「素人なので、分からなくてもしょうがない。」でいいのでしょうか?

2020年02月22日 | 所得税

野々市・金沢・白山で活動している「かわした税理士」のブログへようこそ!

 

「確定申告の資料だけど、3月いっぱい忙しいから4月でもいい?」

「銀行への体裁上、黒字決算にしたいけど、税金は1円も払いたくない。」

「自分が食べたコンビニの弁当代の領収書、経費に入れといてください。」

 

無理なご相談です。

 

税理士は会計・税務のプロ、対してお客様は素人。

「素人なので、分からなくてもしょうがない。」でいいのでしょうか?

 

自分で選んで個人事業者・経営者になったんですから、

それぐらいのことは知っていてほしい、と思ってしまいます。

 

私の考えは厳し過ぎるのでしょうか?

 

簿記の借方・貸方、減価償却の方法、これは知らなくても仕方ないことだと思います。

しかし、確定申告は3月15日(今年は3月16日)までであること、

黒字(利益)が出たら、それに税金が課されること、

個人的な支出は経費にはならないこと、

それぐらいは、知っててほしいというのが正直な思いです。

 

「それを教えるのが税理士の仕事だろう!」という声が聞こえてきそうです。

「経営者としてやっていくのなら、それぐらい自分で知ってなきゃまずいだろう!」

と言い返したくなります。

(実際に言うかどうかは、状況次第ですが。)

 

経営者にはいろいろな社会的な責任があります。

自分さえよければ、それでいいというわけではありません。

経営者は常に勉強し、自己研鑽に励まなければなりません。

私が関与するお客様は、皆さん立派な経営者であってほしいと思います。

 

さて、確定申告期限まで、どんどん日がなくなってきています。

まだまだ頑張ります。

皆様方のご協力に感謝いたします。

 

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