先月末「逆子の灸」を施術した患者さんから『今日病院に行って検査を受けたら逆子が直っていました。』と嬉しい連絡がありました。
当院では「逆子の灸」を施術しております。
この患者さんは3月出産予定の方で『逆子をお灸で直してほしい。』とのご希望でした。
ご自宅で市販の貼るタイプのお灸を「至陰」にしても熱さが感じられないと云うのです。
『逆子が治らないと「帝王切開」になります。』とお医者さんに言われたそうです。
「逆子の灸」として一般的なのは「至陰」の灸です。
足の小指の爪の外側に据えるのですが、今回は灸熱緩和紙を使い両足の「至陰」に直接灸で行いました。
お灸を据えると『お灸の熱さが分かりました。体が手まで暖かくなり足の裏にも汗を掻いています。身体が冷えていたんですね。』との事でした。
「逆子」の原因は様々ありますが「冷え」が原因の一つではないかと考えられています。
今回は一回だけの治療で直りました。使用穴も「至陰」の直接灸だけでしたが、棒灸を使用したり、鍼を刺すこともあります。
また使用する経穴も週数や状態に応じて「至陰」+「三陰交」・「至陰」+「足三里」あるいは「至陰」+「三陰交」+「臍返しの灸」などを組み合わせ症状に応じて治療しております。