散日拾遺

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右通廣内 左達承明 ~ 千字文 059

2014-04-15 08:06:41 | 日記
2014年4月15日(火)

◯ 右通廣內 左達承明 (ウツウ・コウダイ サタツ・ショウメイ)

 廣內(広内)は漢の宮廷の図書室の名だそうで、どれほど広かったか想像が動く。
 承明は同じく漢室の宮殿の名で、ここは著述の場であったそうだ。

 (正殿に向かって)右は広内に通じ、左は承明殿に至る。

 右と左、通と達が対応する。
 右往左往、右顧左眄、右や左の旦那様・・・

 右の手のすることを、左の手に知らすな。
 ほとんど死語だが、自己アピール万能の現代でも、そのように振舞う人々はあるのだ。

 漢の宮廷で図書資料や著述作業が貴ばれたことは、直前の秦・始皇帝の暴挙をいっそうのこと浮き彫りにする。

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