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ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

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夕張市職員、早期退職検討は85%…労組調べ

2006-12-07 00:18:32 | Weblog
夕張市職員、早期退職検討は85%…労組調べ 2006年12月6日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061206i101.htm?from=main1
 来年度からの財政再建団体移行に伴い、総人件費の大幅削減を断行する北海道夕張市で、早期退職を検討している職員が8割を超えることが5日、市職員労組の行ったアンケート調査で分かった。仮に回答した全員が辞めると、一般職は一気に4分の1に減少し、行政運営に困難を来しかねない状況だ。
 夕張市は、総人件費カットで8億5000万円の歳出削減を目指す。実質2年で職員(4月現在309人)を半減するほか、給与を平均30%カットし、退職金は段階的に4年間で最大4分の1まで減らす方針。これを受け、市職労は11月30日から12月1日にかけアンケートを実施し、組合員189人(消防、医療職除く)と管理職35人、計224人から回答を得た(回答率85・5%)。
 結果は、「早急に退職を検討」が138人、「数年内に検討」が53人で両者を合わせると、計191人(85・3%)が退職を検討しており、実際、約20人が既に辞表を提出した。「早急に検討」と答えた年齢別では、56~60歳が最大の40人を占めた。退職金が段階的に減額されることが大きいとみられる。


 で、こちらが、給与は平均30%、退職金は最大で4分の1に縮小される財政再建団体の指定を受けた夕張市職員の意識調査です。さすがに雇用情勢が厳しい北海道の中でもさらに他の就職先を見つけることが難しい夕張市で、退職を検討している85.3%の大半が実際に退職するとは思えませんが、部門によっては退職者が続出して業務の継続が困難になる部署も出てくるかもしれません。
 夕張市の場合 全盛期に比べると人口が10分の1近くに縮小してしまったという特殊要因がありますが、これは決して他人事ではないのでは…。これからは人口が長期的に減少していく時代ですし、人はますます便利な都市部に集まり、地方は人が減っていく。この夕張市の悲劇も決して一地方の特別な出来事と受け止めるのではなく、どの地域でも起こり得る問題として真剣に捉えた方がよさそうです。


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