観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

コオリガモ再び

2017-04-13 21:07:45 | 春の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 6時48分 潮位233cm
今日の干潮時間13時08分 潮位 31cm

 

今日の午前中は昨日から一変、凪いでおり、非常に穏やかな気候でした。

そんな午前中に、野鳥観察に来館された団体を案内中、野鳥観察館前を通過していく見慣れない白っぽいカモを1羽みつけました。

何と、コオリガモでしたが、その直後、潜水してしまい、姿を見失いました・・・・・。

しかし、その後、ちょうどお昼頃に野鳥観察館前の庄内川の中ほどにできた干潟で休んでいるのを発見。

(↓右から2番目の目の周りとお腹が白っぽいカモがコオリガモです。)

 

しばらくは羽繕いをしたり、座り込んだりしていましたが、急に歩き出したと思ったら、こちら(護岸)に向かって飛んできました。

 

近くでよくよく観察すると、尾は長くないので残念ながらメスのようで、しかも若く、夏羽に移行中の個体と思われました。

その後、潜水を繰り返しながら、徐々に川下へと移動していきました。

 

コオリガモは藤前干潟周辺では、昨年11月半ば頃(2016年11月15日の日記)にも確認されています。このときは野鳥観察館のスタッフの記録上では初めての確認で、今回が2回目となりました。北海道では冬鳥として普通に見られるそうですが、この辺りで確認されるのは珍しい鳥です。

 

そして、今日も護岸のすぐそばで観察できたコアオアシシギ。今日は1羽しか確認できませんでした。黒い班がある羽根にほぼ生え変わって夏羽になっているようでした。→冬羽はこちら(1月31日の日記

干潟の泥の中から死んだ魚をみつけて食べていました。

この後も護岸を早足で歩きまわって、餌を探していました。

 

この近くでは、コサギも石の隙間の餌を探していました。このコサギもすっかり夏羽に変わっています。

最初にみつけたのは、カニ(恐らくタカノケフサイソガニ)。ごっくんと丸飲みしていました。この後は、小魚を捕まえている姿なども観察できました。

 

【名古屋市野鳥観察館からのお知らせ】

☆「愛鳥週間写真展」の展示作品募集中です(締切4月16日(日) あと3日!)。→詳細はこちら(PDF)

☆「愛鳥週間イベント2017」の参加者募集中です(イベント開催日5月13日(土)・5月14日(日))。→詳細はこちら(PDF)

☆「渡り鳥調査隊」の参加者募集中です(次回は4月22日(土)10:00~12:00)。→詳細はこちら(PDF)

☆4月29日(土)「藤前干潟生きものまつり(主催:NPO藤前干潟を守る会)」開催。場所は藤前活動センター。→詳細はこちら

☆5月27日(土)「藤前干潟クリーン大作戦」開催。→詳細はこちら

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ8、カンムリカイツブリ35、カワウ1,296、ダイサギ11、コサギ3、アオサギ12、マガモ12、カルガモ11、コガモ355、オカヨシガモ11、ヒドリガモ23、オナガガモ13、ハシビロガモ65、ホシハジロ6、キンクロハジロ390、スズガモ1,108、コオリガモ1、ミサゴ2、ハヤブサ1、コチドリ2、シロチドリ2、メダイチドリ1、コアオアシシギ1、イソシギ2、ホウロクシギ1、ユリカモメ539、セグロカモメ30、オオセグロカモメ2、カモメ51

 

明日の満潮時間 7時12分 潮位229cm
明日の干潮時間13時35分 潮位 33cm

コメント
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