えー、今回のネタは妻と子どものサイト「響けブログ」http://blog.goo.ne.jp/hibikeblog/
にもありますので、そちらもご覧ください。
さて、友人が実行委員会にいたりしたこともあり、何度か行ったことがあった「横浜本牧ジャズフェスティバル」。もう10年近く間隔が空いてしまい、その友人も実行委員会をやっていないのですっかり疎遠だったが、今年は出掛けてみた、というのもパーカッションの怪人仙波清彦氏とポンタ村上のコンビが間近で見られるからだ。
で、新宿湘南ライナーで横浜、そこから根岸線で根岸、さらにバス、で本牧ジャズフェスの会場に東京。客席の様子は以前と変わらず、音楽を聴きたい人はステージ前で立って聴く、それ以外の人はゴロゴロしながら麦酒を飲むか、裸火許可をとっておいてバーベキューをするか。これは、都心のジャズフェスとは思えない長閑さで、とても楽しい。
僕は後半からの会場入りで、小沼ようすけのトリオ(べースが日野ケンジだった、ヒノテルの息子さん)から見た。
小沼ようすけトリオは非常に楽しそう、同年代の三人で、スキなことをやって、といういい意味でジャズ研の延長線上にあるような感じ。難しいフレーズをバキバキ決めつつ、時折目を目と合わせてにっこり、みたいな。でも悪い意味でもジャズ研的で、聞き手への迫り方が弱い、[聴かせるぞ!]というパワーがステージから約5メートルあたりまでしか届いていない。
グレース・マヤバンド。ボーカルとピアノのお姉さんだが。これはジャズフェスに咲く大輪の花、という感じで良かった。もともとジャズボーカルは大好きなのだが、ジャズフェスとボーカルってのはよく似合う。「真夏の夜のジャズ」のアニタ・オデイを想起させる。あれは美しくもジャズだった。
ギターの荻原亮、良かったなー。素晴らしい仕事。うたばん、しかもソロの時はスリリングで、聴かせる。
坂井紅介、ベース大御所。貫禄が凄い。頼れる感じで、聴く方もリラックスできる。
そして、トリはお目当てのポンタ、仙波を擁するユニットMETHOD。
METHOD自体の存在は知らなかったし、他のメンバーもベースの水野氏とバイオリンのカオさん以外は知らず。
さて演奏が始まってみれば、エスニック風のテーマあり、変拍子あり、バックトラック有り、ラップあり、のいろんなごったに風のバンドだった。
ま、正直言って好みの系統ではないのだが、なんといってもポンタ&仙波が堪能できたので、最高だったといえる。
バックトラック(カラオケ)があるタイプの曲が多かったんでポンタのドラムはステディだが、それでもオカズは気持ちがいいし、音がキレイだ。クラッシュシンバル(左側の)はシンバルに穴がたくさん空いていて、サスティンが短く面白い音だった。
そして、仙波さんだが、やっぱり師匠、さすがです。金物で細かいリズムを出して曲を先導し、中盤ピアノのソロ(このピアノの人は素晴らしかった)あたりになると、フリモノでシャカシャカとビートを補強する。このフリモノの音のタチかたとキレの良さは尋常ではないもの。まさに一振りで曲が変わる。インドのカレーで、何かの香辛料をちょっと入れるだけで激辛になたったりするのをテレビで見た記憶があるが、アンナ感じで音楽を支配しているように思えた。
そして圧巻は仙波&ポンタのツインドラムであって、これはいままで見たことがないシーンだった。仙波さんはヤマハの小さなドラム、たぶんHip GiGを使っていて、音が超コンパクトでタイト、しかもリズムがどこか和楽器風。それにポンタの重めでズシリとしたビートがからまるので、凄いことになる。オカズで二枚重ねシンバルを叩きまくる仙波師匠と、それを腋からニコニコしつつ大汗をかいてビートをドライブさせるポンタ、いや、至福の時でした。
来世は絶対にドラマーになって、女にモテて、モテて、モテまくってやるー。と思う、モテの機会がほぼないギタリストの叫びで終わりたいと思います。
Gooブログの文字制限で、推奨アルバムが入りきらないので別枠でまた。
にもありますので、そちらもご覧ください。
さて、友人が実行委員会にいたりしたこともあり、何度か行ったことがあった「横浜本牧ジャズフェスティバル」。もう10年近く間隔が空いてしまい、その友人も実行委員会をやっていないのですっかり疎遠だったが、今年は出掛けてみた、というのもパーカッションの怪人仙波清彦氏とポンタ村上のコンビが間近で見られるからだ。
で、新宿湘南ライナーで横浜、そこから根岸線で根岸、さらにバス、で本牧ジャズフェスの会場に東京。客席の様子は以前と変わらず、音楽を聴きたい人はステージ前で立って聴く、それ以外の人はゴロゴロしながら麦酒を飲むか、裸火許可をとっておいてバーベキューをするか。これは、都心のジャズフェスとは思えない長閑さで、とても楽しい。
僕は後半からの会場入りで、小沼ようすけのトリオ(べースが日野ケンジだった、ヒノテルの息子さん)から見た。
小沼ようすけトリオは非常に楽しそう、同年代の三人で、スキなことをやって、といういい意味でジャズ研の延長線上にあるような感じ。難しいフレーズをバキバキ決めつつ、時折目を目と合わせてにっこり、みたいな。でも悪い意味でもジャズ研的で、聞き手への迫り方が弱い、[聴かせるぞ!]というパワーがステージから約5メートルあたりまでしか届いていない。
グレース・マヤバンド。ボーカルとピアノのお姉さんだが。これはジャズフェスに咲く大輪の花、という感じで良かった。もともとジャズボーカルは大好きなのだが、ジャズフェスとボーカルってのはよく似合う。「真夏の夜のジャズ」のアニタ・オデイを想起させる。あれは美しくもジャズだった。
ギターの荻原亮、良かったなー。素晴らしい仕事。うたばん、しかもソロの時はスリリングで、聴かせる。
坂井紅介、ベース大御所。貫禄が凄い。頼れる感じで、聴く方もリラックスできる。
そして、トリはお目当てのポンタ、仙波を擁するユニットMETHOD。
METHOD自体の存在は知らなかったし、他のメンバーもベースの水野氏とバイオリンのカオさん以外は知らず。
さて演奏が始まってみれば、エスニック風のテーマあり、変拍子あり、バックトラック有り、ラップあり、のいろんなごったに風のバンドだった。
ま、正直言って好みの系統ではないのだが、なんといってもポンタ&仙波が堪能できたので、最高だったといえる。
バックトラック(カラオケ)があるタイプの曲が多かったんでポンタのドラムはステディだが、それでもオカズは気持ちがいいし、音がキレイだ。クラッシュシンバル(左側の)はシンバルに穴がたくさん空いていて、サスティンが短く面白い音だった。
そして、仙波さんだが、やっぱり師匠、さすがです。金物で細かいリズムを出して曲を先導し、中盤ピアノのソロ(このピアノの人は素晴らしかった)あたりになると、フリモノでシャカシャカとビートを補強する。このフリモノの音のタチかたとキレの良さは尋常ではないもの。まさに一振りで曲が変わる。インドのカレーで、何かの香辛料をちょっと入れるだけで激辛になたったりするのをテレビで見た記憶があるが、アンナ感じで音楽を支配しているように思えた。
そして圧巻は仙波&ポンタのツインドラムであって、これはいままで見たことがないシーンだった。仙波さんはヤマハの小さなドラム、たぶんHip GiGを使っていて、音が超コンパクトでタイト、しかもリズムがどこか和楽器風。それにポンタの重めでズシリとしたビートがからまるので、凄いことになる。オカズで二枚重ねシンバルを叩きまくる仙波師匠と、それを腋からニコニコしつつ大汗をかいてビートをドライブさせるポンタ、いや、至福の時でした。
来世は絶対にドラマーになって、女にモテて、モテて、モテまくってやるー。と思う、モテの機会がほぼないギタリストの叫びで終わりたいと思います。
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