1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 歴史はそれ自体が繰り返される、という言葉が。新たな人間の誕生と同時に、新たな欲もまた、誕生を。そうなれば、教育こそ、大事。

2022-05-29 06:27:30 | 法話
戦地経験爺様が「テレビ朝日系だから何とも言えんが、ロシア兵が『殺したくない』と戦闘拒否し帰還して来る者も、と。人が嘆き悲しむ姿を見て、喜びを感じる者などいない。現にプーチンさんだって、負傷兵の顔をまともに見れずの慰問映像が。ソビエト連邦は1991年に1度、崩壊しとる。ここら辺が潮時だよ」と。

【追伸】
この檀家爺様が「この戦争、潮時と思わんか、住職」と。「そうだよね。核兵器の話が出てるが、1986年に起こった原発事故のチェルノブイリでは未だに、人体に支障が出ている人達が生まれていると聞くよね。プーチンさんもわかってるはずだ。が、1度抜いた刀を納める勇気がないんだろうね。人類の喧嘩の歴史は全て『力こそが正義』だもんね。それが過ちであると、歴史から学んできているのに」「歴史はそれ自体が繰り返される、と。新たな人間の誕生と同時に、新たな欲もまた、誕生して来るもんな。毎年、毎年、16歳になった人間が、バイクの免許を取り、公道を暴走する。16歳が出て来る以上、延々と続く。『虚しいだけだから、そんな事をするのはやめろ』と元暴走族が。が『そんな事、知るか。今、俺達は発散したいんだ』と聞く耳持たず。当に、石川五右衛門が言った『浜の真砂は尽きるとも、世に盗人の種は尽きまじ』だな」と。「だけど、爺様。1980年代の暴走族の最盛期は、約43000人だったのが、今では、約5700人になってるってよ。消える事はなくても、少しづつは学習して利口になってきているかもよ。まあ、流行は繰り返されるかもしれんが」と。