観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

あと1か月もしたら春のシギ・チドリが

2024-03-24 22:57:00 | 春の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 5時53分 潮位229cm

今日の干潮時間11時52分 潮位 66cm

今日の早朝は曇り空で、9時過ぎには雨の天気になりました。

そんな悪天候でもヘラサギやズグロカモメなどを撮影に来たカメラマンたちで賑わっていました。

今日は月に一度の藤前干潟周辺鳥類調査の日だったので、久しぶりに早朝から堤防に立ちました。

潮が引き始めると、上流からアオアシシギの群れが飛来してきました。

アオアシシギと一緒に飛来したのは先週20日にも観察されたオオハシシギやコアオアシシギ。

今日はアオアシシギの数が多く、2か所の地点で計26羽を確認できました。

藤前干潟で冬を越すシギ達は冬鳥として飛来するダイゼン、ハマシギなどがいます。春と秋に観察できる旅鳥のシギの内、冬を藤前干潟で越したトウネン、アカアシシギ、コアオアシシギ、アオアシシギ、オオハシシギを今日は確認できました。

これらの殆どが幼鳥で、春の渡りに飛来する成鳥はあと1か月先に徐々に飛来してきます。

みなさんが春のシギ・チドリの飛来数や種類が増えたことを実感できるのは例年GW頃になります。

また、今日は干出時間が近づくと浅くなった水面上空をカニやゴカイを探して飛び回るズグロカモメの群れが飛来してきました。

昨日はあまり観察出来なかったズグロカモメは再び数を増やし、今日は全体で49羽を確認できました。

干潟が干出し始め浅くなってくるとアオアシシギの群れは浅瀬に移動していきます。

アオアシシギよりも体が小さくスマートな体、細いくちばしのコアオアシシギも一緒に干潟に移動していきエサを探していました。

 

木・金・土と確認できなかったので抜けたかと思われていたツクシガモは再び16羽が飛来しました。

調査後、藤前干潟近隣のツクシガモが飛来する場所を覗くと70羽程が確認でき、まだ藤前干潟周辺では90羽近いツクシガモが残っています。

※最近、庄内川堤防道路に駐車し撮影するカメラマンが目立ちます。
 大型車両の通行も多く危険ですので、短時間でも駐車はお止め下さい。

藤前干潟周辺鳥類調査でカウントできた主な野鳥 
ハジロカイツブリ4、カンムリカイツブリ133、カワウ270、ダイサギ11、コサギ44、アオサギ26、ヘラサギ2、クロツラヘラサギ2、ツクシガモ16、マガモ107、カルガモ231、コガモ203、トモエガモ4、オカヨシガモ61、ヒドリガモ197、オナガガモ541、シマアジ4、ハシビロガモ29、ホシハジロ486、キンクロハジロ542、スズガモ1,256、ホオジロガモ1、ミサゴ3、トビ1、チュウヒ1、オオバン32、ダイゼン45、コチドリ1、シロチドリ8、ダイゼン45、ケリ2、ニシトウネン4、ハマシギ1,298、ツルシギ4、アカアシシギ1、コアオアシシギ5、アオアシシギ26、イソシギ10、タシギ6、オオハシシギ3、ユリカモメ201、セグロカモメ80、オオセグロカモメ7、カモメ77、ウミネコ1、ズグロカモメ49他 総計62種 6,211羽 

明日、月曜日は野鳥観察館の休館日です。

火曜日の満潮時間 6時34分 潮位237cm

火曜日の干潮時間12時42分 潮位 45cm

コメント
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