茂原市「ことぶき堂鍼灸院」では妊活・不妊・不育症治療を行っております。
当院では不妊は、体内の「気・血・水」の状態と「腎・肝・脾」の3臓が重要な影響を与えていると考えます。
腎経・肝経・脾経のいずれかが弱っている事により、不妊症の諸症状が出てくるのです。
中国の古典医書『黄帝内経』という書物の中では、腎気の年齢的消長を次のように述べています。
女子では、「七歳で腎気の働きが活発化し、歯が生え替わり、髪も長くなる。14歳で天癸が充満し、任脈と衝脈の流通が増進し、月経が始まる。21歳で体格は頂点に達し、28歳で筋骨は充実して引き締まり、毛髪は最も長く豊かになる。しかし、35歳になると陽明経脈の機能が衰え、白髪が進行し、49歳で任脈が空虚になり、月経が停止する」
CMでよく見る女子は7年ごとに節目を迎えるとの出典はこの『黄帝内経』の記載です。
生殖能力において腎は非常に大切であり、どんなに年齢が若くても、生活環境や食生活などで腎の力が不足して来ると、生殖能力が衰え、次第に卵巣機能や子宮機能が低下し、無排卵や無月経、子宮内膜が薄くなり、着床しにくいなどの症状が出てきます。
現在のコロナ禍の中で皆様ストレスを感じていると思います。
「腎・肝・脾」の中で肝は特にストレスに弱く「気・血・水の流れの変調」を感じる女性も多いと思います。
鍼灸を用いて、特に腎経・肝経・脾経のツボを刺激することによって、女性が本来持っている力を再び取り戻すと、卵巣と子宮の機能が高まり、妊娠しやすい体質へと改善されていくわけです。
卵巣機能不全などのホルモンのバランスの崩れには、東洋医学が非常に効果的です。けれども東洋医学だけに全てを頼るのではなく、症状によっては西洋医学との併用が有効です。
当治療院では鍼灸治療により不足している五臓の気を補い「気・血・水」のバランスを調え「体の冷え(精気の虚)」を治療し妊娠しやすい体質に改善する事を目標といたしております。
今年は七年に一度の全国の六善光寺同時御開帳の年です。
六善光寺とは信濃善光寺、長野県飯田市の善光寺(元善光寺)、山梨県甲府市の善光寺(甲斐善光寺)、愛知県稲沢市の善光寺(祖父江善光寺東海別院)、岐阜県関市の善光寺(関善光寺)、岐阜県岐阜市の善光寺(岐阜善光寺)を言います。
今回は山梨県の甲府市にある「甲斐善光寺」の御開帳に行ってきました。
「善光寺」と言うと「信濃善光寺」が有名ですが「甲斐善光寺」は武田信玄公が川中島の合戦の折、「信濃善光寺」の焼失を恐れ、永楽元年(1558年)にご本尊善光寺如来像をはじめ、諸仏寺宝類を奉還したことに始まると伝えられています。
「回向柱」には
・奉修善光寺如来開扉供養之宝塔
・如来十方来人皆
・天下和順日月清明国豊民安兵戈無用
・令和四年四月三日建之
と書かれていました。
本殿前の「回向柱」に触れた後に本殿で「御本尊善光寺如来」を拝し、御朱印を頂き『お戒壇めぐり』でカギ(錠前)を触ることが出来ました。
御本尊様と御縁が結べて嬉しく思います。