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エレベーターの扉こじ開け?大工さん転落死…八王子

2006-09-03 00:04:21 | Weblog
エレベーターの扉こじ開け?大工さん転落死…八王子 2006年8月31日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060830i514.htm?from=main5
 30日午前11時40分ごろ、東京都八王子市三崎町の雑居ビル「RJスクェア」で、エレベーターが緊急停止し、昇降路の地下1階部分に男性が倒れているのを、駆け付けたエレベーター管理会社の従業員が見つけ、119番通報した。
 男性は頭を強く打っており、すでに死亡していた。
 八王子署の調べによると、死亡したのは、同ビル5階の飲食店の内装工事をしていた同市大和田町6、大工日向寺(ひゅうがじ)八郎さん(54)。
 エレベーターは5階の外扉がわずかに開き、人が乗り込む「かご」の部分は5階と6階の間に止まっていた。
 エレベーターの防犯カメラには、日向寺さんが5階のエレベーターの扉に金属製の棒(長さ約60センチ)でつっかえ棒をし、扉を開けたまま荷物を降ろしていた姿が映っており、その後、何かの拍子で棒が外れ、扉が閉まった映像もあった。
 同署は、日向寺さんが、閉まった外扉をこじ開けて乗り込もうとしたが、エレベーターのかごがすでに上昇していたため、誤って5階から転落したとみている。
 エレベーターには安全装置があり、通常、外扉は手で開かないが、つっかえ棒が外れた際に扉のすき間に挟まるなどして、安全装置が破損したとみられている。


 荷物の運搬業者などが、エレベーターを動かさないためにつっかえ棒を使ったりすることはごくごく自然に行われていることかと思いますが、記事を読む限り、エレベーターの中ではなく外から扉をこじ開けようとしたようですし、なぜビルの管理人を呼んで、エレベーター業者に対処させなかった等、いろいろと謎の起こる事故ですね。
 今回のように無理やりドアをこじあけてお亡くなりになったようなケースでは、最悪労災保険の給付の対象にもならない可能性があるだけに、今後の遺族への補償もひともめありそうな気がします。

<参考条文>
*労災保険法第12条の2の2 第1項 労働者が、故意に負傷、疾病、障害若しくは死亡又はその直接の原因となつた事故を生じさせたときは、政府は、保険給付を行わない。


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