地球温暖化は二酸化炭素が原因か

　今朝からマスコミは東北震災特集ばかりです。
　津波の災害は過去に何度も経験した歴史があります。
　ですから災害復旧、復興は単純に土地のかさ上げが各
地で行われております。
　一日でも早い復興を願うばかりです。

　それに引き換え福島の原発被害は未経験のこと、メル
トダウンというのは潜水艦小説の中だけかと思っており
ました。
　放射線被害で住む土地を奪われた被災者の方々の思い
は残念で仕方がないことでしょう。
　
　原発はクリーンなエネルギーといわれ、地球温暖化対
策には原発が一番かと思っておりました。しかし一端事
故が起きればダーティーこの上ないエネルギーとなりま
す。
　最近我々無線通信に携わるものとして最も影響のある
太陽についての本を読みました。
　京都大学理学研究科府付属天文台教授、台長柴田一生
先生の書かれた「とんでもなくおもしろい宇宙」という
本です。
　この中に（以下引用）地球温暖化の原因は温室効果ガス、
とりわけ二酸化炭素の排出増加によって進んでいる現象で
あり、ゆえに温室効果ガスの削減は世界中で取
り組むべきというのが正しいとされていますが、これはい
わば「政治的に正しい」のであり、「科学的に正しい」
事実なのかというと、実は疑問があります。というのも、
現在の温暖化が二酸化炭素の増加だけで決まっているとは、
必ずしも言い切れないのです。太陽の黒点が黒点が影響し
ている可能性の否定できません。黒点が少なくなると寒く
なるというのは歴史上の厳然たる事実であり、逆に太陽に
黒点が増加すると地球は熱くなることがわかっています。
ただしなぜそうなるかに関してはまだ明らかにされていま
せん。ですが、こうした学説は、地球温暖化の原因は二酸
化炭素であるとする説と衝突するため、なかなか報道され
ません。
　１９９７年の京都議定書以来、地球をまもるために二酸
化炭素を排出しないようにするのが人類としての基本的な
倫理、道徳である、という雰囲気が醸成されました。それ
に反対するような説を唱えようものなら「倫理にもとる」
との勢いで、世論が形成されてしまったのです。
　温室効果ガスは新たなビジネスを生む素にもなりました。
　原子力発電を推進する人々にとっては、温室効果ガスの
危険性を強調することは、即、二酸化炭素を出さない原子
力発電の「クリーンさ」をアピールする材料になります。
　原子力を推進すれば、温暖化防止に役立つといえるわけ
です。（引用終わり）

　宇宙にはまだわからないことがいっぱいあるのですが、
　一番身近な太陽でさえまだわからないことだらけだそう
です。こうなんだろうなという推測段階のことも多いとか。
　太陽の中のマグマが動くと電磁波が生じ、それがエネル
ギーを外部に伝えているのではなど面白い本です。その電
磁波のエネルギーの影響で地磁気が乱され、また電離層に
影響を与えていることは事実でしょう。