kaeruのつぶやき

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薩摩の先見性への期待。

2017-10-08 14:48:07 | 「てんがらもんラジオ」

「てんがらもんラジオ」第289回の5日は前日から風邪で寝込んでいて、目が覚めたのが午後でした。

向井さんの旅の話は? と村永さんのブログを見ると「薩摩川内市の大綱引き」でした。ブログは、

http://blog.goo.ne.jp/tengaramonn/e/f5ff7e865e8d09abdfe83807ed28c070

そこの一枚をお借りしました。

  「川内大綱引き」とは「だん木祭り」という神事に関わるものと知りネットで見た幾つかの動画に、目を奪われてしまいました。3000人の男衆が紅白に分かれて争う熱気に元気をもらい、風邪気味ながらこうしてつぶやけるようになったのです。

   「大綱引き」は毎年秋分の日の前日におこなわれるのですから、9月21か22日です。ネットで大綱引きの動画を見ていて9月1日から3日までの富山県八尾の「おはら風の盆」が浮かんできました。「喧嘩祭り」ともいわれた男同士の体力を尽くした闘争劇と、哀調を込めた北陸の初秋の三日間がどこで繋がっているのか、人の生き様が動と静の交差であるという実態に思いが繋がったのでしょう。

   機会がつくれたらある年の9月、上旬を「おはら風の盆」にあて下旬を薩摩川内市で「大綱引き」に魅せられ人生の動と静を振り返る、こんな時間を持てたら最高の贅沢と言えると思えるのです。

   でも、という声が聞こえてきます。以前に妻に「おはら風の盆」に行くか、と冗談半分で言ったら、あそこは原発銀座じゃないの、と。いや原発銀座は福井県だ、富山県にはと言って地図を見たら石川県に志賀原発があって、話はなんとなくたち消えになってしまったのですが、改めて地図を見てみます。

   こう見ると行って行ってみたくなります。

   原発の件では八尾は良いでしょう、志賀原発とはかなり離れていて現在は運転停止中、それにこの地方は地震がない。

南の鹿児島県薩摩は、

こうなると薩摩川内が心配です、八尾には夫婦で川内へは一人でとはいきません。

   そこで頼れるのはこの地域の歴史です、

   関ヶ原の戦いの1600年を一年目とすれば、この綱引きが天下分け目に向けて、薩摩藩が藩政百年の計のもとにはじめたに違いありません。それは薩摩藩の郷中教育と時期を同じにしていることからも、頷けます。藩政百年の計は青少年の育成にあり、と方向性を明確にした先見性を現代の国政・県政・市政に及ぼして欲しいのです。

   21世紀は平成から現在新しい時代区分を前にしています。この節目の時期に100年200年、いや桜島の息の長い活動期に相応しい長期の安全優先の地域づくりの方向性を持って欲しい、桜島の大正大噴火からわずか百年余りしか経っていないのです。

   鹿児島方面の地震情報を耳に目にする度に、川内原発は? と気をやむ者の一人としても切にそれを願っています。