原発問題

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福島 川内村でミミズが1キログラム当たり2万ベクレル

2012-02-07 12:47:05 | 未分類

ミミズにセシウム蓄積 福島・川内村

東京電力福島第1原発事故で一部が警戒区域に指定された福島県川内村のミミズから、1キログラム当たり約2万ベクレルの放射性セシウムが検出されていたことが、6日わかった。

 森林総合研究所(茨城県つくば市)の長谷川元洋主任研究員(土壌動物学)らが調査、3月17日から大津市で開かれる日本生態学会で発表する。

 原発事故で放出された放射性物質が森林の落ち葉に付着し、分解された落ち葉を含む土を餌とするミミズに取り込まれたとみられる。ミミズは鳥やイノシシといった野生動物の餌になるため、長谷川さんは「食物連鎖を通して他の生物に蓄積する恐れがある」と話している。

 長谷川さんらは昨年8~9月に川内村(同原発から20キロ)、大玉村(同60キロ)、只見町(同150キロ)の国有林でミミズを採取し測定。それぞれ5匹の平均で、川内村で1キログラム当たり約2万ベクレル、大玉村で同約1000ベクレル、只見町で同約300ベクレルのセシウムを検出した。

 ミミズを取った場所で土壌のセシウム濃度を調べたところ、川内村が1平方メートルあたり約138万ベクレル、大玉村が同約8~12万ベクレル、只見町が約2万ベクレルで、土壌汚染の度合いが大きいほどミミズのセシウム濃度が高かった。(共同)

 [2012年2月6日12時9分]

http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20120206-900038.html


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