山浦清美のお気楽トーク

省エネ、農業、飛行機、ボウリングのことなどテーマ限定なしのお気楽トークができればと思っております。

省エネ屋のつぶやき(10)-省エネ・節電ビジネス新規参入編

2011-11-01 | 省エネ
 現在あるいは今後、省エネや節電ビジネスに新規参入しようとする方々がますます増加するのではないかと思っております。それは原発事故後に省エネ・節電に対する機運が盛り上がっており、これに乗じて省エネ・節電ビジネスに新規参入してみたいと考えるのも、この不況の中無理からぬことと思います。

 しかしながら、素人がおいそれと参入できる業界でないことは、縷々書いてきた通りです。予備知識なしに参入しようものならば、たちまち悪徳業者の餌食となってしまうことでしょう。悪徳業者の犠牲者は、なにも一般ユーザーだけではありません。新規参入者も犠牲となることも往々にしてあります。更に性質が悪いのは、悪の拡大再生産に手を貸してしまうことになることです。

 新規参入のスタンスとして、メーカーとして新たな製品を開発して販売するということならば、その製品がチャント機能するものであれば特段問題はありません。但し、売り方によったら悪徳の道に入り込む可能性はありますが・・・。

 新規参入するに当たって、一般的には販売を手がけようとするのではないでしょうか。例えば、代理店募集などに応募するとかするのでしょう。この場合、商材が何であるかが決定的に重要になります。とかくトラブルの多い商材には、絶対に手を出してはいけません。悪徳の道一直線になってしまいます。

 多額の保証金を積まされたり、一定数量以上の商品の引取りを要求されることもあります。これも余程のことがない限り、止めておいた方が無難です。これだけが目的であったりする業者もいます。入金を確認したらドロンなどといったこともあります。そうでない場合でも、そう簡単に売れるものではありません。大枚叩いて仕入れた商品です。在庫の山ではたちまち資金繰りに窮します。最初は真っ当に営業しようと思っていたにしても背に腹は変えられません。これまた悪徳の道に入り込む原因です。

 このように悪徳の道に入るきっかけは様々です。自分は真摯に取組んでいるつもりでも、知らず知らずの内に悪徳に手を貸していることがあります。これが一番始末におえません。信じきっているがゆえに被害もまた大きなものになってしまいます。

 悪徳の道に迷い込まないようにするには、事前に業界のことに詳しい第三者に相談することしかありません。悪徳の道に踏み込んでからの後戻りは、限りなく不可能に近いものになってしまいます。

 今後も折りに触れて警鐘を鳴らし続けて行きたいと思っております。

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