山浦清美のお気楽トーク

省エネ、農業、飛行機、ボウリングのことなどテーマ限定なしのお気楽トークができればと思っております。

兼業農家は是か非か?

2011-08-20 | 農業

 兼業農家は諸悪の根源といわれております。そんなに兼業農家って旨味があるのでしょうか?

 私の考えは「農業ことはじめ(9)-兼業農家について」で述べております。タイトルのように是か非かという議論は、何となく不毛な気がします。もっと多様性を認めて良いのではないでしょうか?

 日本の国土は農耕に向くところばかりではありません。むしろ少ないくらいです。農耕に便利な土地は、商業用地としても工業用地としても、あるいは住宅用地としても利便性が高いといえます。勢い農地は辺鄙な処に追いやられてしまいます。強制的に追いやられなくても土地代が高くなり、課税が強化され、手放さざるを得なくなってしまいます。

 付加価値の高い土地では、生産性の高い産業でなければならないという、経済合理性が追求されます。あたかも生産性の低い農業は不便なところでやるのが当然だと言われているかのようです。

 山間部に行くと、よくぞこんなところに田んぼがあるなと感心するほどの処があります。石を積み、水路を築きと重機の無い時代、並大抵の労力ではなかろうと容易に想像がつきます。そのような田畑は今や風前の灯火です。

 色々議論することは大切なことですが、評論家やマスコミの方々はもっと現実を知っていただきたいと思います。都会生活しか知らない方々の一方的な議論は、恐らく国を危うくするでしょう。実際の農業の姿を見て、体験して、地に足が着いた議論を望みます。

 無意味な議論はさておき、百姓体験でもしてみませんか?

 百の議論より、一つの体験です。人生観が変わるかも?


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