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映画「おくりびと」感想。

2009年01月25日 23時58分13秒 | 映画
すごく美しいものを見た気持ちになりました。

実は、この映画は、かなり以前から、観たいと思ってました。
それは、藤原(新也)さんが、↓こちらの記事で、


「秀逸」と感想を書いてあり、何よりも、この映画は、主演している、もっくん(本木雅弘)が、藤原さんの「メメント・モリ」を読んだこと(下記、関連リンク参照。)がきっかけに、以降10数年間、あたためていた企画から始まったことが書いてあって、非常に興味を持ったわけです。

ところが、忙しく、映画館になかなか足が向かわないまま4ヶ月ほどが経ち、つい先日、この映画が、米アカデミー賞・外国語映画部門にノミネートされたと聞き、驚きと共に、感動してしまいました。
なので、これは絶対観なければ、と思ったわけです。
でも、映画館での上映はとっくに終わっているだろうな、と、DVDを探しかけたのですが、まだ、やっている映画館があると聞き、もうこれを逃す手はないと思い、早速、今日、観に行ってきました。

「納棺師」の話と聞いていて、おそらく暗い映画なのだろうと思っていたのですが、まったくそうではありませんでした。
むしろ、明るい。いや、単なる明るさではなく、「生」と「死」という、深く難しいテーマに真摯に向き合い、観る者に、真面目にメッセージを発している、その様が、明るい。
「死」は、誰にでも平等に訪れるものであり、「特別」なものではないと。また、「死」があるから、「生」もあるんだと。だから、今を生きていける。(それだけではなかったですけどね。)
このあたりが、真面目に、時には、おもしろく描写されています。

それにしても、もっくんの納棺の所作・演技は、素晴らしい。山崎さんも適役ですね。
観る前は、広末さんは、どうか?と思っていました。特に声がまだ、子供の声っぽいところが感じるのですが、演技自体は、かなり良かったです。後で、最近の若い夫婦を想像したら、これも適役ではないか、と。
他に、吉行和子、余貴美子、笹野高史、など…、そうそうたるメンバーで、どれも、適役でした。
どうして、この映画が、アカデミー賞にノミネートされるまで、ここまで注目されなかったのか、不思議なぐらいです。

そのノミネートされたせいかどうかは、わかりませんが、今日の新宿ピカデリーで予定されていた2回の上映は、1回目が上映される午前10時すぎぐらいで、2回とも全席完売となっていました。あやうく僕も観れないところでした。
それにしても、アカデミー賞にノミネートされたのは、びっくりしました。このような、非常に日本的で、アジア的な、それも「死」をテーマにした映画が、アメリカ人に受け入れられるのか?と思ったからです。

まだ、書きたいこともあるんですが、この映画は多くの人におすすめしたいので、ここでは、全体的なあらすじも書かずに、これぐらいにしておきます。
ぜひ、映画館でやっている間に、観ていただきたい!深く感動します。
僕なんかは、ほとんど泣いてましたw。映画館出てからも、しばらく泣いていましたw。これを書いている今も、思い出して泣きそうですw。こんな映画、初めてです。

「『おくりびと』 予告編」

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関連リンク。--------
本木雅弘さん:いきいきサイト」(「メメント・モリ」に関する記述。09/02/24追加。)

TB。--------
「junzirog:新宿→有楽町。
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新宿→有楽町。

2009年01月25日 21時09分23秒 | 日記・エッセイ・コラム
◆今日は、朝っぱらから、新宿のピカデリーへ。久しぶりに、映画を観に行ってきました。

◆観た映画は、「おくりびと」。

◆感想は、のちほど、詳しく書きますが、去年から、観なければならないと思っていて、アカデミー賞にノミネートされたと聞き、もう、これは、絶対、観なければならない!、と思い、行ってきたわけです。

◆皆さんに、「これは、観ろ!」って言ってしまいたいぐらい、おすすめしたい、素晴らしい映画です。

◆さて、その後、レイによって、ビックカメラへ。

◆新宿西口、東口、そして、最後に有楽町のビックカメラへ。

◆その途中、メトロの丸の内線に乗ったのですが、初めてだったつもりが、なぜか見たことのある光景がたくさん…。

◆それもそのはず、初めて東京に来た、1993年の夏、友人宅の最寄駅から、銀座まで乗ったのが、丸の内線でした。

◆約16年経っているはずなのですが、途中の駅のホームなど、東京なのに、あまり変わっているところがなく、懐かしかったです。

◆たまたま、乗った車両も、その時のと、ほぼ同じ。タイムスリップした気分でした。

◆しかし、あの時、16年後に、この東京に自分が住んでいるなんて思ってなかったです。

◆だって、学生の時、卒業後、上京しようとして、断念していましたからね。そんなことないんだろうと、半ば諦めていた。

◆観た映画と相まって、不思議ですな、人生って。

◆で、ビックカメラへ、何をしに行ったかと言いますと、ブルーレイのHDレコーダーを、今日こそは買いに行ったつもりだったのですが、買いませんでした。

◆2月に新しいのが出るので、パナソニックの旧型を安い値段で買おうと目論んでいたのですが、もう、ほとんど在庫がなく、おまけに、新型はネットにつないだら、YouTubeが観れるというので、新型にしようと。

◆機種は、ほぼ、↓これで決定。
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◆今日のうちに、予約してお金も払ってしまおうとしたのですが、店員さんから、「新製品は、すぐに価格が下がることがあるので、お急ぎでなかったら、発売後しばらく様子を見てから買われるのをおすすめしますが、どうでしょう?」と言ってきた。

◆理由は、他店対抗価格をやっている関係で、他店が価格を下げたら、こちらも下げるので、最近、下げる前に買われたお客さんとトラブルになることがあり、それを避けるためらしい。

◆確かに、そういう立場になったら、僕も文句の一言も言うやろうな。店員さんの気遣いに感謝しつつ、帰ってきました。

◆僕も仕事をしていて思いますが、商売って、難しいですな。でも、頑張りまひょ。
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