名古屋市科学館で開催されている特別展「海」に行ってきました。協力している海洋研究開発機構の拠点の一つが単身赴任先の住所に近いこともあり気になってはいたのですが…いわずもがな地球の表面の70％は海なので地球上の水も99.2％が海水。その起源は、はやぶさの持ち帰った岩石からも水が認められたということで海の根源は地球が形成された時にも存在していたようです。その後、二酸化炭素が温室効果を発揮し、形成された海で生まれた生物が酸素を発生して二酸化炭素を消費しながら幾度となく氷河期などを経験しながら今の姿になってきたわけですが生命の起源は海からというのは改めて認識できました。特に日本は海溝に囲まれた位置にあり深浅の様々な環境が存在していることや親潮と黒潮という2つの海流に囲まれている環境から生物多様性という観点で特異性を持つ環境だそうです。（面積は0.9％だが生物種として13％程度が存在）
国土面積は少ないものの海をうまく活用していくことや海を活用した研究開発は今後も重要な分野と改めて感じさせられました。
半導体も水が命、製造にとっては日本の水環境は役に立っているのかと思いますが日本の半導体関連メーカーも海水の淡水化技術という面で半導体製造の技術を生かした活躍をしてきていて日東電工の浸透膜なんかは最たるもの。島国だからこそ海の活用も注目していきたいところです。
