kaeruのつぶやき

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IUU漁業と『資本論』

2022-09-26 20:04:24 | kaeruの『資本論』

夕食に刺身が出ていましたからIUU漁業であり、昼間 “新版 資本論を学ぶ” を見ていましたのでこのタイトルになりました。

IUU漁業については、

知っていますか?「IUU漁業」が世界中で問題に。【3分で解説!】 - クローズアップ現代

知っていますか?「IUU漁業」が世界中で問題に。【3分で解説!】 - クローズアップ現代

世界的な問題になっているIUU漁業。世界第3位の水産物輸入大国の日本にとっても他人事ではありません。IUU漁業について解説します。

クローズアップ現代 - NHK

 

海上での奴隷労働の実態が告発されています、そういう労働の「実績」であるマグロが日本の市場に出回っているだろう、との話でした。この「クローズアップ現代」をご覧下さい。

そして、「資本論」の方は、石川先生の講座のなかの、

経過時間で「56:55」で紹介している『資本論』のなかの過労死の話です、

『資本論』ではこのページです、

一八六三年六月の最後の週、ロンドンのすべての日刊新聞は「単なる働き過ぎからの死”」という「〝センセーショナル〟」な見出しをつけた記事を掲載した。話題になったのは、非常に声望のある宮廷用婦人服仕立所で仕事をしていて、エリーズという感じのよい名前の婦人に搾取されていたメアリ・アン・ウォークリーという二〇歳の婦人服仕立女性工の死亡のことであった。 しばしば語られた古い物語が、いままた新たに発見されたのであって、これらの娘たちは平均して一六時間半、しかも社交シーズンには、彼女たちの「労働力」が思うように動かなくなると、ときおりシェリー酒やポートワインやコーヒーを与えて動くようにしておかれることによって、しばしば三〇時間も休みなしに労働するのである。ところで、時はまさに社交シーズンの最中であった。新たに外国からやって来たイギリス皇太子妃〔のちのエドワード七世と結婚したデンマーク王女アレクサンドラ〕の祝賀舞踏会用の貴婦人たちの豪華なドレスをあっと言う間に仕上げるという魔法が必要であった。メアリー・アン・ウォクリーは、他の六〇人の娘たちと一緒に、必要な空気容積のほとんど 13 もない一室に三〇人ずつとなって、二六時間半も休みなく労働し、 他方、夜は、一つの寝室をさまざまな板の仕切りで仕切った息詰まる穴の一つのなかで、一つのベッドに二人ずつで寝た。 しかもこれは、ロンドンの婦人服仕立屋のなかでは比較的よい方であった。メアリー・アン・ウォークリーは金曜日に病気になり、エリーズ夫人のおどろいたことには、そのまえに縫いかけの婦人服の最後の仕上げさえもせずに、日曜日に亡くなった。あまりにも遅く死の床に呼ばれた医師キーズ氏は、「検死陪審員」の前で、率直に証言した――「メアリー・アン・ウォークリーは過密な作業室における長時間労働と、狭すぎる換気不良の寝室とのために死んだ」と。これにたいして、「〝検死陪審員〟」は、この医師に礼儀作法について教えをたれるために、 〔評決のなかで〕 次のように言明した――「死亡者は脳卒中で死んだのであるが、彼女の死が過密な作業場における過度労働などによって早められたものと懸念される理由がある」と。わが「白人奴隷は」と自由貿易主義者諸公コブデンおよびブライトの機関紙『モーニング・スター』は叫んだ、 「わが白人奴隷は墓場に入りゆくまでこき使われ、ひっそりとなえ果てて死にゆく」と。

コメント (2)
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