明日から始まる「開港163周年記念函館港まつり」...。まつりを盛り上げようと電飾
に彩られた3台の“花電車”が、「港おどり」や「いか踊り」の曲を流しながら函館の街を走っ
ているが、昨年までコロナ禍で運行できずに今年は3年振り運行とあってか、やけに張り切
っているようにも見える。道行く市民や観光客も足を止め、笑顔を見せながらカメラやスマ
ホを向ける。ただ心配なのは天気、予報では明日から「雨」、予報の外れることを祈る...
26日に函館港に入港した練習帆船“海王丸”(2556㌧)..。110人の実習生を乗せ
7月3日に東京港を出港、洋上での訓練を重ねながら、実習生の休養や物資の補給のため
函館港に寄港した。入港後、乗船中の実習生が新型コロナウイルスに感染したことが確認
され、感染拡大を防止するため、航海訓練を中断することにしたとの発表があった...
航海訓練の中断によって、感染者以外の実習生は既に“海王丸”を離れ下船..。“海王丸”はど
うするんだろうと、出航予定の今日午後2時、停泊していた中央ふ頭に車を走らせると、タグ
ボート2隻の力を借りて出航準備が進められている。ふ頭には20人ほどの市民が見送りに駆
けつけ、出航合図の汽笛に合わせ船長からの「帽フレ」の声で乗組員の方が別れの挨拶をして
くれた。実習生の「帽フレ」は見られなかったが、一日も早い訓練再開を願い見送った...
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今朝早く、雲一つない青空の函館港に真っ白な船体のクルーズ客船“飛鳥Ⅱ”(50,149トン)が
入港して来た...。クルーズ客船として函館港にお馴染みの“飛鳥Ⅱ”だが、新型コロナウ
イルスの影響もあって実に3年振りの寄港、また、若松ふ頭に着岸するのも初めてとあって
盛大に出迎えをすべきだったのだろうが、ちょっと様子がおかしい。24日に「夏のみちの
く・北海道クルーズ」で横浜港を出港、宮古港に寄港し函館港に向かう途中、乗船中の乗客
1名に新型コロナウイルス陽性者が確認され、クルーズは中止することとなったという...
函館港着岸後、陽性者と当初から函館港で下船予定だった70人を降ろし、この後予定してい
た室蘭港、大船渡港の寄港を取りやめ出発地の横浜港に戻るという...。折角の夏空、クル
ーズ日和で迎えられたのに残された乗客の方は予定していた下船しての市内観光も叶わず、デ
ッキから函館山や函館の町並みを眺めて戻ることになった。当初、出港は午後10時の予定だ
ったが、正午に繰り上げ“飛鳥Ⅱ”は大きな汽笛を3度鳴らし慌ただしく函館港を後にした...
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( 07/26 撮影 )
函館港中央ふ頭に入港した練習帆船「海王丸」の着岸を見届けたあと「情報交換を兼ねて“ワンコ
インランチ”でも」とフェリーターミナル・レストランに向かう...。このレストランの日替わ
りランチは、ボリューム満点で、ご飯を希望すれば大盛りが無料でしかも“ワンコイン”のはずだ
ったが、昨今の原材料の高騰には勝てず7月1日から「600円」に価格が改定されていた...
「いや、600円でも大丈夫」とランチのメニューも確認せずに券売機にを押す...。カウン
ターから「26番さん!!」と呼ばれ、トレーに乗せせられていたのは「タル鶏天ぶっかけ冷やし
うどん」..。カウンターで係の方から「タルタルソースは上から掛けても、つけ麺にしてでも
美味しいですよ」と教わり、上からぶっ掛けて箸を運ぶ。食べても食べても丼の中は減らないほ
どのボリュームには閉口。隣のテーブルの方が食べていた「冷やし塩ラーメン」、次はそれだ!!.
( 青森港に向け出港するフェリーを眺めながら、食事を楽しめる )
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今朝まで練習船「青雲丸」が停泊していた海岸町の中央ふ頭に、入れ代わるように練習帆
船“海王丸”が2隻のタグボートに誘導されながら入港...。函館港は“海王丸”の入港を
歓迎するかのような夏空で、この青空に4本マストの帆船がよく似合う。“海王丸”は初代
海王丸が建造される際に、日本の海の王者に相応しい船にしたいという海運に期待を込め
て命名され、平成元年に初代の代替船として建造時にその名を引き継ぐ海王丸Ⅱ世...
“海王丸”は、全長110m、全幅14m、総トン数2,556トン、メインマスト高43mで日本を代
表する4本マストバーク型大型練習帆船...。今回は、7月3日に実習生110人を乗せ
東京港を出港、途中訓練を重ねながら室蘭港を経由しての寄港で、実習生の休養や物資の
補給のためで市民への一般公開などの予定はないようだ。“海王丸”は、30日午後2時富
山伏木港に向けて出港、その後、別府港、神戸港などに寄港し9月9日東京港に戻る...
( 函館港外で入港する“海王丸”と出港する「青雲丸」がすれ違う )
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( 07/24 撮影 )
明治39年(1906)から続けられ、夏の大沼を代表する伝統の祭り「大沼湖水まつり」...。
ここ2年、新型コロナウイルス感染防止で中止が続き、今年は3年振りの開催。しかし、規模を
縮小されての開催というが、水難者を供養する灯籠流しや大沼の夜空を焦がす花火が打ち上げら
れる。その花火の打ち上げ、久々の花火打ち上げを見物にと大沼公園に向けて車を走らせた...
ちょっと欲張り、大沼の夕陽も眺めようと銚子口のキャンプ場近くに立ち寄ったが、西の空に横
たわる黒い雲に邪魔されイマイチの夕陽...。公園広場に向かうと、駐車場は何処も一杯で押
し寄せる車で大渋滞。何とか空き地に車を押し込め、打ち上げを待つ。家族連れが多く見られ、
こんなイベントを楽しみにしていたのかも知れない。待ち焦がれた花火、大沼の夜空に大輪の花
を咲かせ、最後は新井満さんの追悼花火で“千の風になって”の曲に乗って花火が打ち上がる...
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( 07/23 撮影 )
今朝、雨上がりの函館港に海技教育機構・練習船“青雲丸”(5890トン)が入港...。16
日朝、東京港を出港、航海技術を学ぶ約160名の実習生を乗せ国内の港に寄港しながら航
海訓練を続けている。“青雲丸”には海技大学校などの学生が乗船、船舶運航技術はもとより、
集団訓練を通して船上での行動習慣の体得と船舶の指揮者として指導性も学ぶという...
“青雲丸”は、この後室蘭港、小樽港、名古屋港などに寄港しながら、9月9日東京港に戻る
まで洋上での訓練が続けられる...。函館では束の間の寄港だが、甲板で着岸作業をする
実習生からは上陸を楽しみにしている様子もうかがえる。作業をする実習生の中に女性の実
習生も見られたが、160名の中に函館出身者が1名乗船しているとのこと。、訓練航海は
始まったばかり、実習生の活躍と“青雲丸”の御安航を祈る。なお、出港は26日朝の予定..
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打合せの後「今日もランチに行きますか?...」と、柏木町の電停傍にある回転寿司屋の暖
簾を潜る...。昼過ぎとあって結構賑わいを見せ、暫し待合で待機の後席に案内される。回
転寿司屋は久し振りとあって勝手がわからず「メニューは?」とスタッフの方に声をかけると
「目の前のタブレットをお使いください」と一蹴され、しかし、使い方がよくわからない...
タブレットを弄くり回し、やっとランチメニューに辿り着き“ミニ椀定食”をチョイス...。
ほどなくして運ばれてきたトレーの上に、漬け丼、かに飯丼、炙り丼の3つのミニ丼が並んで
いる。「腹を満たしてくれるかなあ」と顔を見合わせ箸を走らせたが、これが意外にボリュー
ムもあって腹を十分に満たしてくれ大満足。さて、「会計は?」とスタッフの方に聞くと「テ
ーブルの上の皿が計算してます」と、そうか置いていった皿は取り皿でなかったんだ....
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上湯川町に「市民の森公園」にある“アジサイ園”...。広々とした園内の中に約20種類、
1万3千株を有する北海道内最大規模の“アジサイ”の名所で、園内では青色のホンアジサイや
真っ赤に咲き誇るヤマアジサイのほか、小さな白い花がドーム状の形にして咲くアナベルな
ど色鮮やかに咲き競う“アジサイ”の花に、訪れた市民も花を見比べながら楽しんでいる...
市民の森公園では“アジサイ園”の魅力を満喫してもらおうとして、花の見頃に合わせて8月7
日まで「アジサイウイーク」を開催、各種体験会や撮影スポットを巡っての抽選会などのイ
ベントが行われている...。“アジサイ”は、雨の日により美しく見せてくれると言われてい
るので、もう一度傘を差しながら雨に濡れしっとりと咲く花に会いに行ってこようかな...
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( 07/17 撮影 )
「海の日」にちなみ箱館から脱国して近代日本を導いた男・新島襄の寸劇“新島襄 箱館から脱
国” が演じられた...。ここ2年新型コロナ感染拡大で中止を余儀なくされ3年振り、しか
も、大町の新島襄海外渡航の地碑前での予定も雨にたたられ急遽会場を地域交流まちづくりセ
ンターに変更と慌ただしい中での開催となったが、関係者の他、市民も駆けつけていた...
寸劇を演じたのは函館水産高校生3人と卒業生2人、東京から駆けつけた教科書出版会社の編
集部長の6人...。同校の我妻先生の解説で新島襄が幕末1864年、国禁を犯して密出国
するシーンの別れの杯、逃避行、再会の3場面を演じ、志を達成することの大切さを訴えてい
る。特に今回は、演技をレベルアップするため詩吟の講師を招き練習を重ね、碑に刻まれてい
る漢詩「男児、志を決して千里を馳り...」を情感たっぷりに吟じ喝采を浴びていた...
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折角の三連休もスッキリした夏空を見ることが出来ないようだ...。しかし、大雨で被害
が出たということでもが、鬱陶しい気持ちにさせられる日々が続く。今日の週間予報では今
週一杯はこんな天気が続くようですが、それが過ぎると本格的な夏の到来かも知れない...
船見町にある称名寺の境内に咲く“紫陽花”..。お寺の質素な趣を色とりどりの“紫陽花”が
境内の風情を引き立て、雨空に咲く上品な紫色や明るいピンク、爽やかなブルーで彩る“紫
陽花”は、鬱々とした気分を癒してくれるような気がする。そんな“紫陽花”を見ることが出
来るお寺を総じて「紫陽花寺」と呼ぶそうだが、称名寺も「紫陽花寺」なんだろうか...
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