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近鉄バファローズの合併話に想うこと。

2004年06月15日 07時11分11秒 | スポーツ

近鉄バッファローズの合併話には、僕も少しばかり驚いた。
でも、今年1月末の球団命名権売却案の話といい、2月に閉鎖した近鉄劇場といい、先日、閉園したあやめ池遊園地といい、昨年、近鉄の支援を打ち切られ解散に追い込まれたOSK日本歌劇団(現在、「NewOSK日本歌劇団」として活動中!)といい、(まだあるけどやめておく。)その全てが、近鉄の経営の苦しさを物語っている。なので、球団もどうにかしたいんだろうな、ということは薄々気付いていた。
その一因に、合併先が同じ関西のオリックスというところからして、関西の景気の冷え込みが依然として続いていることも、もちろん挙げられるんだろうけど、僕が挙げたいのは、近鉄の「中途半端さ」だ。
僕は学生の頃から、近鉄関連会社の広告の地味さに?を感じていた。僕は広告については素人に近い人間ではあるが、観光の広告にしろ、百貨店の広告にしろ、贅沢を味わいに行くところの広告を、結構なまでに地味する意味合いがわからなかった。広告なのにあまり目立たない「中途半端さ」。同じ関西の阪急と比べてしまうと、その雰囲気は全く逆な方向性だ。
また、昔、ホームグラウンドが藤井寺球場だった頃、ある球団関係者が「(よくこんな環境で)野球やれてるなぁ。」と言わしめたほど、その屋内練習場は小さかった。その小ささゆえ、選手たちは「中途半端」にしか練習ができなかっただろう。屋内ブルペンは、柱の間を縫うように球を投げていた。野茂がメジャーにいった時もなんとなく理由がわかったような気がした。
そんな風に、何かにつけ付きまとう「中途半端さ」。それゆえだろう、この不況で避けざるをえなかった、閉鎖、閉園、解散。やめるだけなら、誰にでもできたと思う。やめるばかりではなく、存続するような方策を打てれるよう、もっと早くにこの「中途半端さ」気付き、もしくは会社の体質改善を計り、事業縮小を最小限にとどめるようにできなかったのか?と、幼い頃から近鉄沿線に住む僕としては、思ってしまった。

コメント (16)
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