ほぼ週刊イケヤ新聞ブログ版

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三上寛さんのライブ、あるいは「正しいエレキギターの弾き方」について

2017年11月27日 23時27分54秒 | CD&コンサートレビュー

私はメンタリティー的にはフォーク出身といっても過言ではないんだが、

三上寛さんのライブを見たのは先日の八丁堀のWISE OWL HOSTELS TOKYOで開催されている

東京湾ホエールズが初めてであった。

(加川良さんも、高田渡も見てるんだが)。

で、てっきりアコースティックギターを掻き鳴らすのだと思っていたら

なんとカッコいいことにグレッチのフルアコ(カントリージェントルマンだろうか?)で

これをケーブル一本でジャズコーラスの50Wのアンプに直結していた。

奏法はアコースティックギターのフォークの弾き方とほとんど変わらない。

時たま曲が終わるときのコードのロングトーンにアームを効かせる。

 

なんつーか、これがかっこいいのよ。

考えてみればエレキだからって、歪ませたり、単音でソロをやったりってのは後の話であって、

エレキが生まれたときは、単に生ギターでは音が小さくて聞こえないというシチュエーションがあるから

電気で拡声したのがはじまりで、演奏の仕方は生ギターそのものを想定していたはずだ。

 ああやってアコースティックギターに弾くことを想定して設計されていたはずなのだ、

テレキャスターだって。

だから三上寛さんのギターの弾き方を見るて「これが正しいエレキの弾き方なんだな」と

深く深く思わされる。

一人でステージをぐいぐいとハンドリングし、

日本語が一言もわからない外人軍団をもわしづかみにするという、三上さんの歌、MC、ステージング、パフォーマンス。

何から何まで、さすがでした。

 

それにしてもギターはいい音だった。

 

 

 


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