今日のうた

思いつくままに書いています

なぜ台湾が出来て、日本は出来ないのか!(1)

2017-03-11 20:41:31 | ①核と人間は共存できない
2017年1月18日の私のブログ「ずさん過ぎる! 日本原子力研究開発」で
「東海再処理施設」のことを書いたが、テレ朝newsでも取り上げていたので
リンクさせて頂きます。
映像を観ると、ますますそのずさんさが解かります。
出口を全く考えずに進めてきた原発政策。
やっと重い腰を上げて取りかかるそうですが、70年(?)かかり、費用は不明です。
こんなずさんな国に、「 原発を持つ資格はない! 」と言いたいです。

(347)「“核のごみ”ずさんな管理 茨城・東海再処理施設 テレ朝news(動画あり)」

http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000095779.html

1月18日のブログを、再度載せます。↓
「ずさん過ぎる! 日本原子力研究開発機構」

http://blog.goo.ne.jp/keichan1192/e/ae75eca4ce0b7441240523024dbe8fd6

(348)「(東日本大震災6年)原発 初撮影、なお見えぬ核燃料 
     3月6日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12827548.html

●福島第一原発1号機から4号機の今の状況を、画像とイラストを交えて書いています。
 (デジタルは画像を大きくすることが出来ますが、それでも小さいです)
 1号機、3号機に比べて、2号機は放射線量が低いです。
 2016年7月の宇宙線による原子炉の透視画像によると、2号機の圧力容器の底に
 180トンから210トンに相当する物質の影が写っていたそうです。
 2号機だけでべらぼうな量です。
 2017年1月~2月には、カメラやロボットで格納容器内を調査し、
 毎時210シーベルト(2億1千マイクロシーベルト 
 を実測しています。(途中で断念)
 この時の推定放射線量は毎時650シーベルト
 (億5千マイクロシーベルト) 
 です。
 あまりの高線量にカメラは動かなくなりました。
 ロボットも動けなくなり、回収を断念しました。
 富士登山に例えると、まだ麓にも立っていない状態です。
 これで燃料デブリの取り出しなど本当にできるのでしょうか?
 私は出来ないと思いますが……。
 石棺で覆ったり、地下にそのまま放置して鉛で覆うなど(詳しくは解かりませんが)、
 別の方法を並行して考える時ではないかと思います。

 いつも思うのは、私たちはマイクロシーベルトに慣れているので、
 シーベルトでは怖さが実感できないということです。
 メディアは、シーベルトと併記して、マイクロシーベルトも書いて欲しいです。
 
 1号機 原子炉建屋内線量――毎時5・1シーベルト=510万マイクロシーベルト
      格納容器内線量ーー毎時9・7シーベルト=970万マイクロシーベルト

 2号機 原子炉建屋内線量――毎時4・4シーベルト=440万マイクロシーベルト
      格納容器内線量ーー毎時210シーベルト=2億1千万マイクロシーベルト

 3号機 原子炉建屋内線量――毎時4・7シーベルト=470万マイクロシーベルト
      格納容器内線量ーー毎時1シーベルト=100万マイクロシーベルト

 4号機 2014年12月に燃料集合体1535体全ての取り出しを完了

経産省が新たに示した廃炉と賠償費用は、21・5兆円だが、
とてもそんな額では済まないのではないだろうか。
それでも次々と再稼働を推し進めようとする安倍政権。
私には狂気の沙汰としか思えない。今すぐ脱原発に舵を切るべきだ。

2月25日の「報道特集」では『台湾 原発ゼロへの挑戦』を
 特集していたので、引用させて頂きます。

 2016年5月に発足した台湾の蔡英文政権は、
 アジアで初めて2025年までに全ての原発を
 止めることを決めた。
 
 福島での事故が、原発への流れを変え、脱原発を決定的なものした。
 現在の原子力発電の14%を0%にし、風力・太陽光などの自然エネルギー
 (再生可能エネルギー)を4%から20%に増やす計画だ。
台湾は日本と状況が似ている。
(1)資源が乏しい
(2)工業先進地域である
(3)人口が密集している
(4)地震多発地域である

与党である台湾の民進党は、結党以来の基本政策である脱原発を推し進めている。
議員の一人は、次のように語っている。

「人類の技術ではまだ核廃棄物の処理が出来ないのですから、原子力発電を続けて
 いくべきではないというのが、民進党の考えです。
 他の国の内政に口を出すべきではない
 かもしれませんが、あれほど大きな
災害があった
 日本で、原発を再稼働させるなんて想像できないことです。
 

 台湾には4つの原発があり、そのうち3つが北部の新北市にある。
 新北市は、台北を囲むように位置し、台湾で最も人口の多い都市だ。 
 ひとたび原発事故が起きれば、台湾の3分の1の地域で人が住めなくなる。
 だから原発に対する懸念がとても大きい」

2月13日に10以上のグループが、台北市の中心部でデモを行った。
3月11日には台湾各地で「原発に反対するデモ」が計画され、参加を呼び掛けている。
集まった人たちは、政府の動きが遅いと批判し、次のように訴えている。

「政府は2025年までに自然エネルギー(再生可能エネルギー)20%を
 どうやって達成するのか、計画をはっきり示してもらいたい」

「脱原発の具体的な計画を示してもらいたい。
 改革の意志を見せてくれなければ、政府の決議が疑われる」
 
 そして「脱原発 持続可能エネルギーを」とシュプレヒコールした。

旗には「 反核 ノーモア 福島
      NO NUKES
      NO more FUKUSHIMA
      2017 廃核大遊行 3・11 
 」

2013年のデモには22万人が参加し、総統府周辺は人で埋め尽くされたという。
 
(日本と台湾、どっちの国で原発事故が起きたのか、と疑いたくなる程、
 その意識の違いに頭がクラクラする。
 そして日本の民進党と台湾の民進党、その違いにも愕然とする)
(2につづく)  


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なぜ台湾が出来て、日本は出来ないのか!(2)

2017-03-11 20:41:03 | ①核と人間は共存できない
台湾の反原発NGO「緑色公民運動連盟」には、下の旗と
「2017廃核大遊行 3・11」の旗とが掲げられている。
台湾の人たちにとってこの旗は日常の一部のようで、この後出てくるカフェにも飾られていた。



秘書長の女性は、

「福島の事故が起きるまでは、多くの人は原発事故など無関係だと思っていた。
 だがテレビで福島の事故を観て、我が事のように感じるようになりました」

台湾第二原子力発電所は、住宅と隣接している。そして第二原発から30キロ内に
台北市全域が含まれ、540万人が住む。

「人口がこれだけあると、避難誘導も難しい。
 周辺の体制を調べたら、避難場所も救急隊員も、車両も、全て不足している」

北海岸反核行動連盟執行長の男性は、

「第一原発、第二原発に近い新北市は、過去に津波が来たことを示す文献がある。
 日本の地質学者が、金包里(現在の金山)の周辺で起きた地震や津波について
 日本統治時代に研究した。
 それによると、1867年、現在の第一、第二原発が立つ場所に津波が到達した」

第二原発の南東30キロに第四原発がある。
これは「 日の丸原発 」と呼ばれ、原子炉は日立製作所と東芝。
発電機は三菱重工が請け負った。
2016年から商業運転を行う予定だったが、福島の事故の後、激しい反対の声が上がり、
完成間近の第四原発は、
2015年建設が凍結された。
 

原発に反対する地元住民の会長は、

「80年代に建設計画が立った時、当時の政府は地元の議員や有力者たちを
 日本に招待して、福島の原発に連れて行き、見学させた。
 日本に見学に行けるということはとても名誉なことだったので、
 帰国して 『 原発はクリーンで安全で、
 料金も安い
 』と皆に伝えた。
 だが、アメリカのスリーマイル、ソ連のチェルノブイリ、日本の福島、最高の技術を持った
 3つの国が大事故を起こしたのに、台湾は安全だと、どうして言えるでしょうか」

原発に替わるものとして、政府が整備を進めようとしているのが、風力発電、太陽光発電など、
再生可能エネルギーの施設だ。
『こう湖県』にある『こう湖島』は、再生可能エネルギーのモデルとしている島だ。
(「こう」の漢字が出ません)
島には、風車14基あるが、今後、更に11基に増やす予定だ。
冬には大陸からの季節風が吹く。(風速17~18メートルの風で弱い台風並み)
洋上での風力発電や、海の潮流を利用した発電も検討中だ。太陽光発電にも力を入れている。
空港のバイク置き場の屋根が丸ごと発電施設になっている。
発電量は最大500キロワット。年間では62万キロ。
現在、島の発電量の12%を再生可能エネルギーでまかなう。
これを70%に高めるのが当面の目標で、『こう湖島』の再生可能エネルギーの推進や
CO2削減力が、台湾の模範になるという。

『こう湖県』県長は、

「原発の廃止は、台湾の中央政府だけの問題ではない。
 『こう湖島』特有の条件である海洋、風力、豊かな太陽光など、
 これらを活用し推進していくべきだ。
 『こう湖島』の運輸や交通手段を、ガソリンを一切使わない、低炭素再生可能エネルギーを
 利用したモデルとなる島を作りあげていきたい」

なんて豊かで知恵のある、未来を見すえた構想なのだろう!
 台湾の人たちは福島の事故を、我が事のように考える知恵と想像力と豊かさがある。
 台湾の人たちにとっての政治が、とても身近に見えてくる。
 本来なら日本が先頭に立ってすべきことを、台湾の人たちが教えてくれているのだ。
 日本の政治家や官僚に一番欠けているのは、謙虚さと想像力、
 そして知恵(知識ではない)だと思う。
 今一度、あんな事故を起こし、地球を汚染してしまった反省とともに、
 謙虚に原発について考えるべきではないだろうか。
 (原発事故は陸地よりも、太平洋方向に放射能の8~9割が流れてしまった)
 経済的に見ても、自然エネルギーが日本を救ってくれると思う。
 トルコやインドに原発を輸出するのではなく、太陽光発電などを輸出すべきだ。
 何度も言うが、原発は時代遅れだ!
(3)につづく  


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なぜ台湾が出来て、日本は出来ないのか!(3)

2017-03-11 20:40:39 | ①核と人間は共存できない
台湾でも、様々な理由で「脱原発」に反対する人がいる。
その理由は、「電力不足」「発電コストが高くなる」「風車の騒音」「土地が狭い」など、
反対する理由も、日本とほぼ同じだ。
経済団体からは反対の声が上がり、産業への打撃だと訴える。

台湾電力は公営企業で、発電・送電の販売を、独占的に行ってきた。
法律の改正により、今後は民間の電力会社に送電網を提供しなければならない。
第四原発の凍結に不満を述べながらも、台湾電力の幹部は次のように語っている。

「脱原発を政府が決めたことですから、台湾電力は公営企業なので
 100%積極的に協力しなければなりません。
 政策であり法律ですから、
 全員が力を合わせて達成すべきです


民進党の議員は、
   
「あと8年で間に合うかは、2025年までに石炭火力発電を減らした上での
 原発ゼロはハードルが高いです。
 最悪の準備もした上で、実施出来なかった場合は、
 数年伸ばすことも念頭に入れなければなりません。
 しかし政府が最終目標に向かって推進していけば、
 それほど大きく遅れることはないでしょう」

「緑色公民運動連盟」の秘書長の女性は

「今後2年はエネルギーの暗黒時代になるでしょう。あと2年、夏場を乗り切らなければ、
 民進党の原発担当者は諦めて、原発の継続使用を提案する可能性もある」

あの旗を店内に飾っているカフェの店長は、

「店を始めて以来、この旗を通じて自分に問いかけている。
 人間の力は限られているのに
 どう変化するか分らない自然の中で、
 原子力のようなエネルギーを使うのは適切なのだろうか。 

 エネルギーを手に入れるのは簡単なことではありませんから
 日常生活の中で、資源を大切にしていきたいと心がけている」

最後に日下部キャスターは、

「東日本大震災の時の義捐金でも、台湾の額は突出していました。
 そして今も、3・11前後に、数万人規模のデモが行われています。
 台湾では、『日本の技術力と防災体制をもってしても防げなかったものが、
 どうして台湾で防げるのか』という言葉をよく耳にします。
 福島からの教訓を受け入れようとする、
 台湾の人たちの誠実さを感じます
 」
 (引用ここまで)

(福島第一原発事故では、私たち一人一人が加害者であり、被害者です。
 台湾の人たちは、今も福島原発事故と向き合っているのに、
 安倍氏をはじめとする政治家は 『復興』ばかりを強調して、
 原発事故をまるで厄介者のように扱ってはいないだろうか?
 太平洋戦争への反省もなく、目を背けるようにしてきたふるまいは、
 まさに福島第一原発事故に対しても、同じことが行われているのではないだろうか。
 『太平洋戦争』と『福島第一原発事故』、この原点を忘れ、目を背けていたのでは
 目先の繁栄ばかりを願い、軸のない、根無し草の国になってしまうだろう)

※『終わりなき危機』の中で、イアン・フェアリーは次のように書いています。
「 歴史から学ばない政府は、
 それを繰り返すよう運命づけられている
 」

(345)「福島知事 安倍首相式辞に違和感 『原発事故』文言使わず 3月13日 毎日新聞」

http://mainichi.jp/articles/20170313/k00/00e/010/189000c?fm=mnm




(画像はお借りしました)



(346)「蓮舫氏、崖っぷち党大会 原発ゼロ・改憲、身内から異論 衆院選転出、明言 
     3月13日 朝日新聞デジタル」
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12838880.html

台湾の民進党を見てきただけに、日本の民進党には、情けなくて涙が出そうです。
 何のために、民主党を民進党に替えたのですか?
 野田さんが連合の神津里季生会長と、「エイエイオー」とやっている写真が
 新聞に載っていました。
 情けなさと腹立たしさで、鼻水が出そうです。
 新しい名前に応募してまで期待した私がバカでした。
 連合との腐れ縁が切れない限り、2030年までに原発ゼロが出来ない限り、
 民進党は票を減らしていくことでしょう。
 蓮舫さんがいくら頑張っても、お隣にいる方に潰されてしまいますよ。
 新たな選択肢はないのでしょうか? 

 なぜ台湾の民進党が出来て、日本の民進党は出来ないのか! 


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嘘、言い訳、言い逃れ、ごまかし、メンツ、忖度(そんたく)、圧力、恫喝・・・(2)

2017-03-11 20:40:10 | ②一市民運動
(341)「元SEALDs『韓国では国民が政治を動かした』 
     3月11日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/ASK3B6D3YK3BUTIL04L.html?_requesturl=articles%2FASK3B6D3YK3BUTIL04L.html&rm=330

● なぜ韓国が出来て、日本は出来ないのか!?  

(342)「NHK解説委員『水野さん』が語る、いま福島で起きていること
     人は忘れていく。だからこそ伝えたい 3月11日 週刊現代」

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51176

福島原発事故の後、政権も学者も東京電力も、
 「現在の時点では、安全性に問題はありません。」としか言わなかった。
 情報が錯綜するなか、一番信頼できたのは、NHK解説委員の水野さんの言葉だった。
 水野さんの解説は解かりやすく、分かっている事だけを言い、気休めは言わなかった。
 だがしばらくすると、水野さんはテレビの画面から消えてしまった。
 多分、本当のことを言ったので、降板させられてしまったのだろう。
 久しぶりに水野さんの言葉を読み、改めて信頼できる!と思った。(必読です!)
 NHKはこんな素晴らしい人材がいるのだから、ドキュメンタリーをたくさん作って欲しい。
 原発事故は、日本がかかえる最も重い、最も重要な、そして将来に
 遺すべきテーマなのだから。

 それにしても、原発事故をシビアに、大局的に考えられず、楽観的な夢のような話を
 信じたがる為政者はもっと現状を勉強した方がいいと思う。
 そして現状をきちんと住民に知らせるべきだ。
 その部分を引用させて頂きます。

 「実は去年、福島についても廃炉に関わる技術者たちから、取り出すことを大前提としつつも
  『 石棺も選択肢のひとつ 』とした計画案が示されました。
   『取り出し』は相当な困難を伴う という思いからです。

  これに対して福島県は『石棺はあり得ない、そういうことを考えてもらっては困る』と
  強く反発しました。福島県からすれば、溶けた核燃料を除去しない限り、
  危険物質がそこに存在し続けることになるわけで、それでは復興の妨げになる
  という考えです」(引用ここまで)

(343)「大震災6年 原発事故文言、安倍首相使わず 追悼式で初 3月11日 毎日新聞」

http://mainichi.jp/articles/20170312/k00/00m/010/055000c

安倍氏は「アンダー・コントロール」と言った時点で、
 他の歴史認識と同様、福島第一原発事故を無かったことにしてしまったのだろう。
 これまでの対応の仕方が、これで全て分かった気がする!

(344)「森友・籠池理事長の豹変の裏に官邸からの圧力?
     会見では“稲田防衛相夫の入れ知恵か”の質問に狼狽も 3月11日 LITERA」

http://lite-ra.com/i/2017/03/post-2986-entry.html

(344-2)「【森友学園】裏切られた元地権者たち―8億円埋設物も『そんなものはない』
     3月13日 志葉玲(動画あり)」

https://news.yahoo.co.jp/byline/shivarei/20170313-00068645/

(344-3)「巻頭特集 籠池理事長は本物のワルだ これから“疑獄の蓋”が開く 
      3月13日 日刊ゲンダイ」

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/201351/1

(344-4)「【森友学園問題】籠池泰典氏 緊急独占インタビュー! 
      あの会見で語れなかったこと 3月13日 HARBOR BUSINESS Online」

https://hbol.jp/133139

●ただ今、動画はフリーズしています。なんでやねん?

(344-5)「森友訴訟 稲田氏出廷か…本人答弁と相違 裁判所記録 3月14日 毎日新聞」

http://mainichi.jp/articles/20170314/k00/00m/040/120000c

(344-6)「『籠池氏が閣僚との金銭授受明かす用意』 3月15日 
      FNNニュース(動画あり)」

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00352520.html

●真相究明に近づいているようです!










(画像はお借りしました)


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嘘、言い訳、言い逃れ、ごまかし、メンツ、忖度(そんたく)、圧力、恫喝・・・(1)

2017-03-11 08:53:10 | ②一市民運動
3月10日の「報道ステーション」で、合格発表会場の若者が
「大人のごまかし」という言葉を口にしていた。
「ごまかし」と「息苦しさ」、今の日本を表す言葉だと思う。
国会での一部与党議員や官僚の答弁を筆頭に、教育委員会の会見、東京電力の会見、
一部ワイドショーのコメンテーター、汚職議員の会見、その他もろもろに
嘘、言い訳、言い逃れ、ごまかし、メンツ、忖度(そんたく)、圧力、
恫喝……(書き切れない)が見受けられる。
あそこまで分かりきった、見え見えのごまかしが出来るのは、一種の才能かもしれない。

政治家になる条件は――平気で嘘がつける人、弱者に圧力をかけても心が痛まない人、
いくら言い逃れをしても、ごまかしをしても、意にも介さない人・・・と言いたくもなる。
こんな大人に「今の若者は」などと言って欲しくないだろう。
こんな政治家に、「日本の未来を担う若者像」など押し付けられたくないだろう。
若者の教育を言う前に、おのれを教育し直して欲しいと思う。

(338)「首相『死者出たら一巻の終わり』 探り続けたPKO撤収 
    3月10日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/ASK3B65ZTK3BUTFK014.html

●自衛隊が南スーダンから撤退することになった。
(ここでも政権は、撤退ではなく撤収という言葉を使っている)
 隊員はもちろん、ご家族や友達、親戚、隣人・・・のこれまでのご心配を思うと、 
 全員が無事に、5月に帰還することを祈るばかりだ。

 「ジュバでは大虐殺の危険がある」と国連が発表したにもかかわらず、
 安倍政権は、治安は安定していると言い続けた。
 そして今回、唐突に撤退する理由を、治安の悪化ではなく、
 任務に区切りがつくからだ、と嘘をつく。
 11月に派遣する時点で、PKO5原則に抵触していて、派遣そのものが憲法違反なのだ。
 つまり、派遣する必要性がないのに、メンツ?忖度?で派遣したのではないだろうか。

 この発表が3月9日に行われたことにも、何だか腑に落ちないものを感じる。
 この日、籠池氏は昨日の強硬な発言を一転し、小学校認定申請の取り下げや
 理事長の退任を告げた。
 そして「政治家の関与はありません」「安倍夫妻に何かをしてもらったこともありません」
 「国会の参考人招致には応じません」と語ったのだ。
 上のタイトルにあるどれかが、籠池氏を豹変させたのでは、と勘ぐりたくもなる。

 「NEWS23」では、これらの報道が週末の世論調査を意識して行われたという。
 政権維持しか頭にないのだろうか?
 安倍内閣の支持率が、63・7から36・1%に急落しているという。
 支持率のためだけの政策では、国民はもう騙されませんよ!

(339)「<社説>山城議長保釈棄却 『政治弾圧』批判に背く 2月26日 琉球新報」

http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-450615.html

鉄条網の針金を1本切ったとか言うだけで、
 山城博治さんは5カ月も勾留されている。
 ガンが進行しているのに、家族との面会も許されない。
 国際人権団体アムネスティー・インターナショナルも釈放を求め、
 批判は国際社会に広がっているのに、保釈を棄却し続ける。
 この国はいつから、三権分立ではなく、三権同立になってしまったのだろう?
 司法の一部が全く機能していない。
 こんな非人道的なことが、今の日本で許されるのだろうか!
 即刻、保釈すべきだ!

(339-2)「基地反対派リーダー、約5カ月ぶりに保釈 沖縄で公判中 
     3月19日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/ASK3L61R6K3LTPOB001.html

山城博治さんが5カ月ぶりに保釈されて、本当によかったです。
 それにしても、遅すぎます!

(339-3)「『日本会議の研究』販売差し止め 地裁が扶桑社に命令 
      1月6日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/ASK1662PPK16UTIL04Z.html

こんな枝葉なことでも、司法は販売を差し止めたのだ。

(339-4)「『日本会議の研究』仮処分を取り消し 販売差し止め巡り 東京地裁
      4月1日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12871013.html

司法の一部は、健全に機能しています!
 
(再度、載せますが、記事は削除されています)
            ↓
(306)「準強制わいせつ、医師ら不起訴に 千葉大集団強姦事件 /千葉県
     2月22日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/article_search/detail.html?keyword=%E5%8D%83%E8%91%89%E5%A4%A7&kijiid=A1001120170222MCBC-1A-010&version=2017022402

●地方版の端に、小さく載っていました。
 なぜ不起訴になるのですか!!! 千葉地裁にお尋ねします。

 「親の職業やその親、そのまた親の職業が、刑罰に影響するのですか?
   なぜ不起訴なのか? 不起訴の理由を、千葉地裁は公表すべきです。
   3人の被告の名前をなかなか公表しなかったことといい、
   あらぬ疑いをかけられますよ!
   もしかして、医師への道を閉ざさないためですか?」 (引用ここまで)

(306-2)「【千葉大医学部レイプ事件】23歳犯人たちの『華麗すぎる家柄』
      2016年12月19日 週刊現代」

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50494

(306-3)「千葉大集団強姦、医学部生1人に懲役4年求刑 千葉地裁 
      3月17日 朝日新聞デジタル」

http://www.asahi.com/articles/ASK3K3WB5K3KUDCB00G.html

●(306)で千葉大医学部学生や医師が不起訴に――という記事をリンクしましたが、
 (306-3)によると、間違いだったようです。大変失礼しました。
 
(340)「(東日本大震災6年)避難 今春解除、3.2万人の選択は 
     3月6日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12827550.html

政権は20ミリシーベルト以下を、避難指示解除の目安としている。
 3月9日の「報道ステーション」では、その根拠となった数値について、パリにある
 ICRP(国際放射線防護委員会)の副委員長に尋ねた。
 それによると、年間20ミリシーベルトの値は緊急時のものだと言い、
 長期間では危ないそうだ。
 今は1~20ミリシーベルトとし、それも1ミリに近い数値を目指すべきだと言う。
 避難指示解除になった場所でも、水の通る場所や資材などでホットスポットが存在する。
 それでも政権は、ひんぱんに通る場所ではないとか、資材は対象外とかの理由で
 再除染をしようとはしない。
 雨や風で、ホットスポットは移動する。それを一度除染したら、はい終わりでは
 あまりにも無責任過ぎるし、誠意が全く感じられない。



(画像はお借りしました)
 
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