原発問題

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福島 小倉寺稲荷山の側溝、6月に93万1000Bq/m2⇒9月には479万4000Bq/m2に上昇 (2011年)

2012-11-26 20:24:47 | 放射能汚染

明らかになる除染の限界 森林の放射性物質が再飛散!?

 

金子 憲治(日経エコロジー)

落葉や降雨に伴い、森林近くの放射線量が増加する場合がある。福島県内では本格的な除染が始まったが、場所によっては効果に限界も見える。

 「近くの森林で葉が落ちる時期は地上1mの空間線量が上がる。マスクを着用したほうがいい」――

 福島県南相馬市内で除染の実証事業に取り組む日本原子力研究開発機構・原子力人材開発センターの天野治氏は、こう警告する。6月以降、減少してきた地上1mの空間線量が9月以降、微増に転じている。山間部以外ではこうした変化はないという。漸減傾向であることを加味すると、新たに加わった放射性物質は、従来の1.7倍になっている可能性があるという(下のグラフ)。

(略)

 福島市内でも、6月以降に線量が上がった場所がある。神戸大学大学院海事科学研究科の山内知也教授は市民団体と協力し、渡利地区の線量を測定している。このうち小倉寺稲荷山の側溝では、6月に93万1000ベクレル/m2だったが、9月には479万4000ベクレル/m2に上昇した。

 「渡利地区には周辺の山から水が流れて来る。一般的には降雨によって線量が低下すると思われているが、こうした地域では逆に雨の度に放射性物質の濃度が上がることが分かってきた」と山内教授は言う。

(日経エコロジー2012年1月号より)

 

http://eco.nikkeibp.co.jp/article/report/20111202/110121/ リンク切れ

 


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