Jun日記(さと さとみの世界)

趣味の日記&作品のブログ

青葉若葉の季節、10

2016-10-31 22:40:54 | 日記

 そんな事があって、バラの前でおじさんやこー君と3人で話をしたり、

こー君と一緒にそのまま帰り、家を教えてもらったりしました。

「こー君の家が此処だと知っているわ。」

私が言うと、こー君は当然びっくりしていました。

私がこー君に教えてもらう前に何故知っていたかというと、

大体Fさんという人を知っている人には分かるのですが、

「誰それ君っていいんだよ。…」というと、

家教えてあげるね、ここだよ、と案内してくれるんです。

 これは、こー君だけに限ったことではなく、もう1人私は案内されて知っている人がいました。

カッコイイ、モテるんだよ、勉強もできる、そんな話で後にもう1人家まで案内されて、

じゃ、誰それ君の家教えてあげたからね、という感じで、何というか、文字通り教えてくれる訳です。

 皆、直接話した事が無いまま、顔と名前と、家を知るのですが、それだけという感じでした。

こー君の場合は、まあ丁度クラスが同じになり、帰り道も同じ方向、何となく話をするようになり、

家まで来て、じゃあ、私の家を教えてあげる、という話になったのですが、

一旦家に入って再び出てきたこー君は、都合で行けなくなったと断るので、

私はそのまま一人で帰宅しました。

 さて、不思議な事に、2日ほどして、父が

「お前こーさんとこの子と親しいのか。」

と言うのです。

 親しいというか、同じクラスになって最近話し始めたところだけど、というと、

「お父さん、あそこのお父さんを知っていて、お父さんが常々尊敬していた人なんだ、勉強家でね…」

などと、私が聞きもしないのに父の方から機嫌よくあれこれと話してくれます。

びっくりでした。

父同士が知り合いだったなんて、しかも、家の父がこー君の父親を尊敬しているとは、

『驚き桃の木山椒の木』でした。

えーっと、絶句してしまいます。

小学校も園も違うのに、以外な接点でした。何となく不思議な縁を感じます。

父はそうかそうかと上機嫌でした。

 

 

 

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青葉若葉の季節、9

2016-10-31 19:57:22 | 日記

 「こらー、枝を折るんじゃない」

行き成り怒鳴る声が聞こえて、バラを眺めていた私は面食らいました。

声は垣根の内側から聞こえてきたので、バラの垣根のあるお家の方です。

垣根越しに怒鳴られたので、向こうも枝を折っているかどうか確信がなかったのでしょう、

迫力は今一つでした。

 私が絶句して苦笑いしていると、おじさんが道に出て来られました。

私は花を見ていただけなので、枝は折っていませんというと、そうか、黙って枝を折る人もいてね、

と、おじさんも苦笑いされました。 

おじさんは一呼吸おいて、怒鳴って悪かったねと仰るので、

いえいえ、綺麗なバラなので欲しい人も多いんでしょうね、

でも人の家の物なのに、黙って折って持って行ってしまう人もいるんですか。

と、酷いですね。とおじさんに同情してしまいました。

 せっかくこんなに綺麗に育てておられるのに、取られてしまうなんて、悪い事をする人がいるんですね。

そうなんだよとおじさんは言います。

分かってくれるかねという感じです。欲しいなら欲しいと言ってくれば切ってあげるのに、

黙って折るから枝が痛んでね、ハサミで切っていく人もいるけど、分かっていないと、

切っていい所じゃないところで切る人もいるからね、ほんと、困るんだよ。との事でした。

 しかし、おじさんは何だかまだ疑い深そうに私を見ている感じなので、

私は鞄を開いて見せようかと言います。

いや、その鞄じゃ入らないだろう、本で詰まっている、とおじさんは気乗りなさそうでした。

 服の中にといってもごく普通のセーラーの制服です。ポケットの中にというと、

隠せそうなのはスカートのポケットですが、これはスカートをめくって見せるというわけにはいきません。

 私は鞄を道において、スカートを両手でパタパタと叩いてから、ひだスカートをゆさゆさ振ってみせます。

漸くおじさんは安心したようでした。

 それで、バラを見ていたのと聞かれるので、そうです、とても綺麗なので楽しみにして昨日から見ています。

と、答えます。

昨日同級生の男の子から教えてもらったんです。

なんていう名前?こー君です。ハァーん、と、おじさんは知っている子だという事でした。

 しかしあの子は…、と、ここまで言っておじさんは黙り、少し考えていたようでしたが、

にっこりされると

「欲しいバラがあったら切ってあげようか。」

と言われます。

嬉しい申し出でしたが、この点、私の場合はこの場所で咲き誇っているバラを見るのが好きだったので、

このまま枝に置いておいて欲しいと、頂くのは辞退しました。

 バラに限らず、野山に咲いている花類を摘むのを、私はあまり好まない方でした。

摘んで帰って家に飾る、そんな事をしたのはほんの小さな幼少の頃だけでした。

直ぐに萎れて生気が無くなってしまう花を見るのが嫌だったからでした。

自然に任せて、生えているその場で朽ちるに任せる、萎れた花を見るのが嫌だったらその場に行かなければよいと、

私はそんな自然に咲く花々の鑑賞の仕方をしていました。

それで、今を盛りのこのバラも、この場所で見るのが私の楽しみなのでした。

 「このバラは、ここに咲いている物なので、ここで見るのが私は楽しいんです。」

そう言って、ありがたいのですが、バラを切っていただかなくても大丈夫です。と答えます。

 私も中2です。せっかくのおじさんの親切な申し出を、無下に断る言い方をしないよう、

考えながら注意して言葉を選んで言いました。

 

 

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参加しません

2016-10-31 19:48:19 | 日記
お題「ハロウィンイベントに参加しますか?」に参加中!

 家にはもう小さい子供がいないので、特に参加する予定はありません。

お誘いもないし、ごく平凡に日常が過ぎていくだけですね。

あんな仮装、こんな仮装とあれこれ空想してみるのが楽しいので、

自分だったらこんなものになってみたい、と、思い描くのが楽しいです。

 白雪姫、シンデレラ、かぐや姫、

世界3大美人のクレオパトラ、楊貴妃、小野小町、は今も言うのでしょうか?

最近になると聞かないですね。

かぐや姫、やってみたいです。

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青葉若葉の季節、8

2016-10-30 22:13:18 | 日記

 中2の頃は、新しいタイプのお友達が増えて、目新しい事が多かったものです。

Gさんはベル薔薇ファン、Hさん、Iさんは芸能人に夢中と、それぞれに話題は尽きず、

乙女チックな時代でした。

誘われてHさん、Iさんと同じ文化部に入り、暫く楽しく参加していました。

 また、中1の頃、登下校の途中にFさんに会った時、彼女と話をしていて話題となった、

とにかく面白くて楽しいい人と聞いていた、こー君が同じクラスでした。

 私はこー君が同じクラスだと知って、ああ、この人がFさんが話していた面白い人だなと、

最初から少々興味を持って眺めてみるのでした。

前もってFさんから聞いていたので、聞いていたといってもFさんは具体的な話は何もしなかったのですが、

ただ、話をすると面白くて、楽しい人だという事でした。

 楽しい人か、今までの中学生活で知った男子生徒を思うと、期待して眺めてみたくなるフレーズでした。

何となく微笑んで眺めてみると、向こうは朗らかそうな人でした。

男女それぞれの順で行くと、背丈も同じくらいの位置だったので、

机が並んでいたり、前後左右に座っていたりと、2年時には割合席の場所が近くになった物です。

 私がよく微笑んで見ていたせいでしょう、帰り道で話しかけられた事があります。

こっちの道に綺麗なバラが咲いているけど見に来る、というようなお誘いでした。

綺麗なバラ、当然見てみたいものです。Fさんの言っていたように楽しい話の一つも聞けるかもしれないし、

楽しい男の子か、どんな話をしてくれるのだろうと期待してしまいます。

誘われるままに普段と違う道に寄り道です。

 案内されて付いて行くと、本とです、直ぐに綺麗な黄色いバラの生け垣のあるお家に気付きました。

「ここなんだけど。」

こー君に言われるまでもなく、目には溢れるばかりに黄色い形の良いバラが飛び込んで来ます。

 バラの花って魅力的ですね、一遍でその明るい色と美しい容姿、香の良さに心は魅了されてしまいます。

「凄い、とても綺麗で素敵だわ。

良い所を紹介してもらってと、直ぐににこやかにこー君にありがとうと感謝の言葉を送ります。

 じゃあと、こー君は行ってしまうようなので、私は一緒に行った方がよいかどうかと思うのですが、

こー君の方から、気に入ったみたいだから暫く見てから帰ればいいよと言ってくれたので、

私は言われるままにバラを鑑賞してから帰る事にします。

 楽しい話は聞きそびれてしまったけれど、こんなに綺麗なバラを沢山鑑賞できるなんて、

私にはそれが、生まれて初めて見る自然のバラの生け垣でした。

自然のバラってこんなに素敵で美しいものなのだ!

道を戻って最初から、生垣の隅から隅まで眺めて、香りを嗅いだり、その形の良さや蕾の膨らみ具合など、

光に映える花びらの光沢、花弁の重なり具合や開き具合、花全体が醸し出す美としか言いようがない形容。

間近で見る本物のバラの醍醐味に大層魅了されてしまうのでした。

 『絶対明日からこの道を通って帰ろう!

下校途中の楽しみが1つ出来たのでした。

 

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青葉若葉の季節、7

2016-10-29 22:38:32 | 日記

 何日かして、妹が、両親の喧嘩はお姉ちゃんが言っていた通りで、2人の仲が悪いからじゃないか、

と、私に問いかけてきました。

私はあれはお姉ちゃんが間違っていた、やはりお父さんとお母さんは仲が良いから喧嘩しているんだ、

お前の言う通りだった、と言っておきました。

内心、どうして妹の為だからって嘘をつかなくちゃいけないのよ、と腹立たしかったものです。

妹の方はにっこりして如何にも嬉しそうでした。

 私はこんな事があってから、物事の真実を見ることや、それを主張する事、

事実を言う事が馬鹿々々しくなってしまい、どうでもいいように思えてしまいました。

学校でも家庭の事を聞かれると、離婚しないから仲がいいんじゃないの、あの2人の事はどうでもいいじゃない。

と言葉を濁し、家の事は話したくないと話さなくなりました。

妹さんは、と聞かれると、さぁ、機嫌よくしているんじゃないの。

と、大体どうして人の家の事を気にするの、家の事について聞かないでちょうだい。

と、友人に対して当たってしまったのでした。

この件についてはもう誰にも話す気はないのでした。

 中1の私といえば学校ではクラスの男子との確執、家では両親や妹の問題と、

気が休まる暇がない感じでしたが、

どう切り抜けたのでしょう?

私自身は全然、こうという解決策を覚えていません。

 いじめ問題については先に書きました。学校でかなり配慮があったと私は感じていました。

最後は個人の問題になってしまい、親同士の問題になってしまったのかもしれません。

同じように、家庭の問題も保護者面談で先生から母に一言なり、何かあったようです。

「お子さんは家庭の事で酷く悩んでおられます。」

そんな事を言われたと、母が父に話しているのを聞きました。

 中1の2学期過ぎから、両親の喧嘩は徐々に鳴りを潜め、冬を越す頃は祖父の容体に皆関心が向くようになり、

よく言われるように、物事は段々となるようになったのかもしれません。

 

 

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