♬かえりみて~ 恥じることない足跡を~ 山に~ 残したろうかあ~ ♬
作詞小椋佳、作曲堀内孝夫の楽曲“山河”のサビのフレーズである、悠久の時の流れにたたずむ山河と人の人生を重ね合わせた、
広大な大陸を思わせるスケールの大きなテーマの楽曲である、
中国の格言に”山をスコップで隣に移す”という意味の格言があるらしい
日本的に解釈すれば、そんなこと無理だからやめた方がいい、そんな解釈になるのだろうか
しかしながら中国的解釈になると、物事何でもできないことはない、やろうと決めたら出来たようなもの、そんな解釈になるのかもしれない
”あなたは何故山に登るのですか„
山岳愛好家であればそんな自問自答をする人も少なくないだろう、
高山植物を見たくて、野鳥の観察がしたくて、山菜取りがしたくて、温泉巡りが好きで、キノコ採りがしたくて、渓流釣りがしたくて、カメラ撮影がしたくて、無線がしたくて・・・・・・・と、楽しみ方をあげれば枚挙にいとまがないのだが
当局はと言えば、ストレートにその景色の美しさを見ること、登りきるプロセスと予期せぬ人との出会い、と、言ったところだろうか
ある時は白装束にホラガイと言った、山伏の一行と出会ったり、ある時には大勢の多国籍集団と出会ったり
またある時は初老のご夫婦が初めて登ると言うのでご一緒したり、そして、移動運用局と出会ったり・・・
行きあたりばったりなのだが、そこには時々、想像だにしないストーリーが待ち受けている不思議な空間でもあるのである、
そして、もう一つ、二十代から今日まで登っていた記憶を何となく思い出しながら・・・・・
確かに若い時は早い疲れない、最近はかなり遅くなった、疲れが半端ない、それはともかくとして
二十代の友人達と鍋カマをもって頂上で煮炊きしたり、また、好意の寄せた異性に対しての呼び出す方法に使ったり
三十代、四十代の子供たちを連れて家族で登山にキャンプとアウトドアを楽しんだり
五十代・・・・・には五十代の、と言ったように、気が付くと登り方がいつの間にか変わっているのである
それは正に登山を通じて、その時々の生き方を教えられているようにも思えるのである、
さて、今回はどんな登山に、どんな、出会いと予期せぬストーリーが待っているのだろうか、
上の段、下の段共にほぼ満車状態です、
今回は、東栗駒山ルートで登ります、チョット健脚コースですが、レッツゴー!
新湯沢は雨続きのせいでしょう水は枯れていませんでした、
初めのポイントまで来て休憩です、ここから暫く緩斜面が続きます、
この辺あたりから何回来ても胸突き八丁、心臓やぶりのモードに差し掛かります、
ここで魔法の杖を取り出します、一本で約15%の重さの負担軽減になると言うのですが・・・?
気分的には少しは楽になるような・・・・
とうとう、中央コースとの合流点迄来ました、タケコプターかどこでもドアが欲しい気分です、
来ました、来ました、キターーーーーー!です、
早く記念写真を撮りたいのですが、キッズ達に占領されています、それにしても何であんなに
元気なんでしょう、登ってきた疲れなど全くありません、走り回っています、当局もあんな感じに戻れないでしょうか、
うりゃあ~、どうだあ~、人相の悪いのはこの際、隠しておいた方が得策だあ~
抜けるような青空、このまま天国にでも行けそうです
やっぱり来てよかったです、
いつもの映える昼食です、この後、お昼寝でもしたい気分でした、
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童画を取るふりをしてサボって休んでいるのです、
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結構な賑わいでした、ここで、綿あめとかチョコバナナ、りんご飴、はたまた焼き鳥に焼きそば、そんな屋台を出したら
荒稼ぎできるかも、でも、ぼったくりの値段じゃダメだよね、
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誰にでも、こんな時代はあったわけで、その純粋で正直で真っすぐな姿を見ていると、忘れかけていた自分の少年時代を思い出す
それがいつの間にかドロドロとした大人に変わってしまうのである
子供達の歌声を聞いているとその純真さゆえに涙さえ出てくる思いである、
これもまた、講堂ではなく頂上と言うロケーションの持つ魅力なのであろう、おりしも定禅寺ストリートジャズフェスティバル
なるものが開催されるようだが、子供達の歌声の感動はその比ではない、これに勝る感動はおそらくそうはないであろう
頂上と言うものはそんな魅力を持った場所なのかもしれない、
チョット話を聞いたら花泉の何とか小学校との事でした、しかし、花泉にこんなに子供達がいたとは・・・・・(あっ、失礼いたしました、)
(当局の、小学校時代、こういう行事、文化はなかったなあ、校外活動で校歌を歌った記憶も無いなあ、大体は”今日の日はさようなら”だったような、あっ、あれは中学時代だったかな、記憶があいまいになっています、夏休みに子供会で海に行った事は記憶にあるのだが)
その代わり、山学校と言う文化がありました HI HI
当局は参加したことはありませんでした、まじめだったもので・・・・・・?
今回の思いがけないストーリーはやはり子供達の歌声です、最近あまり良いニュースも無くミサイルドンパチやら、汚職に贈収賄、はたまたインチキ詐欺まがいの自称宗教団体、ネットでは相変わらずの何でもありの誹謗中傷、いつの間にか何処を向いてもドロドロの話題満載、いつの間にかすっかり慣れてしまいました、そんなときに子供達の澄んだ歌声を聞くと幼き頃の思い出が、ふと、蘇ってきます、勿論ドロドロになった自分自身の自戒も込めて、
おそらくは、様々な問題を抱えながらも、結論が出ようが出まいが、物事が解決しようがしまいが、世の中は立ち止まることなく進んでゆくでしょう、 そう、正にドロだらけになっても前進してゆくしかないのです、当局の足元のように、
♬ ふと思う~ 悔い一つなく悦びの~ 山を~ 築けたろうかあ~ 愛する人の瞳に~ 愛する人の瞳に~ 俺の山河は~ 美しいかと~ ♬
そんな鼻歌を歌いながらの良い一日でした、
あとがき:昨日朝早く目が覚めて、ず~とぐずついた天気の中、よし、今日は行けると出発しました、思惑どうり
素晴らしい好天でした、こんな三拍子揃った完璧の日も中々ありません、子供達のスケジュールを決めた人タイムリーだったですね
去年はこの時期薄っすらと紅葉が始まっていましたが、今年は全くその様子がありません夏山のようでした、
もう少しすると”神の絨毯”と言われる紅葉の季節になるのですが、かなり前に行ったとき、その人の多さに閉口しました
おまけに、交通規制迄かかるのでそれ以来その時期は外しています、
これで当局の登山シーズン今年は終わりです、来年に向けれトレーニングしなければ・・・・・・?
体重落とせばそれだけで十分なのですが HI HI
ではまた・・・VA・・・E・・・・E・・・END