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【告発!検察「裏ガネ作り」】領収書にコーヒーのシミをつけたりの工作も。むろんこれらは犯罪だ ※4回目の紹介

2016-10-06 22:00:00 | 【告発!検察「裏ガネ作り」】

*『告発!検察「裏ガネ作り」著者 三井 環 を複数回に分け紹介します。4回目の紹介

口封じで逮捕された元大阪高検公安部長の「獄中手記」~

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**『告発!検察「裏ガネ作り」』著書の紹介

3 検察「裏ガネ作り」の実態 P39~

(前回からの続き)

 私が高知の次席検事だったときは、年間の調活予算が400万円あったので、1件5万円であれば80枚、3万円なら130枚の不正な支出伺い書(公文書)と、架空人名義の偽造領収書(私文書)を作成していた計算になる。この作業は簡単なようで楽ではない。たとえば、架空人物であっても同じ名前の情報提供者は、筆跡を同じにしなくてはならないだろう。また、情報提供者は秘密に行動するというつくられた建前から、公園や喫茶店などで情報提供料を渡したことにするため、領収書にコーヒーのシミをつけたりの工作も必要になる。笑うに笑えない話である。

 むろんこれらは犯罪だ。虚偽公文書作成、同行使、横領、詐欺などの罪にあたる。ただ検察の犯罪を捜査する機関がどこにもないので、やりたい放題やっているわけだ。

 こうして捻出された現金(裏金)は、すべて事務局長が保管する。事務局長は市販金銭出納帳を使って裏帳簿をつくる。そこには、金の出入りや料亭からの請求書、領収書等の証拠書類がすべて添付されている。それを見ると、裏ガネがいつ、どこで、何に使われたかがすべてわかる。事務局長は毎月上旬ころに、私(次席検事)と検事正に帳簿を見せて決済を受けることになっていた。

 ※続き『告発!検察「裏ガネ作り」』は、

2016/10/11(火)22:00に投稿予定です。 

 

告発! 検察「裏ガネ作り」


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