hokutoのきまぐれ散歩

ブログも11年目、遂に3900日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

あけましておめでとう!〜丑年の出来事を遡る

2021-01-01 00:00:00 | 日記
あけましておめでとうございます。本年も『hokutoの気まぐれ散歩』をよろしくお願い致します。
ところで陳腐な書き出しだが、昨年は予想もしていなかったコロナ禍の中で体験したことのない1年となってしまった。

いつもは鉄道、切手、寺社巡り、グルメなどばかりの話題だが、大晦日に東京では感染者が1300人を超えた今年のような年は少し硬めの内容でスタートしてみたい。
もちろん、コロナ次第で今年の予想を書くことは無理というのが正解のようだが。ただ、その中で干支の巡り合わせに絞って過去を振り返ってみたい。

丑年は相場の諺でもあまり良い事は書かれず、『丑年は躓く』と言われている。
まずは直近の丑年、12年前の2009年であるが、8月の総選挙で自民党が大敗、9月に民主党鳩山内閣が組閣された。私には民主党政権→東日本大震災というだけで悪いことしか思い出すことができない。



しかし、悪いことはこれだけではなかった。ほぼ同時期にアメリカでリーマンブラザーズが倒産、いわゆるリーマンショックが発生したのである。日本は直接の影響は大きくなかったものの、世界同時不況により成長率がマイナスになるなど大きな影響を受けたのである。




24年前の1997年は山一、長銀、北拓と金融倒産が相次ぎ、金融機関の資金調達にも苦しむ時期となった。私も銀行時代に初めて営業課長になって張り切った頃だが、厳しい時期の舵取りに苦しむことになった。いわゆる貸し渋りが問題になったのもこの頃で煽りを食って中堅中小企業の倒産が相次いだ。



36年前の1985年は8月の日航ジャンボ機墜落事故、乗員乗客計524名が亡くなった。一方、経済に目を転じると日本は先日亡くなったエズラ・ボーゲルが言ったとおり、当時はJapan as no.1だった。しかし、プラザ合意で世界的合意のなかで円高容認を約束させられ、その後の円高不況、内需拡大、公定歩合引き下げ、バブル景気と進むきっかけとなったのは間違いない。
つまり、過去3回の丑年は悪化のターニングポイントとなっているのである。

こうして書いてみると年のスタートにあたり、暗い話ばかり。あまり書きたくは無かったが、こうならないよう、悪い予感が当たらないような年となるのを祈っている。本年もよろしくご愛読のほど。