ごめんね、ごめんね、本とにごめんね、
心にも無いOKをして、ほんとにごめんなさい。
だって、怖かったんですもの。私10歳だったんですから。ごめんね。
ごめんね、ごめんね、本とにごめんね、
心にも無いOKをして、ほんとにごめんなさい。
だって、怖かったんですもの。私10歳だったんですから。ごめんね。
ちょっと待って、と、まだ私は言葉を探しています。
私達まだ若いから、この先誰かもっと好きな人が出来るかもしれない。
そうすると気持ちも変わるから、お互いに、もし好きな人が出来なければ、
そうしたら、将来結婚する事にしましょう。
と、含みを持たせました。
私にはこれが精一杯でした。
どうなるんでしょうか?彼の反応は?
彼は、にこやかにいいよ、と答えてくれました。
この先お互いに好きな人が出来なかったら、でいいよ。
僕のことを考えてそういうんだね。それでいいよ。
彼の答えに兎に角私はほっとしました。
これで必ず彼と結婚しなければいけない事にはなら無くなったからです。
将来、誰か別の人と結婚しても、それはその人がかー君よりもっと好きな人だから、と思ってもらえるわけです。
ああよかった。
そう思って階段を上がろうとすると、かー君が言いました。
僕の気持ちは変わらないけど。
こういうのをダブルショックというんです。
カウンターパンチを食らった気分でした。
『変わってね変わって欲しいのよ』
と、思いつつ、黙って微笑する私を後にかー君は急いで階段を下りて行ってしまいました。
脱力感と疲労感、私は足を踏み外しそうになりながら、2、3歩よろよろと階段を上り、
幾つも年を取った気がした瞬間を乗り越えたのでした。
眠れない夜はパソコンに向かいブログなど書いています。
そうでなくても、折に触れて何でも書き込んでいます。
何でも書き込むので、ごちゃごちゃです。
今から段々寒くなりますが、まだ過ごしやすい夜長の時期。
図書館にも魅力を感じ、本を借りに行きたいと思います。
今年は学校際にも行きたいです。
久しぶりに写真も撮りたい。
秋の夜長、秋の行事、そう考えてくると、したいことは夜に限らなくなってしまいました。
ぼーっとする、目の前の何十パーセントかが視野に入らない状態でした。
言葉が出てきません。が、何か、何か言わなければと、
「私達まだ子供だから、結婚なんて、そんな話はまだ早いわ。」
とか、何とか、私はとにかく慌ててそんな事を言った気がします。
この辺りから、はっきりした言葉のやり取りは覚えていません。
将来の事でも、今約束して欲しい、一生懸命勉強するから、お嫁さんになってね、と言われたのかどうか
兎に角、
その時の切迫した様子とか、追い詰められた焦燥感というか、もし断ったらという恐怖感というか、緊迫感というか。
とにかく私は追い詰められていました。
私は心の中では、
何とか、何とか、断らなければ、NOと言わなければ、返事はいいえですと、
嫌だ嫌だと、相当切迫した精神状態の私でした。
そして、遂に声に出た答えは
「うん。」
でした。
自分でもびっくりでした。
自分の言った答えを聞いて、即!私は後悔しました。
私の答えに彼はほっとした様子です。
満足気にそのまますぐ階下に降りて行こうとしていました。
でも、このままで済ませていいはずがありません。
私は自分の気持ちと逆の答えをしたのですから。
何とかしなければ、何とか、何とかと、兎に角何か言葉を探します。
しかし、去ろうとする彼に向けて急いで何か言わなければいけないのです。
すぐに思い浮かぶはずがありません。しかも相当私は緊張していました。
緊張しているし、時間もないし、何か思い浮かぶはずないわ、と自身でも思いました。
私は必死でした。この一瞬に何かをかける思いでした。