やはり時々登りたくなります、
今年5月の雪山以来です、
晴天とはいきませんでしたが天気が持ちそうでしたのでレッツゴー
寒くもなく暑くもなく,しかも無風と言う中々のコンデイションでした、
AM9:00到着、もうすでにたくさんの登山客がいました、
さあ、いざ出発、駐車場からレストハウスまでの坂でもうすでに息が切れています、
栗駒山の中央コースは、なだらかな緩斜面からのスタートではなく初めからいきなりの急斜面です、
歌で言うならイントロがなくていきなり”サビ„から入るみたいな感じです、
しばらく登るとようやく緩斜面になり一息つける休憩スポットです、
この緩斜面から本当の登山のような圧巻の風景に切り替わります、
紅葉も少しつ゛つ始まっています、もう2~3週間後がベストと言ったところでしょうか、
さあ~、ここから一気にアタックなので写真はチョットお休みします、
一気に頂上到着です、
秋田県側に少し入った所で昼食を取りました、
秋田県側にあるこの石いつも気になっていました、鉄筋が差してありそこにロープを張って登山道の境界にしてあります、
この石は境界の外にあり北側を見渡すように鎮座しています、やはりどうしても気になっていたので今回ごめんなさいチョットだけ
ロープをまたいで反対側に回ってみました、
謎が解けました、
あ~、こんな歴史があったんですねえ、2月と言えば厳冬期,ものすごい吹雪にきっと見舞われのでしょう、
思わずそっと両手を合わせました、
やはり秋田県側は紅葉も少し早いようです、
その後、ハンディー機で電波を出しました2局ほどと交信できました、3局目ローカル局のRK*局が/7加護坊山で聞こえましたがまさかのバッテリー切れ、失礼しました
須川温泉が見えます、幸い頂上に居た時にはガスも晴れ無風状態本当にラッキーでした、
昼食は、いつもの映えるメニュー?です、
」
頂上で食べるものは何でもうまい、
今回はコーヒーでもと思い、
どちらにしましょうか
やはりこれでしょう、違いのわかる男でしょ、CMを思い出しながらお湯を沸かして飲むコーヒー ダバダーバーダバダーダバダー HI HI
そんな訳で、今年はぐずついた天候が多いのでスケジュールを立てるのが難しいですが満足のいく登山でした、
アタックの動画を撮ってきたのでアップします、字幕も入力してみました(字幕マークをクリックすると)
栗駒山2021 9 11
あとがき:
今回の登山チョット非日常的な体験がありました、
頂上についてお湯を沸かして昼食チャージをしていると隣にお母さんと(30代後半位)と子供三人(長女小3、次女小2、長男幼稚園)のパーティーが来て昼食チャージを取り始めました、
すると、当局に話しかけてきて 栗駒山は何度も登ってるんですかあ~・・・
(えっ、なんで当局のような見知らぬ悪人ずらしたおっさんに話しかけるの)と思いながらも
当局・・・ え~、トータルでもう10回以上は登ってますかねえ、
お母さん・・・ えー、本当ですかすご~い
当局・・・ と言っても20代から数えてですからね~大したことないですよ
お母さん・・・ ほんとですか~、そんなことないですよ、すごいですよ
当局・・・ 家族で登山ですか、いいですね~、そちらは何回目なんですか、
お母さん・・・ 私、初めてなんです、
当局・・・ えっ、ほんとですか、でも他の山には登ったことあるんでしょ、
お母さん・・・ いいえ~、登山そのものが初めてなんです、出身は気仙沼なんですが今は栗原市に住んでいまして
いつも栗駒山を見るたびにいつか登ってみたいな~と思っていたんですよ
それで今日、思い切ってのぼってきたんですよ~、
当局・・・ それはそれは いいですね~ 初登頂おめでとうございます、
何か話が異常に盛り上がって、
お母さん・・・ 中央コース登ってきたんですが東栗駒山コースってどうなんですかねえ
当局・・・ 景色は断然そちらの方が素晴らしいですねえ、私はそちらの方が大好きです、でもはっきり言って靴は泥だらけ
サバイバルアドベンチャーコースですけどね、
お母さん・・・ え~、ほんとですかあ~ネットで調べてきてそっちも行ってみたいんですが
小さい子供でも大丈夫ですかねえ、
当局・・・ 小さい子供連れの家族も結構いますんで大丈夫ですがお母さん一人で3人はチョット厳しいかもしれませんね
お母さん・・・ (ちょっと残念そうに)そうですかあ~
当局・・・ (あまりにもお母さんが美人だったので、調子こいて)んじゃあ~よかったら一緒に行きますかあ~
私、帰りはそっちのコース帰るつもりですので、男手一人あれば何とかなりますよ、
お母さん・・・ えっ、ほんとですか~、いいんですか子供達うるさいですけど大丈夫ですか
当局・・・ ええ~、別に、私も子育て経験者ですので何があっても気になりませんから ただ、本当に泥だらけになったりよじ登ったり
しなくちゃいけませんよ、
お母さん・・・ 全然気にしないんで是非よろしくお願いします
当局・・・ (何かよくわかんないけど面白そうラッキー)
と、そんな訳で計5人の珍道中が始まりました、でもちょっと気になる、(大人の悪知恵で)お母さんに聞こえないように、
そっと子供に、ねえ、今日お父さんどうしたの 子供いわく、お父さん今日おうちにいた、(なんだ旦那さんいたのかチョット残念)
東栗駒山のコースはこの辺からが見所です、
お母さんは大満足で写真撮りまくっていました、
この問題のわんぱくたち
お母さん・・・ こっちの方が楽ですねえ、
いや、これは地獄の前の天国ですから、
お母さん・・・ ええ~、ほんとに、怖いような楽しみのような・・・
と、そこまではよかったのですが、絵に写っているようにみるみるうちに雲が湧いてきて天候は一転、あっと言う間にドシャ降りになりました
30分ほど降ったでしょうか、全員ずぶ濡れ、
それでもお母さん・・・ まあしょうがないなあ、プールに入ったと思えばなんちゅうことないよ、
子供達は大はしゃぎカエルを見つけては追っかけて行ってつつこうとする
上のお姉ちゃんが言う・・・ カエルさんいじめたらもっと雨降ってくるからやめてえ
キノコを見つけては3人で取り囲み、ねえ、おんちゃんこれ食べられる、さあ~どうかなあ、おんちゃん食べてみて いや、いや、いや
挙句の果てにドシャ降りの中、お母さんおしっこ、僕うんち、(出ました、出先での子供の定番セリフ)
仕方ないその辺でするしかないでしょう、”おっちゃん居たら嫌だから見えないように少し先に行ってるねえ”
暫く離れてふと後ろを向いて確認すると雨のせいか当局も疲れ始めたせいか3人のしゃがんで用をたしているお尻が妙にぼやけて見える
何か少し気になるが眼鏡も雨に濡れていたので視界もかなり悪くなっていたのでしょう、
とにかくわんぱく盛り1秒たりともじっとしていない、
そのうち雨も上がり一安心、と、そこまではよかったのですが・・・
そう、あれは一番の難所、渓谷の沢に差し掛かった時です、当局の顔の色が無くなりました、
普段であればなんちゅうことはないただの岩場なのですが、先ほど降ったドシャ降りの雨が一気に沢に集まり滝のような急流になっていました
ヤバ、ここを100メートルほど下って対岸に渡らないと登山道に入れないぞ
ヤバ、ヤバ、ヤバ、 大人なら何とかなるが子供達だと・・・・
今さら引き返すことも出来ず進むしかないのだが、ヤバ、ヤバ、ヤバ、
しかし、ここで当局が不安そうなそぶりを見せたのではチーム全体の?士気に影響する、
山の天気の急変は怖いですねえ、気を取り直して、務めて平然なそぶりで
大丈夫、大丈夫、少しずつ進めば何とかなるから、と・・・
当局の足首の上位は水かさがあります、場所によってはそれよりも深く、岩のくぼみなどは大人の背丈以上深くなっているところもあります
しかも勢いがすごい、大人だったら何とかなるが子供だと万が一流されて深みに落ちたら・・・・・
おい、おい、 ローカル局のRK*は無線で人助けをして新聞に載った、アマ無線界では久々の明るいビックニュースだというのに
当局は、警察、消防沙汰、取り返しのつかない事故を起こして新聞に載るわけ、おい。おい、冗談じゃないよ!
一人ずつ子供をおんぶして安全な岩の上においてまた次の子をおんぶして・・・・
ところがその岩の上の子供がじっとしていない飛び跳ねたりはしゃいだり
流石の当局もブチ切れ気味、 おい、おとなしくしてろー(かなりの大声で)滑って落ちて流されたら終わりだぞ~絶対動くなあ~!
そんな大声もどこ吹く風、とにかく飛び跳ねたりはしゃいだり、危険の認識が全くない、 見てて危なっかしくて生きてる気がしません、
お母さんはおんぶするわけにもいかないので手を引いて誘導し、そんな事を3回ぐらい繰り返して少しずつ進み何とか渓谷をクリアーしました、
対岸の登山道に着いたときは思わずへたり込んで”休憩”の号令、返す返すも山の天気は怖いものです、
当局・・・ お母さんすごいですねえ~、
一番厳しい岩の上で孤立しているときお父さんから電話かかってきましたからねえ(何故か栗駒山は携帯もラインも繋がる)
お母さん・・・ もしもし、ん~、だいじょうぶだよお(全然大丈夫じゃないんだけど)
当局・・・ もしかしてお父さんから, なんて言ってたのお
お母さん・・・ 心配して大丈夫かって言ってました、大丈夫だよって言ったら、大丈夫ならいいさって安心していました、
当局・・・ すごい、すごい、お母さんすごい! こんな危険な目にあって普通のお母さんだったらテンパってパニックになって
何でこんな危険なところに連れてきたんですかあ、どうしてくれるんですかあ、と、逆上されますよ、
お母さん・・・ いいえ~、いいえ~、そんなことないですから心配しないでください、
だけど、うけますよねえ、笑っちゃいますよねえ
当局・・・ お母さん神経質な人でなくて良かった、
お母さん・・・ 神経質な人は山に来ないから大丈夫ですよ、
当局・・・ すごい、すごい、お母さんのような人は初めて見ましたよ、物おじしないって言うか、度胸が座っているというか
おおらかと言うか、すごいですねえ~
お母さん・・・ いいえ~、そんなことないですから心配しないでください、うける~、笑っちゃいますよ、
こちらが拍子抜けする感じです、登山道に入ってもかなり厳しい所もあり梯子が設置されているところも4か所ぐらいありますが
子供達のアクティビティは一向に落ちません、わーサバイバルだあ~サバイバルだあ~と言いながらわざと水たまりにジャンプしたり、わざわざ危険なルートにチャレンジしたり、しまいにはめんどくさいから当局が担いで歩いてました、
レストハウスに着いた時には”やったー”と言った感じで思わずみんなで万歳をしました、(ああ~、疲れた)
当局・・・ お母さん、あんな危険な目にあわせてごめんなさいね、この教訓を今後に生かしてくださいね、
お母さん・・・ いいえ~、こちらこそありがとうございました、うけますよ~、笑っちゃいますよ~、全く心配なさらないでください、
(最後までこんな調子でした)
駐車場に着いた時にはもう夕方4時、当局の二輪とお母さんの車しか残っていませんでした、
当局が安心して少し休んでいると、わざわざ車で寄ってきて
お母さん・・・ え~、バイクで来たんですかあ~、後ろのシートたためば(ニッサンセレナ)バイク積めますんで家まで送っていきますから
当局・・・ いいえ、そこまでしなくとも、気にしないで、バイク好きで乗っているんですから、
お母さん・・・ そうですかあ~、でも私たちのせいでこんなに遅くなってしまって子供達も明日休みですからいいですよー、
当局・・・ 気になさらずに、ハイルザームの温泉にでも入っ行ってください、
お母さん・・・ んじゃあ~そうしますかあ~、本当に有難うございました、
と言って当局が煙草を取ろうとした時にはサッといなくなっていました、そういえばお母さんの後ろ姿。コンプレッションタイツのお尻のあたりが膨らんでぼやけているような、あの、子供達が用をたしている時のおしりと同じように・・・?
えっ、まさか,うそでしょ、あれ、もしかして狐のしっぽ・・・? そんなバカな,えっ、まさか ほんと・・・?
”鶴の恩返し”と言う話は聞いたことあれますが、”狐の恩返し”とはあまり聞いたことがありません(日本昔話にあるんだそうですが、かつて、市原悦子さんが朗読していたような・・・?)
どちらかと言うと、この場合、狐に騙されたという事になるのかな・・・?
まあ~、何とも不思議な体験でした、山は怖い、やはり神様と魔物が住んでいるのかも・・・?
あとがきのあとがき:
こんな事を書き込むと、またあのFT*局よくもまあ~、ずけずけとこんなほら話をと、ご批判の声が聞こえてきそうだが
当局の名誉のためにあえて声を大にして言いたい、これ、本当に、本当に、本当の話なんですから!
(一部、多少盛ってるところはありますが)
少なくとも、頂上で知り合った親子と五人で下山した事、渓谷の沢下りで怖い思いをした事、そしてお母さんがおおらかで美人だった事
このことは本当に!、本当に!、本当の話なんですから!
シッポのお話はまゆつば物ですが、そうとも思えるような不思議な出来事でした、
あの親子、家に帰ってこの出来事をお父さんにどう話したんだろうか・・・
チョット怖いような気もするが、あの親子のことだからきっと笑い飛ばした話にしてくれたと思いたい、
えっ、当局は家に帰ってどう話したかって・・・ 家族には一切話してはいません、
各局、山の天気と美人には気を付けましょう、気持ちが揺らぎますから、
ではまた・・・VA・・・E・・・・E・・・END