荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子の巻。

2016年09月21日 | 偽りの人生に優れたエンターテイメントを




『新しいことに挑戦するときに、もっとも大切なことは、現在の自分の能力を考慮してできるかできないかを予測することではなく、「やる気」があるかないかである。これを忘れてはならない』斎藤茂太(ニッポンの精神科医・1916~2006)



2016年7月期スタートの刑事ドラマです。

主演の波瑠ちゃんは【BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係】の時から好き。

こないだの【世界一難しい恋】も実に良かった。

彼女の【キチッとしてる感】がたまらないのです。

と~わ~い~え~、第3話辺りでギブアップ。

クセのあるオンナ刑事VSサイコ犯という設定が、あまりにも古過ぎ。

七味を持ち歩き何にでも振りかける、というクセも無用。

どうせなら逮捕時、犯人の目潰しに使う方が斬新でしょう。

新ドラマの企画会議ん時、もう少し新しいモノを創造しよう!という気概がないんですかね。



『何か新しいことをクリエイトしている人間ってのは、光り輝いているものだ』マイルス・デイヴィス(米国のジャズトランペット奏者・1926~1991)



関テレ内某所・・・。

『とりあえず刑事モンで行くか』

『はい』

『原作は映像化すんのに権利関係めんどくないヤツにしろ』

『はい』

『主役は【あさが来た】のあのコでいいっしょ』

『はい』

『んで、ジャニタレひとり呼んで来い。二番手レベルの』

『はい』

『それから誰でもい~から芸人ブッ込んどけ』

『はい』

『ベテランは渡部篤郎でいいだろ。佐藤浩市は単価高そうだからよ』

『はい』

『あとサイコ犯は菜々緒にすっか・・・。いや、あのオンナも高そうだな。佐々木希押さえとけ』

『はい』

『じゃオレ、こないだ引っ掛けたチャンネエとザギンでシースー喰うから、まとめとけよ』

『はい(このオッサン、糞やな・・・。あと、ココ大阪なんやけど・・・)』



水晶玉を眺めてたら、そんな経緯が見えました。




『忘れてはいけない。偉大な人間になって、なにか立派なことを創造しようと思ったら、多くのことを断念することができなくてはならないということを』ヘルマン・ヘッセ(ドイツの作家・1877~1962)

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