ほぼ週刊イケヤ新聞ブログ版

コピーライター・ミュージシャン池谷恵司の公式ブログです。
私的メールマガジン「ほぼ週刊イケヤ新聞」のブログ版です。

いや、やってきましたよ、ラッパとベースで浜松ライブ。

2008年08月31日 16時18分29秒 | 原朋直トランペットレッスン講義ノート
いや、やってきましたよ、浜松ライブ。

こちらはベースを弾いているRiversだけの演奏だったはずですが、行ってみたらテナーサックスのカルテットが1st stageで、恩師Nさんがドラムで参加するわけなんですが、そこに手招きで呼び込まれていきなり吹くことになってしまった。ある意味東京での4管よりも厳しいセッション的状態に放り込まれてしまいました。

On The Sunnyside of streetとSaint thomasがステージ上で言い渡され、テナーサックスの方の楽譜を横目で見ながらの演奏。テーマですでにシャープを落とすというヘロヘロなステージにあいなりました。

やっぱジャズってのは、いきなり本番で見事にばさっと決めて、ギャラを片手で受け取っていくのが美しいので、打ち合わせ無しの居合い抜きみたいなステージで上手に吹けるようになりたいものです。


ササキゴローさんやNさんとやっているRiversは比較的安定した演奏ができるようになってきました。東京よりは出来が良かったかな。でもベースってもんはまだちゃんと弾けていないように思いました。

もうちょっとね、本番をやりたいです。

終わった後は、大打ち上げで楽しかった。
なんと、お仕事の大先輩の方の家の床で気づいたら寝ていたのでした。
すいませんでした。
でもむちゃくちゃ楽しかったですー。

PHOTOは、浜松和地山公園でラッパを練習したときのもの。
快晴の下、広い公園でオープンでラッパが吹けるってのは、ほかの例えようがないぐらい幸せなことですな。

ということで、まだまだ音楽精進の日が続きます。

というか、週が開けたら、これまた苛烈なスケジュールが飛び交う、喧噪の巷ってのが、明日のココロだー。

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googlemap(グーグルマップ)についたグーグルストリートビューは凄いぞ

2008年08月29日 09時32分26秒 | Photo&エッセイ
ほぼ日刊イトイ新聞のダーリンコラムに載っていたんだが、
グーグルストリートビューというサービスができた。
これは驚きだ。
グーグルマップ(僕は愛用していますが)への付加機能だが、そこの風景を写真として見ることができる。以前グーグルアースで衛星写真が見られて本当に驚いたが(今でも引き続きい驚いているぐらいだが)、それの地上版である。

信じられないことに、ウチの前のPHOTOもある。しかも上に振ったりもできる。
冒頭は今通っている会社「草思社」の建物である。そのままだと玄関だけなのでスクロールしたら上に振ることができた。こんなPHOTOになった。

これは世界中で展開しているのだろうか。だとしたら、いったい、何枚のフォトを取っているんだろうか、どうやってとったのだろうか、いつ、だれがとったのだろうか、それをソフトウェアとして、しかもWebアプリとしてどうやって整理しておけばリアルタイムにこんなに滑らかに画像を表示できるのだろうか。いや、信じられないことである。007のような諜報機関が天文学的なお金をかけてやるようなことが、いま、自宅(いまは実家)から簡単にできるとは、本当に信じがたいことである。

やー、googleってすごい。でも世界征服をもくろんでいるかもしれん。


それにしても、以前はソニーややっていて、いまはアップルがやっているような、技術で人をハッピーにさせ、エキサイティングな体験をさせるというのは、すでにグーグルやYou Tubeのオハコになりつつあるのだろうか。


使いかはごていねいにグーグルストリートビューでおしえてくれる。

映画「ベガスの恋に勝つルール」を見た。<★★★☆☆>

2008年08月28日 21時14分47秒 | 映画レビュー
ベガスの恋に勝つルール
[監]トム・ボーン 
[脚]デイナ・フォックス 
[出]キャメロン・ディアス  アシュトン・カッチャー ロブ・コードリー レイク・ベル トリート・ウィリアムズ  クイーン・ラティファ 
[制作データ] 2008米/FOX
[上映時間] 99分

キャメロン・ディアスを最初に見たのは、ジム・キャリー主演の「マスク」だった。衝撃的だったなー。あまりに美しかったのでね。最近はsoftbankのケータイですっかりお茶の間でも駅張りでも有名になったんだけど、ちょっとブスなところがいいよね。

その彼女の主演作を見てきた。どうでしょうか、古典的なラブストーリー、アイドルもの、どまんなか、まっすぐストレートのラブコメという感じで潔い。が、正直言って厳しいな、アイドルをやるのは。多分、同じ悩みはメグ・ライアンももっているんじゃないかと思う。それからキャメロン・ディアスがメチャクチャできるキャリアウーマンっていうのも、ちょっと苦しいな、と思わせられた。

さて、1つ驚いたのは、ほんのちょっとジャズが流れるシーン、ジャズトリオのシーンがあったが、もちろんそこにどんなミュージシャンがいるのか、よく見なかった。が、エンドロールで驚いたよ。ロン・カーターってかいてあるじゃないですか。
あいやー、これは映画を作る側にジャズへのこだわりがあるのか、ジャズメンなんてとりあえずギャラが安いんだからやすい中では一番良いのを使っとくか、と思ったのか、不明だが、たぶん悲しいことに後者だと拝察される。アメリカに以前行ったときすでにジャズは死んだかなとおもったかなぁ。
死なないで欲しいなぁ。

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キャメロン・ディアス主演のロマンチック・コメディ。ラスベガスで酔った勢いから結婚してしまったヒロインが、大金を手に入れようと離婚を画策する姿を痛快に描く。
失恋の傷を癒すため、ラスベガスへ繰り出したジョーイは、そこで出会ったジャックと酔った勢いで結婚してしまう。正気に戻った2人は離婚しようとするが、ジャックポットで大金を当ててしまい、事態はこじれていく。


ジャズ&ボッサ
ロン・カーター,ジャヴォン・ジャクソン,ギレルメ・モンティロ,ポルテーニョ,ギメール・モンテーロ,スティーヴン・スコット,ローランド・モラレス=マトス,ポティーニョ,ローランド・モラレス・マトス
EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)

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イッツ・ザ・タイム
ロン・カーター,マルグリュー・ミラー,ラッセル・マローン
EMIミュージック・ジャパン

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ゴールデン・ストライカー(CCCD)
ロン・カーター,ラッセル・マローン,マルグリュー・ミラー
EMIミュージック・ジャパン

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ディア・マイルス
ロン・カーター,スティーヴン・スコット,ペイトン・クロスリー,ロジャー・スキテロ
EMIミュージック・ジャパン

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いや、考えてみたら、明日ライブを演るんだった!

2008年08月28日 21時00分33秒 | BAND
昨日、今度のライブは10月のやらまいかフェスティバル(浜松市で開催)だー!とかいっていたんだが、考えてみれば、明日、浜松のメリーユーでライブをやることを忘れていた。やるんだ、そういえば、もういっかい、オレがベースを弾いているバンドで。(こちらもプライベートなパーティです)

ちょっと力が抜けすぎだろうか。でも一昨日のライブの音源を聞いたら、演奏は悪くなかったよ、ちょっとお客がとてもうるさかったけどね。

明日は、もういちど頑張ります。ああ、楽しみだ。仕事関連の諸先輩の演奏が聴けそうだからな。

(あ、写真はイメージです。)



THANK YOU FOR THE MUSIC
bonobos,佐々木康之,蔡忠浩,朝本浩文
Dreamusic

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Thank You for the Music

Euro Parrot

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ラッパも吹いて、ベースも弾いて、なぜかギターは弾かなかったけどとっても楽しいライブでした

2008年08月27日 07時59分32秒 | BAND
先日書いたプライベートなパーティのライブが昨日ありました。

オリジナルのフォークロックロックのバンド(アコギ2本とエレベとドラム)でベースを弾き、その後10ピースのジャズバンドでフリューゲルホルンを吹きました。

イヤ、久々にライブをやった感じだけど楽しかったなー。ベースは思い起こせば学生時代に素敵な「新世界」というバンドで曼荼羅でライブをやったとき以来のライブでのプレイだッ。って、25年ぐらい前ではないだろうか。

光陰矢のごとし。


ま、ベースでは特に本番でミスが多かったんですが、思った以上に落ち着いて演奏できて自分的にはまぁまぁかなと思ってます。
ラッパはね、前はアガったんだけど、もうアガらなくなりました。
とてもリラックスして楽しく演奏できたし、たぶん前より自由に演奏できていると思います。もちろん自己ベストの演奏はできないけどねぇ、ライブでは。

そういう意味では、オリンピック選手はすごいよね。ああいう全世界が見ている大舞台で、優勝とか、入賞とか、メダルでなくても、自己ベストを出せるだけで、ゴイスです。これは精神力の世界だな。勉強したいと思っておりますです。

(後日サッカー中村俊介の本を読んだのでレビューしますよ)

ということで、次のライブは多分浜松の「やらまいかフェスティバル」、屋外で子供をドラムに据えた「ビッキーズ」のライブだー。やっとギターが弾けそうです。

とりあえずバンド練習だー。

察知力 (幻冬舎新書 な 4-1)
中村 俊輔
幻冬舎

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妻のブームは「パンを焼く」

2008年08月26日 08時00分50秒 | Photo&エッセイ
妻の最近のブームは「パンを焼く」です。粉もん屋シリーズと題して粉からいろいろ作ってくれて美味しいんですが、ウドンとか、餃子の皮とか、実際に小麦粉から作ってもらうとほんと、美味しいです。

ちょっと前はピザを作ってくれていて、これはまぁ、もう出前のピザは喰えないかなという感じだったんですが、今回はついにパンまで到達。妻が連日更新中の人気急上昇中ブログ(響けブログ http://blog.goo.ne.jp/hibikeblog/)に詳しいが、中がもっちりしたなかなかおいしいぱんが食べられて、私はとても幸せです。

あ、これは「心に残る妻のひとこと」のフォローではありません……。いや、ほんとに。

パンづくりテキスト

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柴田書店

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パン作りQ&A―上達への近道!
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ベースをまたスタジオで借りました。プレベ(Precision bass)もいいね。

2008年08月25日 22時16分56秒 | BAND
ベースをまたスタジオで借りました。プレベもいいね。

さて、いよいよ明日がライブ本番です。
本日はとある理由があってシークレット練習でした。
で、今日は女性ベーシストの取材があってそこから練習に行くもんだから、ベース持って取材にいくのもなんだな、と思って、しかも雨ってのもあって、ベースを借りることにしたのであった。

前回はジャズベースだったんだが、今回はベースのもう一方の雄、プレシジョンベースを借りることとした。白いプレベ、色が褪せて逆に鮮やかになったピックガード、これはもう、実に渋くてカッコイイ。ルックスに惚れてしまった。

で、音だが、また、これもいいねぇ。ワンピックアップってのもあって、音はトーンをコントロールしてもほとんど変わらない。でも、いい音だ。強く弾くとブリっていうか、バリっていうじゃじゃ馬でやんちゃなところがたまらない。ま、下手に弾くとそればっかりになって煩いのかもしれないが。

それにしても「オレはこの音しかでんもんねー」という潔い音は、やっぱり強いね。

プレベもいいと思うよ、オレはね。ああ、ベースも欲しくなってきたなぁ。

そのまえに、ほとんどあげたに近い自分のジャズベースを借りてみて、もう一度弾いてみようかなぁ。

ああ、楽器ってのは、しぬほど楽しいぞー。
ほんとに罪なものです。


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あんたって「もんがまえ」みたいね

2008年08月24日 20時28分51秒 | 心にしみる妻のひとこと
久々に妻に、心にしみる一言を言われました。

あまり動かない、という意味(悪い)のようです。

あんたって「もんがまえ」みたいね。

意味は不明です。


白川静さんに、訊いてみたかったです。



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小山 鉄郎,白川 静,文字文化研究所
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やっぱ、フェンダーのジャズベース(Fender Jazzbass)はいいね。

2008年08月24日 05時52分23秒 | BAND
やっぱ、フェンダーのジャズベース(Fender Jazzbass)はいいね。

ところでベースをやっているバンドだが、先日仕事の帰りに練習となったわけだが、どうしても楽器を持っていけない事情があって。三軒茶屋のリハーサルスタジオ「ノア」でやっているんだが、そこで貸しベースがあるということで、借りてみた。これがフェンダーのジャズベース。

うーん、実はベースを真剣に弾きはじめたのがここ一年ぐらいなので(以前学生時代に「新世界」というすばらしいバンドでベースを二年ぐらい弾いたことはあったが)、音については実はよく分かってない、特に「こういう音を出したい」という意志はない、というかいい音のイメージを持てていない状況である。

が、上記の事情でフェンダーのジャズベースを弾いてみたら、これが太くて重くていい音なんだな。モコっとした低音がアタックの下にあって、これが何とも言えない太さと重さ、包容力を醸し出している。こういう音だと、あまり余計なフレーズを弾きたいとは思わないわけだよ。モコモコってのはトーンやアンプをいじってもたいしてかわんないぐらいいつも出ていて、これはいわばバスドラムより低いところにあるので、バンド全体を支えていることになる。ベースの醍醐味を感じさせてくれる。

たとえばこのベースでランニングベースをやれば、なるほど、ジェイムス・ジェマーソンだよ。バンドそのものをコロコロと転がしている気持ちになれる。

いいな、ジャズベース。ヤマハのBBもストレートでソリッドな音で、音作りもアクティブ(電池を使うピックアップです)なのでイロイロできていいんだけどね。でも、この音しか出ない、という感じの太い重いジャズベースもいいよな。ほしいです。楽器屋さんで試奏してみよう。

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参加している2つのバンドの同時ライブ、いよいよ、近し。

2008年08月24日 05時41分57秒 | DIARY
参加している2つのバンドの同時ライブ、いよいよ、近し。

いま参加しているバンドはたぶん4つか5つぐらいあるんだが、半分ぐらいがそれぞれの事情で休眠中。
で、いまたまたま稼動している2つのバンドが、来週同時に対バンでライブとなった。これは嬉しい悲鳴である。

あ、見に来て頂こうというお話ではなくて、というのも、これはプライベートなパーティでのライブなのだ。ご心配なく。

ここ数年来、音楽関連のホームページや雑誌の仕事を一緒にさせて頂き、折に触れて音楽、ジャズ、そして「仕事と音楽」のあり方、
そして「音楽と生き方」まで様々な示唆を与えてもらっているN氏の定年退社のパーティでの出し物なのだ。

このNさんに誘っていただいた2つのバンドが、ある意味集大成としてライブをする。
いや、感慨深いものです。

ところが、ひとつがフリューゲルホルン(ラッパ)での9名編成のバンド、
もうひとつはエレキベースということで、専門のはずのギターの出番はなく、
ちょっと寂しいところですが。

でも本番は出ずっぱりになってしかも楽器が違ってどっちも上手くはない。でも、心の底から音楽が楽しめるように、頑張りたいと思ってます。

北野武の本『余生』を読んだ

2008年08月21日 03時21分57秒 | レバレッジリーディング
余生
北野 武
ロッキングオン

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ロッキングオンのインタビューの書籍化だと思う。
渋谷陽一のインタビューの芸は凄いものがある。
おれも時々インタビューをするけど、影響されているなと思うな。
彼の場合は雑誌だけではなくラジオでもDJをしながらインタビューをしていたので(しかもその番組が好きだったので、NHK FMの番組とかね)、インタビューの手法がライブで分かって今思えばそれが影響されている原因だろう。文字だけではやり取りの熱がわからない。

渋谷陽一は、相手の営業品目としてのトークをいかに突き破ってその人の本質にある言葉を吐かせようとするわけで、まるでけんか腰にみえるときがある。それはお互いの信頼関係を築いてから(インタビューの頭からの時間でそれを築くわけだ)のところで、さっと懐から刀を出すわけである。

さすがにたけしも、それにやられたのか、いろんなことを話しているが、照れ屋なので、かなり時間がかかったんだろう。たけしの本質は、苛立ちであることがこの本からわかった。厭世的ですらあるかれのいらだちは自分が安住でき安定できることに苛立っていて、それがデーモンとなって、映画やテレビになっているんだろう。実は個人的にたけしは好きではないし、見た映画もたいして感銘を受けなかったが、HANABIや座頭一の映画は面白かったと思っている(けなしてないな、すきじゃん)。

この本はたけしの本質を吐かせた、渋谷陽一のインタビュー芸を楽しむ本といっていいのではないか。
勉強させてもらいました。

阿佐ヶ谷の七夕祭りは大賑わいでしたよ

2008年08月20日 11時16分21秒 | Photo&エッセイ
ちょっと前ですが、地元阿佐ヶ谷の南口の商店街で、恒例の七夕祭りがありました。これがまた、手作りの張りぼてがほほえましいですよ。著作権とか、どーなってんだろと思いますが、まま、いいではありせんか、商店街のオジサンたちが一生懸命子供を喜ばそうと思って作ったんだからさ。

なかなかの人出で、浴衣の男子女子も多く、いやーもうちょっと若かったらっていうか、高校生だったら、彼女と浴衣で来るのも楽しいよなーと思いました。おれの高校時代の夏休みったら、ブラスのコンテストで一色。高校野球の音楽バンみたいなものですが、まー。楽しかったですね。とてもいい思い出だし、その時の音楽の仲間は今でも特別で、何十年振りに会ったりしても、ぜんぜん時間の隔たりを感じない。いい友人たちができて、本当に幸せでしたよ。
ちょっと脱線でしたが。




映画『西の魔女が死んだ』を見た

2008年08月20日 08時00分45秒 | 映画レビュー
タイトルが素敵だという理由で、全く予備知識もなく、予告編も見ずに見に行ったが、なかなかの佳作であった。
ヒロインの女の子もいい意味で女優っぽくなくて、素人の感じが好感を持てたが、なんといっても素晴らしかったのはおばあさん役のサチ・パーカーである。
教科書のような古く美しい日本語を話す、この綺麗でチャーミングなおばあさんはなんだろう。
しかも演技は控えめながら素晴らしい技術に支えられている。
本当に彼女の存在感には驚かされたが、なんとサチ・パーカーといってかの大女優シャーリー・マクレーンの愛娘だという。
しかもシャーリー・マクレーンが日本びいきで父親のなんとかパーカーさんも日本に住んでいたこともあり、幼少の頃は日本に住んでいて日本語を話すには不自由がないそうだ。ちなみに読めるのは平仮名のみなので台本にはふりがなを入れたそうだが。

それにしても、やっぱり遺伝ってあるな。シャーリー・マクレーンの女優の存在感を持ってる。

映画としても渋い、しかし大人のメルヘンともいうべき映画で、いじめ、など苦い部分もあるが、良質の和菓子のような甘さと優しさがある。僕は魔女であるサチ・パーカーが、夜中にケーキを焼くシーンとタバコを吸うシーンが好きだった。
ラストシーンも良いね。ほんとうにいい。こういう普通な、大人のためのいい映画が、もっとできるといいと思う。

ラストシーンから、エンドロールで流れる手嶌葵の歌も、本当に素晴らしいと思う。
手嶌葵さんは、取材したことがあったが、とても澄んだ目をした、ピュアな天才だと思った。

その時のインタビューはこちらにあります。


「おとなを、休む日」http://www.holiday.yamaha.co.jp/
手嶌葵インタビュー
http://www.holiday.yamaha.co.jp/interview/046/index.html



<★★★★☆>

[監][脚]長崎俊一 
[原]梨木香歩 
[脚]矢沢由美 
[音]トベタ・バジュン 
[歌]手嶌葵 
[出]サチ・パーカー 高橋真悠 りょう  大森南朋  高橋克実  木村祐一 鈴木龍之介 
[制作データ] 2008アスミック・エース
[上映時間] 115分


中学校に通うのが苦痛になった少女まいが、田舎でひとり暮らしをする英国人の祖母のもとに預けられる。そこでまいは、早寝早起きの規則正しい生活やジャム作りなどの“魔女修行”をこなし、生きる力を取り戻していく。
同名の名作児童文学を映画化したハートウォーミングな感動ドラマ。“西の魔女”と呼ばれる不思議なおばあちゃんと孫の少女が過ごす夏の日々を、美しい自然をバックに映し出す。



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アウト・オン・ア・リム (角川文庫)
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春になったら苺を摘みに (新潮文庫)
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あなただけ今晩は
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ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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浜松駅そばの「うな炭亭」でまぶしを食す。美味なる哉!

2008年08月19日 23時09分46秒 | 一食入魂&つけ麺ジャンキーズ
江戸っ子は、東京タワーには上らない。
京都っこは、時代祭を見に行かない(出る)
ニューヨーカーは自由の女神もエンパイヤステートビルにも登らない。

が、浜松っこのおれは、浜松に帰るたびに鰻を食うのだった。

しかし、いまひいきにしていた漁協が経営する鰻屋が改装中なもので、行けない。
で、久々に友人のS田が教えてくれたJR浜松駅のすぐ南にある「うな炭亭」に行ってきた。

ここは養鰻業を営んでいたため、幼少のころ毎日のように鰻を食べさせられたために、めったなことでは鰻を食べないというS田の奥さんが、唯一行きたいという店だそうだが、確かに本当にうまい。炭焼きで焼き加減が素晴らしい。実に。


ということで、まずは白焼きを食す。
ネギを乗せワサビ醤油で脂の乗った白焼きを食す。
素材の美味しさと焼きの素晴らしさを体感できる。
そうえいば郭で花魁と過ごして起きた朝遅く、
寝床で食べる白焼きが最高だと聞いたことがある。
落語の話だが、憧れである。

冗談はさておき、子供と争うように食べ終わった白焼きの後で来たのが冒頭の写真のまぶしである。御飯にまぶすからそういうのではないかと推察する。

作法によれば、1/3はそのまま食す。
つぎの1/3は薬味をまぶして食す
最後の残りは上記にかつおだしの利いた出汁をまわして、ウナギ茶づけとする。
その際には海苔も載せてね。
もちろん山葵も忘れてはならない。
甘い中にツンと来る山葵が盛夏に涼を呼ぶのだ。

これが、ま、絶品であって、この茶づけの粋なこと。

美味しゅうございました。

連絡先はこちらです。





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白川静「漢字は楽しい」を読む

2008年08月19日 15時26分18秒 | レバレッジリーディング
白川静さんに学ぶ 漢字は楽しい
小山 鉄郎,白川 静,文字文化研究所
共同通信社

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白川静「漢字は楽しい」を読んだ。

私のトランペットの師匠である原朋直さんが尊敬するといっていた、漢字学者の方だが、浅学な私は名前しか知らなかったので、子ども向きの本を読んでみた。

トランペットレッスンについてのエントリーはこちらです。
http://blog.goo.ne.jp/hoboike_diary/c/672018a64cffd906d0ee9d84ecc96a94

ほんと、漢字ってのは面白い。そして白川さんの偉業がどんだけすごいかも、初めてちょっとだけだが分かった。
元来日本語というのは、かなりの原始語で、内面的な概念を持ち合わせていなかったようだが、漢字を導入することではじめて概念を扱うことができたという、すごい、漢字はグレートだし、中国文明というのはグレートだ。(いまの中国はオリンピックを機に日常に世界のマスコミが入り、真の実態、つまり共産党支配の綻びがが明らかになりつつあると思うのだが)
たとえば「おもう」という言葉は、日本語の元来の意味は「おも=顔」にどうしの「ふ」がついただけで、顔色とか顔の表情しかいっていないようだ。それを「思」という漢字に当てたところで、考えると深い意味が付与できるようになったという。


一文字一文字の解析も目から鱗が落ちるようなモノで、右、左、友、などの旧字を見ながら元来の意味を知ると、本当に漢字が楽しくなる。今度は子ども向きでない本を読みたいと思う。です。




常用字解
白川 静
平凡社

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漢字―生い立ちとその背景 (岩波新書)
白川 静
岩波書店

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白川静さんに学ぶ漢字は怖い
小山 鉄郎
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白川 静
平凡社

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字訓 新訂 普及版
白川 静
平凡社

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