新・宇宙戦争 ミサイル迎撃から人工衛星攻撃まで (PHP新書) 新書 – 2024/1/16
長島 純 (著)
宇宙戦争というとスターウオーズやガンダムなどが頭に浮かんでしまいますがこの本はどっちかというと地球に近い宇宙空間が新たな戦場になりうることを視野に入れて分析された本です。考えてみればこれだけ便利な世の中になったのも人工衛星をはじめとする宇宙空間の活用があったからこそ。冷戦時代は弾道ミサイルによる攻撃が一発目だった危険性がありましたが今の時代、有力な一撃を加えられるのはGPSやサイバー空間などの情報インフラであるということで人工衛星などが攻撃対象になりうる危険が指摘されています。 無人での攻撃が加えられるようになったりしていることも相まって今後は人は主役ではなくなってくるのかもしれません。 より重要になってくるのはこういった情報インフラと逆にそれを活用した情報戦というところなのでしょう。
こういった事態を予測するために企業でも事業企画や研究開発戦略を思考・創造する際に用いられている手法 「SFプロトタイピング」が紹介されており、将来の技術発展を想定した起こりうる事態のケーススタディがなされています。
●宇宙をめぐる大国間の競争
●未来の戦場――人間のいない戦争
●対宇宙(カウンター・スペース)攻撃の可能性
●米国の国防宇宙戦略――「宇宙が戦闘領域に変わった」
●極超音速兵器への対応
●宇宙に係る攻撃は日米安保の対象●「はやぶさ」などの技術に高い関心を持つNATO
●宇宙を通じた気候変動対策
●2049を超えた未来――SFプロトタイピングの試み
●【特別対談】奥山真司×長島純――総力戦を加速させる未来の戦争
●宇宙をめぐる大国間の競争
●未来の戦場――人間のいない戦争
●対宇宙(カウンター・スペース)攻撃の可能性
●米国の国防宇宙戦略――「宇宙が戦闘領域に変わった」
●極超音速兵器への対応
●宇宙に係る攻撃は日米安保の対象●「はやぶさ」などの技術に高い関心を持つNATO
●宇宙を通じた気候変動対策
●2049を超えた未来――SFプロトタイピングの試み
●【特別対談】奥山真司×長島純――総力戦を加速させる未来の戦争