柿ぴーのつれづれ日記

食べるの大好き,旅行大好き,お菓子作り大好きな柿ぴーの日記(-△ー)ノ

サヨウナラバ

2022年02月27日 | コンサート・観劇など
一昨日の13日、わ芝居 芝居×狂言『サヨウナラバ』のため大阪の山本能楽堂へ。



あらすじは玉造小劇店のHPからお借りして以下、
「昭和3年。天乃屋本家は旦那が不慮の事故死、頼みの番頭は病死、残ったのは跡取り娘のシズひとり。
「あんな病弱な娘には婿の来手がない。本家がこのまま潰れたら世間様に顔が立たん。」と、困っているは、分家筆頭の天乃屋新兵衛と親戚筆頭の春駒屋文左衛門。
せめて一代だけでも繋げれば、なんとか出来るかもしれない。病弱なシズが死んでしまったあとは生まれた子供ごと分家に吸収すればいい。
誰かシズに添わせられる都合のいい男はいないか?と、白羽の矢が立ったのが、分家の手代、伊助であった。
伊助は貧乏士族出身であったが、本家の大旦那に拾われた義理もあり断ることが出来ない。
「一代さんだけや、シズが死んだら後は暖簾分けして店も持たせたる。それまでお店で旦那として経験した方がお前にとってもええことやろう?」と、まるめこまれ、段飛ばしに天乃屋本家の旦那に就任してしまう。分家の計画は順調に思われたのだが…。
一転二転三転して、転がってゆく人々の運命は一体どこへ辿り着くのか…!!」

この「サヨウナラバ」は、本来なら2020年4月に上演されるはずだったけど、コロナにより中止となり今年ようやく上演が実現。同じストーリーで芝居バージョンの公演と狂言バージョンの公演があり、狂言は茂山千五郎家が担当。
本当は芝居の方も観たかったけど、時間もかかるし様子も分からないので、とりあえず今回は狂言バージョンだけを観る事にした。
しかしね~~、実際観たらね~、めちゃくちゃ面白かったのよ~ もうね、次回同じように芝居と狂言をやるなら、両方を2回ずつは観たいわ。
マジ最っ高に面白かった
脚本・演出はわかぎゑふさんという素敵な女性。こんなに面白い脚本・演出されるなんて、わかぎさん最っ高です もちろん役者さんがいての事ですからね。千五郎家の皆さんもやっぱり最高 わかぎさん当日は着物を着ておられ、とっても良く似合ってて大変素敵だった。

狂言は、服装やコメディ具合に現代の要素が加わってて、現代版狂言として、とってもとっても楽しめる物だったなんと千五郎さんがマリーアントワネットみたいな恰好で登場したのには、度肝を抜かれて笑い転げたわ だってドレスに盛り髪だったんだけど、ただ女装ってだけでなくて、盛り髪のてっぺんには金閣寺みたいな形の建物のオブジェが乗っかってて(実際マリーアントワネットの時代にも、盛り髪のてっぺんに船の模型を乗せたりとかあったらしいね)、もう見てるだけでめちゃ笑えるんですけど~www 
他にもS字フックがかんざしよろしく刺さってて、フックには匂い袋みたいなのがぶら下がってて(これは劇中にお金が入ってるという体で使われた)、見た目がめちゃくちゃ可笑しいw
いや~、千五郎さんの登場はインパクトあったわぁ(ぷっ)。てか、役者さん達、よく笑わずに出来るなぁ、さすがプロ。私だったら笑いをこらえて演技出来ないなぁw

狂言そのものは1時間程度だったけど(といっても狂言としては長いけど)、休憩をはさんで劇団員と狂言師によるワークショップがあった。これはお客さんが参加とかじゃなくて、狂言師が劇団員に狂言を教え、そして反対に劇団員が狂言師に芝居を教えるというもの。
これもめちゃくちゃ面白くて、最高だった。

この「わ芝居」、ちょいちょいして欲しいなぁ。前やったのも又やってくれないかなぁ。マジでめちゃくちゃ面白かったんだけど。

山本能楽堂は小ぶりで舞台が近いので、たとえ一番後ろの席や2階席だったとしても良く見えると思う。それに靴を脱いで上がる方式で、なんと床暖房だった。これは寒い時には有難いね。それに靴脱ぐから、荷物が気兼ねなく下に置けるし

とにかく、「わ芝居」第3弾絶賛希望です
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小林研一郎 炎のタクト!ベートーヴェン! ~コバケン&亜矢乃&大阪フィル、不滅の楽聖に挑む!~

2022年02月26日 | コンサート・観劇など
『小林研一郎 炎のタクト!ベートーヴェン! ~コバケン&亜矢乃&大阪フィル、不滅の楽聖に挑む!~』のため大阪のザ・シンフォニーホールへ。



コバケンさんを聴くのは久しぶり
そして小林亜矢乃さんの演奏を聴くのは初めてだけど、軽快で華やかな出だしに気分が盛り上がった。

だったんだけど、休憩後の後半も合わせ全体を通して、1~2割程度しかまともに聴けなかった
なぜかと言うと、ここんとこずっとウクライナの事が頭にあって、私がどうこう思ったところでどうにかなるものではないんだけど、どうしても考えてしまって、、、なので演奏はほぼバックミュージックと化してた

せっかくチケット代と交通費で約1万円だして大阪まで来たのに。家からの移動含めほぼ1日がかりの時間かけてのコンサートなのに、という気持ちになったけど、まぁ仕方ない

それでも今回はサイドバルコニーの最前列の席で、オケの方もコバケンさんの表情や仕草も良く見えたので、時折発見を楽しむ事が出来た。
コバケンさんがちょいちょい「オッケー」ってやるのや、交響曲第7番の第2楽章の初めの方では、ものすごく切ない表情で指揮してたりとか。コバケンさんの指揮によって音が作られてるんだなぁというのが、とてもよく分かった。
コバケンさんは、ほんと素敵な方だなぁと、ますますファンになってしまった

ほとんどまともに演奏を聴けなかったのは大変残念だったけど、その分すべての気持ちを込めてアンコールは楽しめたもちろんそれはコバケンさんとオケの方のおかげ。後半に演奏した交響曲第7番の最後の1分程度を演奏して下さったんだけど、コバケンさん、さっきまでにこやかな表情だったのに、アンコールのために指揮台に上がったとたんに「クワッ」って感じで雰囲気が一変 なもんで私も一気にアンコールにのめり込めたのよね 演奏も最高 良かったー1分程度とはいえ、めちゃ感動したわ終わりよければ全て良し。

そういや今回コバケンさんはじめオケの方全員が、正面だけじゃなくて左右やP席にもお辞儀してらした。そして更に、左右のバルコニー席やP席にも向けて手を振って応えられたり。これにはジ~ンときちゃったなぁ。

今度は何の憂いもなく演奏を聴けますように。。。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぎゃ~!間違えたっ!

2022年02月25日 | 家ごはん
最近、朝昼兼用的な感じで食事する事が多い。
大した物は食べないんだけど、アジフライ+日本酒(ぬる燗)がお気に入り



大好きなお店『昇一楼』で出て来た1合徳利が気に入り、作家さんを紹介してもらい買い求めたので、それを使いたいというのもあるし。
写真の徳利がそれ。手の中にすっぽり入るくらいの、かわいいサイズなのです。
黒備前といって、2度焼きしてて珍しいと伺い、これに決めました。使っているうちにツヤが出てくるみたいなので、それも楽しみです。

作られたのは末廣学さんという作家さんで、大変素敵な方でした。くつろぎ過ぎてつい、どうでもいい話をべらべらしゃべってしまったくらい、温かい雰囲気の方でございました。
工房の棚にはこの徳利のほかにも普段使い出来る食器がたくさんあって、須恵器(備前焼の前身。備前焼だけでなく越前焼、信楽焼、瀬戸焼、丹波焼、常滑焼などに発展してます)のお皿や備前焼で瓢箪の形をした徳利やら、他にも色々と欲しかったなぁ。

そして私は2.3日前にもこのアジフライメニューを楽しむために、徳利の半分ほど日本酒を入れて燗をしたのですが、おかずが他にもあったので、「やっぱ1合にしよ」とお酒を継ぎ足して燗し直したんですね
が、一升瓶を所定の位置に戻した時、ふと瓶に目をやると「あれ?焼酎だっ」。がーーん、日本酒と間違えて焼酎を足してしまったっ
まぁ仕方ないので、日本酒と焼酎のミックスぬる燗を飲んだけど、日本酒の味も香りもまったくせず、完全に焼酎でした(^^;)でもアジフライには合ったから良かったけど。次からは気を付けよ。。。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

接種券届いたけど

2022年02月24日 | 日々の出来事
今日、3回目のワクチン接種案内が来ました。しかしすぐ電話したにもかかわらず、最速で3/19~だった、、、

来月に入ると土日はほぼコンサートに出かけるので、出来れば月~水あたりがいいのよね。という訳で、一応3月下旬の火曜日に予約取りました。
ちなみに3回目も前回同様ファイザーとの事。

接種までに約1か月もあったらコロナの状況も相当変わりそうだけど、それでも“もう収束しましたぁ~”には遠そうだから、ワクチン接種はしとくに越した事ないですね。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桂まん我ひとり会

2022年02月19日 | コンサート・観劇など
『桂まん我ひとり会』のため岡山シンフォニーホールへ。



まずは月亭秀都さんのお話。芸歴7年とおっしゃってた。
お年よりにも良く聞こえるであろ、通る声でした。

秀都さんのあとは、いよいよまん我さん。

お話は「上燗(“じょうかん”とおっしゃったが上燗屋?)」「饅頭怖い」「しじみ売り」の3本。話の途中でオチが分かる事が多かったけど、それでも笑えたり“しんみり”したりするのは、まん我さんの力ですね。

「上燗」の前のお話で、笑って涙出た あれ、ほんとにあった話なんかなぁ。
居酒屋で日本酒を「燗」でと注文したら「うちは瓶しかないんです」って(笑)オチは途中で分かったけど、でも可笑しかった。

「しじみ売り」は、しんみりとしたお話だった。驚きだったのが、ほんのちょっとしゃべっただけで子供だと言わなくても、「あ、これは子供がしゃべってるんだな」と分かった事。どういう技術なんだろ 女性役だと仕草で見ててはっきり分かるし、する方もやり易いだろうけど。

しかしわざわざ岡山まで来て下さったのに、会場の人数は少な目だったみたいでもったいないなぁ。
これに懲りないで又来ていただきたい。次回は私は何人か連れて行きます
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

熱狂コンチェルト2022 哀愁のラフマニノフ 3大名曲選!!

2022年02月13日 | コンサート・観劇など
『熱狂コンチェルト2022哀愁のラフマニノフ 3大名曲選!!』のため大阪のザ・シンフォニーホールへ。



コロナ対策だけじゃなく雨のせいもあるのか、入場にかなり時間がかかった。私は30分前くらいに会場に着いたけどホールに入れたのは開演数分前だったそれでも私の後ろにもたーーくさんの人がまだ並んでたので、開演は遅れたのかな(時計は見なかったけど)。

ラフマニノフだけのコンチェルトが、こんなにまとめて聴けるってなかなか無いよね。嬉しーっそれに指揮者は三ツ橋さんだし、聴いてみたいソリストばっかだし

初めて聴いた関本さんの演奏は、そつがないというか、安定って感じ。
すごいなぁ。
今度は他の作曲家のコンチェルトやリサイタルが聴きたいな。

関本さんの後は20分の休憩を挟んで角野さん。今とても人気があるよね。
私は「YouTubeでさらっとかっこいい事やっちゃう、しゅっとしてイケメンの今時の若者だよね。」くらいの印象しか持ってなかったのよね。でも彼が一番初めの音を弾いた時「あら、いいわ」と気持ちが変わった。
あんなに細いのに迫力ある低音、そして音も良く響いて気持ちいい。オケにも負けてなかった。ラフマニノフというよりショパンっぽい感じがしたけど、彼のコンチェルトは機会があったら又聴いてみたい。
弾き終わったあと、熱狂的ファン(特におば様方)の拍手が凄かったなぁ。

それにしても面白いね。
関本さんと角野さんは同じピアノを使ったのに、音の響き方や印象が「こんなにも違うのか」というくらい違ってたもちろん曲が違うのもあるだろうけど。
今回のコンサートは、そういうのも楽しめた

そして最後は上原さん。上原さんには先の2人とは別のピアノが用意された(どっちもスタインウェイに見えたけど、どうなんだろ)。
私は彼女の演奏が大好き。にもかかわらず生で聴くのはこれでやっと2度目。なのでとても楽しみにしてた
演奏はやっぱり良かったわぁ 
出だしは分散和音で、他にも分けて弾いてる部分があったように感じた。私はいっぺんに弾くパターンの方が好きなんだけど、でもそれはどうでもいい事だったんだなと、彼女の演奏を聴いて思った。
重厚感のある低音、艶のある音、ロシアを感じる深みのある演奏。もう聴き入るしかない。最高っ
上演奏中の原さんは常にオケの方を向いて、息を合わせながら演奏してる感じだった。自分が弾いてない時は、脱力してオケの音に身を任せるようにユラユラしていた。
はあ~っ 良かったなぁ。。。又聴きたいなぁ
と思ったらリサイタルのチラシが入ってるじゃないですか本日さっそく買いましたよっ

コンサート終演後は拍手が凄かったソリストの皆さんも何度も呼び戻されて。コンサートのタイトル通り、皆が熱狂したコンサートだったね。とっても充実の時間だった

そのまま気持ち良く帰りたかったけど、JRのダイヤが乱れて結局帰りは夜になった、、、なんでも電車の異音、線路内の異物、動物との接触と、3つの事が一度に起きたらしい。
アナウンスも「情報が錯綜してます​​​​​​​」と、かなりな混乱ぶりが伺えた。しかも乗るはずの電車が突然なくなったり(別方面に振り分けられた)。それでも1時間程度の遅れで帰れたのは、さすが日本と思うわ。初めは15分遅れるとアナウンスで誤っておられたが、15分遅れなんて通常運転の範疇っていう国、いくらでもあるよね。何はともあれ、帰れて良かった。。。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あ゛~~~

2022年02月11日 | 日々の出来事
今日、今年度の読響大阪定期演奏会(会員券)の発売日だった。



昨年は会員じゃなかったため希望の席が買えなかったが、今年は会員
あらかじめWEBで買える様に登録も済ませ、い・ざ ドキドキドキ、、、、
「?」お客様の会員種別ではこの席は買えません、と出る え、何?何で???何回かやり直しても同じえ?何故に??ちょっと電話で尋ねてみよう。が、繋がらなーーーい
え?マジどゆこと?

慌ててちょっと調べてみる。。。。
あらかじめ会員番号と個人情報を登録した人が買えるとな、ふむふむ。私、会員番号なんて入力したっけ???
マイページから見ても、そんなのどこにもない。え?番号を入力してないって事?追加で出来ないの?やってみようとするも出来ないっぽい。
えーーーい、仕方ない、最初から登録し直し わーー、パスワードが同じの使えないっ。慌てて前の登録を取り消し、同じパスワードで登録。

登録は出来たけど買おうと思ってた席は、そりゃもうないよね
ま、仕方ないか
少なくとも一番早い段階で買えた訳だし、読響だと最悪どこで聴いても良いだろうし。
私は登録の段階で、会員云々じゃない単なるWEB会員として登録してたみたいだけど、「これでOK」と何の疑問も持ってなかったよ、、、

夜の公演は帰りが厳しいけど、年に3回だけなので何とか頑張ってみよう。。。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ランチ

2022年02月09日 | ランチ
1か月が経つのは早いなぁ。
もう恒例のランチの日。

狐の顔がかいい~


奥は胡麻豆腐に蕗味噌。




鯛だったかな、とヨコワ。上の乗ってるのは大根+山芋おろし。雪が降ってるみたいな柄のこの器、大好きです。






奥はナマコ。








黒糖の甘さが程よいお菓子。






来月も楽しみにしてます
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

辻井伸行 日本ツアー

2022年02月06日 | コンサート・観劇など
今日、『辻井伸行 日本ツアー』のため大阪のザ・シンフォニーホールへ。



このチケット、実は初め私は買えなかった。発売日を前日までしっかり覚えてたにも関わらず、何故か当日になってコロッと忘れるという失態をしてしまったのだ 前の日の寝る時まで、どうやって買おうかと戦略まで立ててたのにっ。気付いて慌てて買おうとした時には、当然残席はなくなってたのでした
しかしオミクロンの感染拡大による影響でのキャンセルが出たんだろうか、公演1週間くらい前に発売元をみると、なんと何席かまとまって売り出されてた。それでも2.3日買おうかどうしようか悩み、その間「ぴあ」の残席はどんどんなくなっていった。その後ホールのHPを見ると、こちらも残席が出てたので、そちらで購入した。
後ろ目の席だったけど、2階席はかぶらない場所だったので良しとしよう。

何で悩んだかというと、ショパンのピアノソナタ第3番がどうも私には難解でね。あくまで私にとってはだけど、分かり易く盛り上がったり感動したりが出来にくいのよね。でもブロ友さんが絶賛してた事もあって、取敢えず行って聴いてみようと思った。

それからというもの公演に行くまでに、このショパンのピアノソナタを色んな方の演奏を聴いたりネットで解説を読んだりしたけれども、やっぱりさっぱり分からないし盛り上がれない。
ネットではこの曲を「円熟期の傑作の中でも頂点をなすものの一つ」なーんて書かれてたりするんだけど、やっぱ私にはレベルが高すぎる。全く理解出来ない。主題だの展開部だの対位法だの言われても分からないし、あまり興味も湧かないというのもあるんだけど、「こういう光景」というような解説を読みながら演奏を聴いてみても、、うーん、、、だった。

まぁ、でも、とにかく聴こう、と公演に臨んだ。

ホールに入ると、やはりコロナの影響だろう、所々空席があった。それでも9割程度埋まってたのは辻井さんの力だね。

さて、前置きが長くなったけど、最初のドビュッシー。
なんか不思議な曲だなーと、私にはわかりづらい曲だったけど、辻井さんの音に聴き入った。なんというか今まで聴いたどの辻井さんの音色とも違ってて、大人色が濃い感じに聴こえた。ややまったりしたような雰囲気というか。力強くも落ち着いた演奏。
また新しい辻井さんを見る事が出来たね。
今回はショパンの予習しかできなかったので普通に演奏に聴き入ったけど、私にはそれで良し。

そして次のくるみ割り人形。
今回この曲が一番聴きたかった。一番分かり易そうだったし、辻井さんのインスタ動画で興味が湧いてたから
さっきのドビュッシーも結構超絶技巧に思えたけど、この「くるみ割り人形」は又、、、これ、10本の指で弾く?普通。辻井さん弾いてるけど、どう考えても腕が3本あるとしか思えん 超絶技巧すぎる
もうねぇ、聴いた事のある曲もない曲も、どれも迫力満点過ぎ
個人的には、辻井さんのインスタでチラッと聴いて興味があった「アンダンテマエストーソ」がすごく綺麗で震えた 壮大かつ華やかで、そして美しくて。あれ、又聴きたいなぁ。
「くるも割り人形」のバレエは観た事ないんだけど、どういう場面で使われてるんだろう。私はモルディブの広大な海に沈む美しい夕日、そんな光景を想い描きながら聴きましたよ。とにかく「大自然」って感じ!

この「くるみ割り人形」は、辻井さん、めちゃ熱演だったんだろうな。たびたび弾き終わったあと両手をバッとあげて「フィニッシュ!」のポーズしてた。聴いててこっちもググッと気持ちが前のめりになるような、超絶技巧のオンパレード&迫力の演奏だったもんね。

辻井さんはお辞儀したあとも「やったぞっ!」って感じの満面の笑顔だったし。
ただ、聴いてる皆さん行儀がいいから、前半が終わった後は辻井さんが袖にはける時拍手して、そのまま休憩に入ったのね。ブロ友さんも書かれてたけど、私もそれがちょっと残念な気がした。もう1回か2回は拍手で辻井さんを呼び戻して称えてもいいように思ったんだけどなぁ。皆さん大人しくてらっしゃって。。。

その後休憩を挟んでショパン。

「舟歌」は好き 分かり易いし綺麗だし(笑)。そして心なしか公演前半よりも、音が気持ち良く「すっ」と自分の所のまで届いて来るような気がしたんだけど、これは気のせいなのかしらん。自分にとって聴きなじみがあるから、そう感じたのかな。とにかく辻井さんの演奏は、ほんとにもう堂々たるもんだね。落ち着いたしっかりとした演奏。そして美しい

「舟歌」のあと(私にとっては)懸案のショパンのピアノソナタ第3番。
あれこれ考える頭も気持ちもないので、「とにかく聴こ」という気持ちでいた。
何かの本で、この曲は出だしの指運びがとても難しくて滑りそうになると読んだ事がある。辻井さんもショパンコンクールでこの曲を弾いた時、出だしの部分を何回もエアで確認してから弾いてたのを動画で見た事がある。今日も私の席から辻井さんの手元は見えなかったけど、冒頭の指運びを確認していたように見えた。
演奏が始まってからは、圧巻というか あの懸念は何だったのだろうというくらい、辻井ワールドに呑み込まれてしまった。展開部がどうとかさっぱり分からないし、何がどう凄いとか上手く言えないけど、とにかく辻井さんの演奏に引き込まれた。
私だけじゃない、実は斜め前のガキ女の子と母親?姉?の2人連れが、演奏中会話したりととってもウザかったのだが、この曲が始まってからは少なくとも年上の女性は微動だにせず聴いていた。
ほんとに、この公演に来る前の苦手意識は何だったのだろう?第1楽章を聴いてる段階で既に、今日はこの演奏が聴けて来た甲斐があったと思った。なんて華麗でドラマチックで美しいのだろうと、ただただ聴き入った。
これは是非CDにして欲しい。
途中隣や斜め前が気になり、ちょっと集中して聴けなかったが、大満足なものとなった

辻井さんも、お辞儀のあと大満足な笑顔
当然拍手は鳴りやまず、いったん引っ込んだ辻井さんが再登場。もう一度引っ込むかと思ったらすぐスタッフの方が去って行き、あっさりアンコール
◆「ワーグナー/リスト編曲:エルザの大聖堂への行列」
きゃ~、生で聴くの初めて~ う、美しい
拍手だ、拍手!大拍手よっ。

そして再び登場した辻井さん。トークは無いと思ってたけど、いつものように「いかがでしたか?」と 良かったですよ 拍手に応えてとアンコール
◆ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
おーっ、聴いた事ある曲。しっとり行くのね。

終わって鳴り止まない拍手にまたまた辻井さん登場。
お辞儀のあとピアノの蓋閉めちゃうかなと思ってたけど閉めないぞ。アンコール3回目っ
◆チャイコフスキー:『くるみ割り人形』より“花のワルツ”
きゃ~~っ、いいねっ、これ なんか盛り上がるーっ ウキウキしてくるわーっ

それでも拍手は鳴りやまないよね、うん。でもさすがにもう、だよね。
あれ?でもピアノの蓋閉めないのね。
っとーーー、4回目のアンコール、きたーーっ
◆ショパン:エチュードop.25-12「大洋」
いきなり始まったので何かの曲を途中から弾いたの?と思ったけど、こういう曲なのね。か、かっこいい。
って、あれだけ超絶技巧の曲弾きまくって、さらに最後これって、辻井さん体力凄いな
いやー、素晴らしいです やんややんや
ここで辻井さんもピアノの蓋を閉めておしまい

アンコールになるとお客さんのノリノリ具合が増した気がするけど、4曲演奏しちゃったのは辻井さんもかなり興に乗ってたのかな?ピアノの蓋閉めて袖にはける途中、辻井さん、ほんの一瞬だけ足を止めて、客席に向かって「にこっ」っと超満面の笑みを向けてた

やっぱこうじゃなきゃ。オンラインはそれの良さがあるし助かるけど、やっぱり渾身の演奏をした人には降るような拍手を浴びて欲しい。

辻井さん、たくさんの感動をありがとう 
時々ウルッとなったけど、前の方の席だったらもっとウルウルになってただろうなぁ。

今回演奏した曲、又辻井さんの演奏で聴く機会あるかなぁ。たまには聴きたいなぁ。何年か後でもいいから聴けますように。

ところで公演とは関係ないんだけど、コンサートって当然色んな人が来てるよね。少し物音立てるくらいは寛容に受け入れた方がいいのかなぁ。
私はこの日とっても寒かったからダウンコートを着て行きたかったんだけど、生地がシャカシャカ音がするやつだったからウールのコートにしたのね。でも会場にはシャカシャカなダウンコートで来てる人が結構居て。だけど最近クロークに預かって貰えないでしょ。だから皆さん膝の上に抱えたり背中の後ろに敷いたりしてるけど、動いたらシャカシャカいうよね。。。
かくいう私の隣の親子連れ(小3・4くらいの男の子と父親)もそうで、ユニクロのウルトラライトダウンみたいなのを着てたのね。演奏中は膝の上に置いてたけど、演奏途中で男の子が落として、それをお父さんが拾って自分の膝の上にまとめて持って、シャカシャカやっちゃったんだよね(そして、それだけじゃなかったんだけどね)。でも着て来る方達って、そうゆうの気にしないもんなんですかね? 
まぁ、派手に音立ててる訳じゃないので、そのくらいは許容範囲なんですかね。もう少し寛容になった方がいいんだろうか?というか自分の精神衛生上、寛容になれればなぁとは思うけど。。。ムズい。。。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ん~、何とかして欲しい

2022年02月05日 | 日々の出来事
私の住んでる市は、ゴミの分別が結構細かい。かと言ってもプラスチックでも燃えるゴミに入れてる人は多いし、そこらへん分けてないからってチェックや罰金がある訳じゃないんだけどね。

そこでね、こういうの↓、どうにかして欲しいのよね。



巻き寿司の入ってたプラスチックのパック。プラゴミにいれるためにシールを剥がしてたんだけど、綺麗に剥がれないのよ。最近ではどの企業も世間の風潮に習ってエコだのSDGsだの言ってるけど、言うだけじゃなくてマジこういうのをちゃんとして欲しいわ。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする