな災害があった
日本で、原発を再稼働させるなんて想像できないことです。
台湾には4つの原発があり、そのうち3つが北部の新北市にある。
新北市は、台北を囲むように位置し、台湾で最も人口の多い都市だ。
ひとたび原発事故が起きれば、台湾の3分の1の地域で人が住めなくなる。
だから原発に対する懸念がとても大きい」
2月13日に10以上のグループが、台北市の中心部でデモを行った。
3月11日には台湾各地で「原発に反対するデモ」が計画され、参加を呼び掛けている。
集まった人たちは、政府の動きが遅いと批判し、次のように訴えている。
「政府は2025年までに自然エネルギー(再生可能エネルギー)20%を
どうやって達成するのか、計画をはっきり示してもらいたい」
「脱原発の具体的な計画を示してもらいたい。
改革の意志を見せてくれなければ、政府の決議が疑われる」
そして「脱原発 持続可能エネルギーを」とシュプレヒコールした。
旗には「 反核 ノーモア 福島
NO NUKES
NO more FUKUSHIMA
2017 廃核大遊行 3・11 」
2013年のデモには22万人が参加し、総統府周辺は人で埋め尽くされたという。
(日本と台湾、どっちの国で原発事故が起きたのか、と疑いたくなる程、
その意識の違いに頭がクラクラする。
そして日本の民進党と台湾の民進党、その違いにも愕然とする)
(2につづく)
「東海再処理施設」のことを書いたが、テレ朝newsでも取り上げていたので
リンクさせて頂きます。
映像を観ると、ますますそのずさんさが解かります。
出口を全く考えずに進めてきた原発政策。
やっと重い腰を上げて取りかかるそうですが、70年(?)かかり、費用は不明です。
こんなずさんな国に、「 原発を持つ資格はない! 」と言いたいです。
(347)「“核のごみ”ずさんな管理 茨城・東海再処理施設 テレ朝news(動画あり)」
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000095779.html
1月18日のブログを、再度載せます。↓
「ずさん過ぎる! 日本原子力研究開発機構」
http://blog.goo.ne.jp/keichan1192/e/ae75eca4ce0b7441240523024dbe8fd6
(348)「(東日本大震災6年)原発 初撮影、なお見えぬ核燃料
3月6日 朝日新聞デジタル」
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12827548.html
●福島第一原発1号機から4号機の今の状況を、画像とイラストを交えて書いています。
(デジタルは画像を大きくすることが出来ますが、それでも小さいです)
1号機、3号機に比べて、2号機は放射線量が低いです。
2016年7月の宇宙線による原子炉の透視画像によると、2号機の圧力容器の底に
180トンから210トンに相当する物質の影が写っていたそうです。
2号機だけでべらぼうな量です。
2017年1月~2月には、カメラやロボットで格納容器内を調査し、
毎時210シーベルト(2億1千マイクロシーベルト)
を実測しています。(途中で断念)
この時の推定放射線量は毎時650シーベルト
(6億5千マイクロシーベルト) です。
あまりの高線量にカメラは動かなくなりました。
ロボットも動けなくなり、回収を断念しました。
富士登山に例えると、まだ麓にも立っていない状態です。
これで燃料デブリの取り出しなど本当にできるのでしょうか?
私は出来ないと思いますが……。
石棺で覆ったり、地下にそのまま放置して鉛で覆うなど(詳しくは解かりませんが)、
別の方法を並行して考える時ではないかと思います。
いつも思うのは、私たちはマイクロシーベルトに慣れているので、
シーベルトでは怖さが実感できないということです。
メディアは、シーベルトと併記して、マイクロシーベルトも書いて欲しいです。
1号機 原子炉建屋内線量――毎時5・1シーベルト=510万マイクロシーベルト
格納容器内線量ーー毎時9・7シーベルト=970万マイクロシーベルト
2号機 原子炉建屋内線量――毎時4・4シーベルト=440万マイクロシーベルト
格納容器内線量ーー毎時210シーベルト=2億1千万マイクロシーベルト
3号機 原子炉建屋内線量――毎時4・7シーベルト=470万マイクロシーベルト
格納容器内線量ーー毎時1シーベルト=100万マイクロシーベルト
4号機 2014年12月に燃料集合体1535体全ての取り出しを完了
経産省が新たに示した廃炉と賠償費用は、21・5兆円だが、
とてもそんな額では済まないのではないだろうか。
それでも次々と再稼働を推し進めようとする安倍政権。
私には狂気の沙汰としか思えない。今すぐ脱原発に舵を切るべきだ。
●2月25日の「報道特集」では『台湾 原発ゼロへの挑戦』を
特集していたので、引用させて頂きます。
2016年5月に発足した台湾の蔡英文政権は、
アジアで初めて2025年までに全ての原発を
止めることを決めた。
福島での事故が、原発への流れを変え、脱原発を決定的なものした。
現在の原子力発電の14%を0%にし、風力・太陽光などの自然エネルギー
(再生可能エネルギー)を4%から20%に増やす計画だ。
台湾は日本と状況が似ている。
(1)資源が乏しい
(2)工業先進地域である
(3)人口が密集している
(4)地震多発地域である
与党である台湾の民進党は、結党以来の基本政策である脱原発を推し進めている。
議員の一人は、次のように語っている。
「人類の技術ではまだ核廃棄物の処理が出来ないのですから、原子力発電を続けて
いくべきではないというのが、民進党の考えです。
他の国の内政に口を出すべきではない
かもしれませんが、あれほど大きな災害があった
日本で、原発を再稼働させるなんて想像できないことです。
台湾には4つの原発があり、そのうち3つが北部の新北市にある。
新北市は、台北を囲むように位置し、台湾で最も人口の多い都市だ。
ひとたび原発事故が起きれば、台湾の3分の1の地域で人が住めなくなる。
だから原発に対する懸念がとても大きい」
2月13日に10以上のグループが、台北市の中心部でデモを行った。
3月11日には台湾各地で「原発に反対するデモ」が計画され、参加を呼び掛けている。
集まった人たちは、政府の動きが遅いと批判し、次のように訴えている。
「政府は2025年までに自然エネルギー(再生可能エネルギー)20%を
どうやって達成するのか、計画をはっきり示してもらいたい」
「脱原発の具体的な計画を示してもらいたい。
改革の意志を見せてくれなければ、政府の決議が疑われる」
そして「脱原発 持続可能エネルギーを」とシュプレヒコールした。
旗には「 反核 ノーモア 福島
NO NUKES
NO more FUKUSHIMA
2017 廃核大遊行 3・11 」
2013年のデモには22万人が参加し、総統府周辺は人で埋め尽くされたという。
(日本と台湾、どっちの国で原発事故が起きたのか、と疑いたくなる程、
その意識の違いに頭がクラクラする。
そして日本の民進党と台湾の民進党、その違いにも愕然とする)
(2につづく)