観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

明日は「藤前干潟クリーン大作戦」、「あおなみウォーク」が開催されます。

2017-05-26 18:25:08 | 春の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 5時44分 潮位253cm
今日の干潮時間12時17分 潮位  1cm

 

今日の庄内川河口はお昼まで雨がしっかり降って、視界がとても悪かったですが、お昼頃には大きな干潟が干出し、野鳥観察館前の川の中ほどにも砂の陸地が広がりました。

来館者の方から、「干潮時には川一面が干潟になるのですか?」との質問を頻繁にいただきますが、

庄内川河口は潮がよく引く日であっても一面が干潟になることはなく、新川と庄内川を分け隔てている導流堤の脇と川の中央だけが干潟になります。

とは言っても、今の時期は一年の中で最も昼間に干潟が大きく現れる季節なので、大潮である昨日から明後日くらいまでは、干潮時には庄内川河口でもかなり広大な干潟を見ることができます。

 

このように大きな干潟を見ることができる明日(5月27日(土))に、「藤前干潟クリーン大作戦」と「あおなみウォーク」が開催されます。

どちらも藤前干潟を見て、感じて、学ぶことのできるイベントだと思います。

明日は天気も回復しそうです。気持ちの良いこの時期にぜひ、藤前干潟へ足をお運びください。

 

「藤前干潟クリーン大作戦」は、毎年春と秋の2回開催されており、今回で26回目の開催となります。

毎回約2,000人の方が参加する非常に大きな清掃活動イベントで、ごみを拾うことで藤前干潟、さらには伊勢湾流域の保全を目指す取組みです。

野鳥観察館のスタッフも実行委員会のメンバーとして協力しています。

一緒に藤前干潟のごみを拾って、藤前干潟や伊勢湾流域の環境について少し考えてみませんか?

参加方法等の詳細はこちらをご覧ください。→藤前干潟クリーン大作戦HP

 

また、同じく明日行われる「あおなみウォーク~稲永駅周辺をめぐり初夏の風を感じながら藤前干潟を目指すコース~」は、

あおなみ線の「稲永駅」を出発して、野鳥観察館と稲永ビジターセンターのある藤前干潟を目指すウォーキングイベントです。

ゴールの稲永ビジターセンターでは、「あおなみウォークコラボイベント」として、

 ・ダイゼン(渡り鳥)のペーパーキャップ作り
 ・愛知地球博記念公園の「もりの学舎」さんの出前ワークショップ(どんぐりのストラップ作りなど)
 ・藤前干潟と関わりのある周辺施設のパネル展示   など...

が行われます。ぜひ、こちらにもご参加ください。(もちろん、野鳥観察館にも野鳥観察をしに、お越しくださいね。)

 

ダイゼンのペーパーキャップ↓。ダイゼンは、野鳥観察館のマークにもなっているチドリの仲間です。

 

さて、今日は雨が上がったお昼過ぎに少しだけ干潟を見に行ってきました。

つい少し前までは、トウネンやキアシシギ、チュウシャクシギがすぐ近くで見られたのですが、もうほとんどが渡ってしまって寂しい限りです。

しかし、コチドリ2羽が護岸で餌をついばんでいるのを近くで観察できました。

 

また、捨石の上には、スズメの親子を発見↓。親(左)の後を巣立ち雛2羽(中央と右)が追いかけ、翼を震わせ、必死に餌をねだっていました。

親は石の表面についた餌を素早くついばみ、雛に何度も口移しで餌を与えていました。

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ552(467)、ダイサギ10(13)、コサギ3(5)、アオサギ5(10)、マガモ19(13)、カルガモ13(12)、ハシビロガモ0(1(♀))、ホシハジロ2(2)、スズガモ48(23)、ミサゴ3(4)、ハヤブサ1(0)、コチドリ2(2)、ダイゼン31(28)、オバシギ0(2)、キアシシギ1(1)、アオアシシギ2(0)、ソリハシシギ1(0)、オオソリハシシギ2(2)、ホウロクシギ1(2)、チュウシャクシギ19(21)、ウミネコ0(1)、コアジサシ1(1)

※カッコ内の数字は昨日のカウント数です。

明日の満潮時間 6時24分 潮位251cm
明日の干潮時間13時02分 潮位 -1cm

コメント
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