Jun日記(さと さとみの世界)

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牧歌の郷

2017-10-09 17:20:29 | 日記

  シシングハーストキャッスルガーデンは午前中に訪れたようです。写真の日付がきちんと19日になっているからです。

 ここはホワイトガーデンで有名な場所と聞き、胸が躍りました。私はガーデニングの学習でホワイトガーデンを知り、そう言ったテーマのある庭造りをしてみたいと思っていたからです。また、以前に白花の球根を買い、植えたところ、全てが白花で咲かず有色の花がちらほらと混ざり、白花一色にする難しさを知っていました。この事からホワイトガーデンというテーマに興味を持ち、特に憧れを抱いていました。その為この庭での私は、特に張り切って写真を撮っています。

 また、この日のメモは少なく、

「インディゴアイ(ハギのよう)、イブキトラノオ(アイのよう)、アカンサスの葉(家の飾り物によく使われている)」

とだけあります。これはもうチェルシーフイジックガーデンのメモのようです。アルバム写真の横にこれら花名とガーデン名がある事から分かります。

 シシングハーストキャッスルガーデンに戻ります。ここはお城だけに大きな敷地内にいろいろな施設があるようでした。覚えているだけで見晴らしの良い城壁のような門のある場所、ホワイトガーデンの庭、升目に区切られた色々なガーデンのある施設、最後の区切られたガーデンの庭では、土の耕作されて間もないふっかりとした苗床、新しい花壇になるらしい土だけの場所もありました。施設の外に出ると、昔の馬車道らしい舗装されない広道がありました。迎えのバスはここへ来る予定になっていました。この道の両脇には、西部劇の映画の牧場で見るような太い木の柵が組まれていました。

 順番から行くと、城壁のある場所から見学に入ったようです。

 (バスを降りて初めの頃に撮った写真4点。この時、この場所の自然の風景です。3番目の写真、紫の花は私にとっては初めてみる物でしたが、アザミの花が育ち、赤い色から変化するとこういった紫色になるようです。同じアザミの花とは全然気が付きませんでした。奇麗なバイオレット色ですね。)

 (城壁の下、入り口の壁に這い、巻き付くようにして植えられていた植物。緑との色合いが美しく新鮮でした。私は思わずパチリと写真を撮りました。光線の加減からくる黄緑色の光彩が美しく感じられステキでした。) 

 城壁の内側、周りをうろうろとしていると、門の下に開いた入り口から日本語が聞こえて来ました。声の主達が階下に近付くに連れ大きくなって来る話声で、それが講師の先生達の声と分かりました。私が入り口に立っていると、やはり講師の先生と、2、3人の女性の同行の人達が入口から出てきました。

 「上に行けますよ、見晴らしがいいですよ。」

そのような事を講師の先生から笑顔で言われて、私は登ってみる事にしました。

 そう幅は広くない階段が上へと続いていました。螺旋階段であったと思います。壁の中を上がって行くのであまり明るい場所ではありませんが、真っ暗ではありませんでした。私は1人で昇って行ったので、一寸心細い気がしました。屋上に続く木戸を開けると(これも洋風な木戸でした。物珍しく思いました。)、明るい空色が見えほっとしました。私は直ぐに屋上の城壁の傍によると周囲の景色を見回してみました。

 ここからが城壁の上から撮影した写真です。

 (城壁の上に風見鶏がありました。風見鶏は洋風ですね。日本でも歌などに歌われていますが、元々異国情緒を感じさせるものです。紀行文の最初の風見鶏の写真はここで撮りました。)

 ここは見晴らしの良い場所でした。緑の平原の向こうに木々が続く林か森が見えて、私にすると日本では見たことの無い景色だけに感慨深いものでした。暫くこの景観に見とれていました。

 (城壁の反対方向、内側の写真です。ボックス型に区切られた庭を楽しそうに回る観光客の姿が見えます。私も多分この場所を回って来たと思います。自分の回ってきた所をこういった高みから見るというのも一興でした。管理された緑ってよいなぁと感じました。花に限らず緑の色や形のコントラストが素敵でした。)

 気が付くと、城壁上には数人の男女がいました。現地の人らしい若いグループの観光客のようでした。普段着らしい軽装で、夏の気持ちの良い陽光の元、気分良く観光している雰囲気でした。東洋系の人は私1人でした。何だか居た堪れない雰囲気でしたが、上って周りの人を見回して直ぐに下りて行くのも、相手に対して何だか失礼に思いました。

 でも、私ってこの時に限らず間の悪いタイプなので、何時引き上げてよいかタイミングが掴めずに困ってしまいました。

 


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