<東海再処理施設>腐食穴 事故の国際評価「レベル1」に
日本原子力研究開発機構の東海再処理施設(茨城県東海村)の排気ダクトに10月28日、腐食穴が見つかった問題で、経済産業省原子力安全・保安院は31日、原子力事故の国際評価尺度(INES)で「レベル1」(運転制限範囲からの逸脱)との暫定評価を発表した。
INESは、国際原子力機関(IAEA)が定めた世界共通の尺度。0~7までの8段階で評価し、数値が大きいほど深刻さを増す。最近では、高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で08年に見つかり運転再開延期の主因となった屋外排気ダクトの腐食穴が、レベル1と評価されている。【河内敏康】
(毎日新聞 10月31日(月)19時33分配信)