「時間が足りない」

2018年04月27日 | 日記
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人の1日は24時間と決まっています。

もし、あと1時間増えるとしたら、朝もう1時間の睡眠時間にしたいです。

もったいないでしょうか。(^^;)




税理士は国から認められた資格です。

それも無償独占です。

無償独占とは「無料(ただ)であったとしても、資格のない人はやっちゃダメです」という意味です。


それゆえ、社会的使命を負っている資格でもあります。

弊事務所にいらっしゃったお客様は基本的に断らないようにしています。

それは社会的使命があると思っているからです。


そうなるとどうしても私1人の24時間では足りません。

スタッフを雇用することで、お客様のご要望に応えていく、という選択になります。


先日、ビジネス塾仲間から「時間が足りない」という話を聞きました。

スタッフの雇用では問題を解決できない仕事をしている方です。

そんな方は、仕事の取捨選択を迫られます。

辛いですね。(^^;)


私も時間が十分あるわけではありません。

税理士だけをやっているわけではないので。(^^;)

夫として、父親として、息子として、地元住民として・・・

これからも色々な場面で選択を迫られることがありそうです。


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「FINTECH、AIが仕事にもたらす影響をどう考えていますか?」

2018年04月26日 | クラウド会計
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「FINTECH、AIが仕事にもたらす影響をどう考えていますか?」

昨日、聞かれた質問です。もう聞き飽きた感を持つ人もいるのではないでしょうか。(^^;

一応、私の考えを。




税理士事務所業界では、以前に革変期がありました。

パソコン会計ソフトの普及です。

私はまだその頃は税理士業界にはいませんでした。


それまで全て手書きだったのが、パソコンに仕訳を入力するだけで、

試算表・総勘定元帳などの書類が全て出せるようになったのです。

衝撃だったでしょうね。


私はIT業界から税理士業界への転職で、

エクセルやアクセスやパワポをすでにバリバリに使っていたので、

むしろ「税理士業界はなんて遅れているんだ!」と思いましたが。(^^;


なので、FINTECH、AIも同様だと思っています。

「新しいもの」ということで身構える必要はないだろう、と。


FINTECH、AIはすでに生活の中に溶け込んでいるもので、

税理士業界も一般社会の生活の延長で、影響は当然受けるもの。

流れに身を任せ、来るものを拒まずで受け入れるのみです。


「FINTECH、AIは税理士から仕事を奪う」と言いますが、

その前にまず「FINTECH、AIを拒む人に、仕事を頼む人はいなくなる」と思います。

一般社会の流れに馴染めない人に、自分の大事なことを相談できないですよね。


まずはFINTECH、AIを受け入れる。

そこから先は流れに身を任せるのみです。(^^)


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私の歩んできた道とワークライフバランス

2018年04月25日 | 日記
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働き方改革・ワークライフバランスなど叫ばれています。

振返ってみると、私は社会人になってから3つの職場を体験しましたが、それぞれ全然違った環境です。

就職した時はコンピュータメーカー、いわゆるIT業界でした。



大学を卒業して、最初に就職したのが石川県内のコンピュータメーカー。

「コンピューター」ではなく、「コンピュータ」と書くのが業界っぽいところだったりします。


定時は17時15分でしたが、そんな時間に帰れるはずがありません。

実質の定時は21時30分。30分休憩の後、22時以降が深夜残業扱い。

22時を過ぎるとマイカーでの帰宅が禁止という決まりだったので、

マイカーで帰れるギリギリまでの21時30分から22時の間に会社を出ます。

そこからさらに30分以上かけて金沢に帰宅していたので、帰宅は22時30分過ぎでした。


朝は8時30分までに出社ですが、朝のラッシュがあるため、家を出るのは7時30分。

もう、会社にいるか、寝てるか、のどちらかという毎日でした。



次は税理士修業時代。

転職してビックリ。定時は17時で、残業はほぼゼロ。遅くとも18時には事務所は空っぽでした。

確定申告の繁忙期も19時には帰ることができました。

こんなに早く帰れるのか、という気持ちでした。

(私が退職するときは違っていましたが。)


私はというと、家には帰らず、専門学校に行って税理士試験の勉強をしていました。


そしてこのとき、IT業界は残業がひどい、ということを外に出て初めて知りました。


残業、残業が続くと、周りが見えなくなるというのはまさにそのとおりです。

自分に見える世界だけが、自分の世界だと錯覚を起こします。

それ以外の世界があることを考える時間もないので、考えがおよびません。

過労死につながるような異常な精神状況があるということを今では理解することができます。



そして、約5年前、税理士として独立開業しました。

「自由業とは不自由業」とは言いますが、そのとおりの状況です。

お金をいただくのはお客様から、なのでお客様優先のスケジュールが多くなります。


ただ、会社員時代と違うのは、勤務時間の決定権は自分にある、ということ。

法事があるからこの日は休みたいと思えば、よほどのことがない限り日程調整できます。

会社都合が優先される会社員とは違います。

残業するのも、休日出勤するのも、早く帰るのも自分次第。

休めば自分にはねかえってくるだけです。


しかし、一番大きく違うのはストレスです。

「自分で自己責任で決める」のと「会社都合で一方的に決められる」のとでは大違いです。

独立開業していいことといえば、ここの問題じゃないでしょうか。


今ではスタッフを2名雇っています。

自分の経験からスタッフにどう接しているかはまた今度。(^^)


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「相続になったら兄弟は財産を平等に分けなければならない。」!?

2018年04月24日 | 相続税
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妻が連休中に山登りに誘われたそうです。

「家族でどこかに行くんなら、そっち優先でいいよ。」とも言われたそうです。

ちなみに、おとといの私のブログを読んだ後の確信犯のようです。(>_<)




さて、こんな勘違いをたまに聞きます。

「相続になったら兄弟は財産を平等に分けなければならない。」


誤解です。(^^;)


平等に分けないといけないわけではありません。


遺言がない場合、分け方の原則は「話し合い」です。


兄弟は話し合って分け方を決めます。

このとき、兄が100%でもOKですし、弟が100%でもOK、

もちろん兄50%・弟50%でもOKです。


話し合いをして決めて、その内容を「遺産分割協議書」としてまとめることになります。

そして、この「遺産分割協議書」にそれぞれの実印を押します。


一方、「法定相続分」という言葉があります。

これは言わずとしれた兄50%・弟50%です。

「やっぱり半分じゃないか」と思われるかもしれません。


もう1度言います。原則は「話し合い」です。

「法定相続分」は話し合いで決着が着かずに、

裁判所までもつれたときに使われる割合だと思ってもらった方がいいです。

最後の最後の手段のときに使われるものです。


なので、最終的に半分ずつになる可能性がある、

ということは頭に入れておく必要があるかもしれません。

しかし、原則は「話し合い」です。


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強い「思い」

2018年04月23日 | 相続税
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昨日も息子とポケモンGO!でした。(^^;)

その途中、あるお方のご配慮でミニオンをGETすることができました。

子どもは大喜び、昨夜はミニオンと寝ていました。感謝感謝です。(^^)




さて、相続税申告業務に長年たずさわらせていただいて感じることの1つとして、

地主さんは土地に強い「思い」を持っていらっしゃる、ということがあります。


土地を持たない者としては、土地は現金や保険と同じ財産の1つにしか過ぎません。

しかし、土地を持っていらっしゃる方はそうではありません。


現在または昔、土地はほぼ田んぼか畑でした。


季節ごとに田植えがあったり、収穫があったり、家族総出でやっていたことと思います。

昔はおじいちゃんやおばあちゃんと一緒にやっていたでしょう。

今はお孫さんと一緒にやっていることと思います。


そして、その田んぼや畑から収穫したものをみんなで楽しくおいしくいただきます。

命の恵み、命の源泉です。


それが自分の生きている間だけでなく、何代も何代も繰り返されてきました。


今では、都市開発だとか、相続対策だとかで田んぼや畑ではなくなっているかもしれません。

しかし、土地にはその頃の思い出がギュッと詰まっています。


私のように相続にたずさわる者は、この「思い」を理解し、共感する必要があります。


相続税納税のために、土地を手放さなければならないときがあります。

言葉にするのは簡単です。

しかし、この「思い」を理解した上で、覚悟を持って地主さんに提案する必要があります。


地主さんは「いいよ、いいよ、しょうがないよね。」と言っていただけます。

その言葉の裏には、その土地への「思い」があることを忘れてはいけません。


人が育ってきた環境はそれぞれです。

それぞれの人がそれぞれの「思い」を持っています。

その「思い」は大事にしていきたいものです。


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