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(30日の選挙戦)みんなの党推薦・元中日の岩本氏、町長選に当選

2010-06-06 05:51:11 | Weblog
(30日の選挙戦)みんなの党推薦・元中日の岩本氏、町長選に当選 2010年05月30日 
読売 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100530-OYT1T00741.htm
毎日 http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100531k0000m010106000c.html
 愛知県大治町長選が30日、投開票され、元プロ野球中日ドラゴンズ選手で前町議の岩本好広氏(50)(無所属=みんなの党推薦)が、現職の小林隆氏(75)(無所属)ら2人を破って初当選した。
 岩本氏は隣接する名古屋市の河村たかし市長の政策を取り入れ、町民税の10%減税などを訴え、支持を広げた。
 当選が決まった岩本さんは、同町堀之内の事務所に集まった支持者に深々と頭を下げ、「政策重視でやってきた。責任の重さを感じており、改革の一歩を踏み出したい」と述べた。選挙では合併問題が最大の争点となったが、他の2人が「あま市」との合併を訴えたのに対し、岩本さんは名古屋市との合併を主張した。
 さらに、みんなの党の渡辺喜美代表の等身大写真パネルを事務所に置き、同党から参院選愛知選挙区に出馬予定の薬師寺道代氏の応援を受けるなど、選挙戦では同党推薦を前面に出してアピールした。
 岩本さんは愛知県立半田農業高を卒業後、社会人野球を経て1982年、阪急ブレーブス(現オリックス)に内野手として入団。87年に中日に移籍した。90年に引退するまで通算393試合に出場。91年から3年間は中日の走塁コーチを務めた。

大治町長選:減税派当選で河村・名古屋市長、合併に前向き 2010年05月31日 毎日
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100531k0000e010065000c.html
 30日に投開票された愛知県大治町長選で、名古屋市との合併推進を訴えた元中日選手、岩本好広氏(50)=みんなの党推薦=が初当選したのを受け、河村たかし名古屋市長は31日の定例会見で「住んでいる人にとっていいことになればやってもいい」と合併に前向きな姿勢を示した。
 岩本氏は河村市長の施策に追随し、町民税10%減税も主張している。河村市長は「日本一税金の安い町になる。少しでも安くサービスが受けられるようになれば」と減税を進める勢力の拡大に期待感を込め、「大治のみなさんと名古屋市民が一緒になっていくなり、どうするのがいいのか、住民から(議論が)まき上がるようにしなければならない」と話した。




 鳩山総理退任&菅新総理誕生など政治ネタが豊富にあったこともあり、すっかり投稿するタイミングを逸していたのですが、30日に行われた地方選挙結果をお送りしたいと思います。
 大治(おおはる)町は東側と南側を名古屋市、他は海部郡3町の合併で誕生したあま市に囲まれる人口3万人程の小さな町で、町長選は1期現職を務めた75歳の現職小林隆氏に対して、みんなの党が推薦する元中日選手で50歳の岩本好広氏、元衆院議員秘書で27歳と非常に若い広田幸治氏の3人が立候補しましたが、
 町民税の10%減税や名古屋市との合併などを主張すると共に、合併相手は歴史的つながりの深いあま市とではなく名古屋市との合併を主張した岩本好広氏が3818票を獲得し、現職であま市との合併を主張する小林隆氏(3735票)をわずか83票差で抑えて見事初当選を決めました。(同じくあま市との合併を主張する広田氏は2061票を獲得)

 現職小林氏の場合は、一旦引退を表明した後に撤回して出馬時期も遅れるなど 一連のバタバタで町民の印象を下げてしまったということもあるでしょうし、逆に広田氏の場合は年齢が故の知名度不足もあったのだろうと思いますが、同じあま市との合併派が分裂したあげく共倒れになった感があるだけに、あま市と一緒になることを希望した方にとっては納得がいかない結果になったように思います。
 そして獲得票数を見ても岩本氏と現職小林氏との差はわずかで、同じくあま市との合併を希望した広田幸治氏との票数を合わせると6割に達し、逆に岩本氏の支持率は4割に満たない状況ですし、町議会の大半はあま市との合併希望派だけに、今後もこのどちらと一緒になるかは揉めそうですね…。

 私個人の意見としては、あま市を構成する旧3町とは2008年5月に当時の3町と大治町との合併研究会を設置するも同年11月には大治町が自ら離脱した経緯があること、名古屋への通勤者も
多く、また将来のことを考えても、人口が増えている今ならたとえ大都市名古屋に飲み込まれる形になったとしても、有利な合併条件を引き出せそうだけに、個人的には名古屋市と一緒になる方が良いのではないかと思わなくもないのですが、新町長となる岩本氏はどのような舵取りを見せていくのか、要注目ですね。


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