生前贈与(1)

2013年09月30日 | インポート

今日で9月も終わりですね。

最近、何かの花粉のせいでよくくしゃみが出ます。


さて、贈与税ですが、同じ金額なら贈与税の税率は相続税より高いです。

贈与税の税率が低いと、みんな相続になる前に生前贈与してしまいます。

そうなると税収が減ってしまうので、贈与税率は高く設定して歯止めをかけているんですね。

贈与税は「相続税の補完税」なんて言い方もします。


でも、贈与税は年間110万円以下ならかからないし、

相続税で想定される税率より低い税率の範囲で生前贈与しておくなど、

うまく生前贈与を活用すれば、相続税の節税対策になります。


その他にも生前贈与にはお得な制度がいろいろあるのでまた触れていきたいと思います。

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家の名義をどうするか?

2013年09月28日 | インポート

今週末は仕事です。

丸二日ずっとというわけではありませんが、頑張って働きます。


さて、家を建てたときの名義は、お金を出した割合で登記してください!

例えば、2000万円の家を建てた場合で、お金を出した割合が

本人500万円、妻500万円、父親1000万円なら、

本人4分の1、妻4分の1、父親4分の1 といった割合になります。

もし、これを本人100%にしてしまうと、妻と父親からそれぞれ贈与を受けたことになります。

税額にすると、

(1500万円-110万円)×50%-225万円=470万円!!


ちなみに贈与税は金額が増えると税率も上がる、という累進課税となっていて、

最高税率は50%です。


注意せずに名義を決めてしまうと不要な税金を納めることになりかねません。

もし、名義にこだわりたいのなら、各種生前贈与の制度を活用すれば、

希望通りもしくは希望に近い名義とすることができるかもしれません。

専門家までご相談を。

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相続対策は元気なうちに

2013年09月26日 | インポート

9月もあと少し。

年度でいうともう少しで半分ですね。


さて、相続対策・相続税対策にはいろいろあります。

遺言、生命保険活用、生前贈与・・・。

でもこれって元気なうちじゃないとできないんです。


例えば、遺言、痴呆で意思判断能力がないとみなされたり、脳卒中で倒れて意識はあるけど筆談もしゃべることもできなくなったるすると、公正証書遺言は作成できません。

これは生前贈与も同じ。贈与は「あげます。」と「もらいます。」の意思が双方にあって初めて成立します。「あげます。」の意思表示ができないと成立しません。

生命保険は言わずもがな、病気になると生命保険自体入れません。


相続対策・相続税対策に早すぎるということはありません。

いつ対策しますか?

今でしょ。

 ・・・もう時代遅れでしょうか。


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【相続】何をどうしていいかが分からない

2013年09月25日 | インポート

相続の案件で、お客様と会ってまず言われるのが、

「何をどうしていいか分からない。」です。


お葬式までは葬儀屋など他の人に言われるがままでドタバタで終わります。

お葬式が終わってしまうと一旦一息つけるんですが、その先が分からなくなるんです。


そのタイミングで相談を受けた時は、まず今後のスケジュールを説明させていただきます。

おおまかに言うと、

1週間後 初七日
7週間後 四十九日
三か月以内 相続放棄の手続き期限
四か月以内 相続人の確定申告期限(準確定申告)
十か月以内 相続税の申告期限

となっています。


家族が亡くなると、とにかく手続きに追われ、肝心の冥福を祈る時間を取れなくなってしまいがちです。

そんな状況下で我々専門家は、少しでも遺族の方の負担を軽減し、亡くなられた方に思いをはせる時間を作ってあげれれば、と思います。


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見解の相違(2)

2013年09月24日 | インポート

幣事務所のある「つばきの郷」は現在建築ラッシュです。

消費税の影響もあってか、いろんなところで住宅建築、土地造成がされています。

どんな街になっていくか楽しみです。


さてタイトルの見解の相違ですが、相続税法は見解の相違が起こりやすい税法です。


例えば、土地の評価(金額決定)ですが、

路線価を基準にして、いろんな要素で加減をして金額を決定します。

その中で、角地というのは使い勝手がいいということで金額が加算されます。

さて、そこで問題です。

何度までの角度が角地で、何度からが緩やかな道なりまっすぐ(角地じゃない)でしょうか?


規定はありません。

(実務上は150度という考え方もあるようですが。)

角地かどうかで、何十万円も変わってくるんですが、なんと規定はないんです。


相続税法で想定していないケースが、実際の世の中には山ほどあります。

またおいおいとあげていきたいと思います。