エラリー・クイーン著、飯城勇三訳『間違いの悲劇』
エラリー・クイーンの本はこれで2冊目。
従兄弟同士のフレデリック・ダネイとマンフレッド・リーによるエラリー・クイーン名の
短編集。
最初の『ミッシング・リンク』は幼なじみの司書と副保安官のほのぼのした
恋愛プラス犯罪プラス謎の話で、二人にやきもきしつつ、事件の結末に
「ほえ~!」となりました。恋愛風味があっていいな、と思ったけど、なっかなか
進展しないのよ、この二人(笑)。
あとの短編は、なんとエラリー・クイーンが作中に登場しまして、
ダイイングメッセージから犯人を推理する、という話です。
たまに作者自身が登場する作品ってありますよね。
それはさておき、目の前で毒入り(とは知らずに)お酒を飲んでしまった人に、
キミにこんなことをするような人間に心当たりはあるか、みたいなことを
エラリーが訊くのですが。死にかけている人に訊くのですが。
おーい、まずは助けようとしようよ?
それとも、あ、もう手遅れだから、犯人の手がかりになりそうなことを訊いておこう、と
思ったんだろうか。別の作品でも、「おーい、助けようとしようよ」とツッコミを入れてしまった。
いや、もう手遅れなのかな。
『オーストラリアから来たおじさん』の犯人はすぐにわかったな~。
アルセーヌ・ルパンシリーズでも、Hの発音がうんちゃら~って下りはあったことを思い出しました。
『トナカイの手がかり』
あ、そうやって隠す手もあるよね。うん。という感じ。
あとは「パズルクラブ」というエラリーも参加している謎解きクラブの謎の話もあります。
順番で解答者になるわけですが、全部エラリーが解答者で、他のメンバーが全員で
考えた謎を出題する、というもの。
最後の作品は、未完だったのか、なんだか小説と言うより、プロットに肉付けしたような
作品でした。あとがきによると、リーの死去、ダネイの死去により、小説化が実現せず、
ダネイが執筆した梗概のまま掲載されているとのことでした。でも、ひねりの利いた
ストーリーですが、最後の犯人の言わんとするところがよくわからない。
う~ん、わからない。
エラリー・クイーンの本はこれで2冊目。
従兄弟同士のフレデリック・ダネイとマンフレッド・リーによるエラリー・クイーン名の
短編集。
最初の『ミッシング・リンク』は幼なじみの司書と副保安官のほのぼのした
恋愛プラス犯罪プラス謎の話で、二人にやきもきしつつ、事件の結末に
「ほえ~!」となりました。恋愛風味があっていいな、と思ったけど、なっかなか
進展しないのよ、この二人(笑)。
あとの短編は、なんとエラリー・クイーンが作中に登場しまして、
ダイイングメッセージから犯人を推理する、という話です。
たまに作者自身が登場する作品ってありますよね。
それはさておき、目の前で毒入り(とは知らずに)お酒を飲んでしまった人に、
キミにこんなことをするような人間に心当たりはあるか、みたいなことを
エラリーが訊くのですが。死にかけている人に訊くのですが。
おーい、まずは助けようとしようよ?
それとも、あ、もう手遅れだから、犯人の手がかりになりそうなことを訊いておこう、と
思ったんだろうか。別の作品でも、「おーい、助けようとしようよ」とツッコミを入れてしまった。
いや、もう手遅れなのかな。
『オーストラリアから来たおじさん』の犯人はすぐにわかったな~。
アルセーヌ・ルパンシリーズでも、Hの発音がうんちゃら~って下りはあったことを思い出しました。
『トナカイの手がかり』
あ、そうやって隠す手もあるよね。うん。という感じ。
あとは「パズルクラブ」というエラリーも参加している謎解きクラブの謎の話もあります。
順番で解答者になるわけですが、全部エラリーが解答者で、他のメンバーが全員で
考えた謎を出題する、というもの。
最後の作品は、未完だったのか、なんだか小説と言うより、プロットに肉付けしたような
作品でした。あとがきによると、リーの死去、ダネイの死去により、小説化が実現せず、
ダネイが執筆した梗概のまま掲載されているとのことでした。でも、ひねりの利いた
ストーリーですが、最後の犯人の言わんとするところがよくわからない。
う~ん、わからない。