武内敦貴 会員限定記事
北海道新聞2024年5月1日 19:12
ウポポイの体験交流ホールで行われた、イヨマンテ（クマの霊送り）を題材としたオリジナル演目「イノミ」
【白老】アイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間（ウポポイ）」の体験交流ホールで4月29日、伝統儀式イヨマンテ（クマの霊送り）を題材としたオリジナルの演目「イノミ」が行われた。来場者たちは、厳かな雰囲気の中で披露された伝統芸能を通し、アイヌ文化への理解を深めていた。
イノミは、伝承者からの指導や資料映像を参考にして再現した10個の演目から構成する。伝統衣装に身を包んだ15人が登場。シントコと呼ばれる器のふたを使い拍子をとりながら歌うウポポ（座り歌）や、男性が刀を手に足を踏みならしながら踊るエムシリムセ（剣の舞）などを披露し、終了後は大きな拍手が沸いた。
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イノミは大型連休などに合わせ定期的に実施しており、次回は6日の午後4時半から同会場で行う。鑑賞にはウポポイの入場料（1日券大人1200円など）が必要。
※エムシリムセの「シ」と二つ目の「ム」は小さい字
