ほぼ週刊イケヤ新聞ブログ版

コピーライター・ミュージシャン池谷恵司の公式ブログです。
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戦争プロパガンダ10の法則」

2022年03月23日 18時23分24秒 | DIARY

 

Facebookで、「戦争プロパガンダ10の法則」というものを知った。
怖ろしいほど、今の状況にピッタリだ。

 

ニュースを見ていても、まさにこのままなんだが、プーチンだけを悪魔のような人物とすることは、本当なのだろうか。
真実は後年の分析が明らかにするのだろうが、わかりやすい「悪魔」のような指導者って、本当にいるのだろうか。

「戦争プロパガンダ10の法則」

1.われわれは戦争をしたくない
2.敵側が一方的に戦争を望んだ
3.敵の指導者は悪魔のような人間だ
4.われわれは偉大な使命のために戦う
5.敵はわざと残忍な行為に及んでいる
6.敵は卑劣な兵器や戦略を用いている
7.受けた被害は小さく、敵に与えた被害は甚大
8.芸術家や知識人も正義の戦いを支持
9.我々の大義は神聖なものである
10.この正義に疑問を投げかける者は裏切り者である

戦争プロパガンダ10の法則(草思社文庫) [文庫]
  1. We do not want war.

  2. The enemy alone is to be blamed for the war.

  3. The enemy is inherently evil, resembling the devil.

  4. We defend a noble cause, not our own interest.

  5. The enemy commits atrocities on purpose; our mishaps are involuntary.

  6. The enemy uses illegal weapons.

  7. We suffer small losses, those of the enemy are enormous.

  8. Artists and intellectuals back our cause.

  9. Our cause is holy, it has a sacred character.

  10. Whoever doubts our propaganda, is a traitor.[7]


子どものいのち、民間人のいのち、兵士のいのち

2022年03月21日 23時56分10秒 | DIARY
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子どものいのち、民間人のいのち、兵士のいのち

池谷恵司
 

ウクライナ紛争によるロシア軍の無差別攻撃、その惨状は正視に耐えない。正直って精神的に耐えられないぐらいだ。
よく新聞などで報道されるのが民間人の死者??名(うち子ども??名を含む)というもの。罪もない無垢なこどもたちの命が失われるのは耐えがたいことだ。激しい怒りにかられる。はやく戦争を終わらさなくてはならない。
ただ、ふと思うのは、子どものいのちがけが特別なのではなく、同じように大人のいのちだって大切だし、ウクライナの兵士のいのちだって、かけがえのないものだ。そして同じくロシア兵のいのちだって、かけがえのないもの。ウクライナ軍が前線してロシア軍を撃破しているとも聞くが、これはウクライナ兵がロシア兵を殺害しているということだ。
子どものいのち、民間人のいのち、兵士のいのち。そこにちがいがあるのだろうか。兵士のいのちなら失われていいのだろうか。


ローランドカークに土下座して謝りたい

2022年03月19日 11時48分33秒 | Jazz Talk

ローランドカークに土下座して謝りたい

池谷恵司
 

https://m.media-amazon.com/images/I/51tLCyGaq2L._AC_.jpg

ローランド・カークは、盲目のサキソフォニスト。サックスとか笛をまとめて3本吹く人。そのくらいのイメージしかなかった。
まともに聴くことなく、ゲテモノ扱いしていた、と告白しておく。
(ライブハウスなどでサックスを2本吹く芸、というのを数回目撃していたことの悪影響もあった。)

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ところが、大友良英さんのジャズ・トゥナイトのローランド・カークの特集を聴いて、もう、まったくもって恐れ入ったのだった
初期のチャーリー・パーカー的なフレーズの素晴らしさ、バラードの歌いかたの素晴らしさ、その後のコルトレーン的な世界も素晴らしい。溢れ出る涙は、驚くほど。

管楽器奏者にとって、一人で和声(複音)を出すというのは、決して叶わぬ夢なんだが、それを真摯に追求して、その結果3本のホーンを一人で吹くという域に達したローランド・カークには本当に恐れ入る。複音のフレーズは一人の人間が吹いているわけだからタイミングはバッチリ。しかもどういうことか、別のメロが吹けたりもしていて、技術的な難易度の難しさは想像できないほどだ。
でもそれは本質ではなく、そこで描かれている音楽が、信じられないほど美しく、優しく、セクシーなのだった。溢れ出る涙、という曲のソロなんて、信じられないほど美しい。

これから、じっくりと聴いていける幸せを感じつつ、とりあえず今までの自分自身の至らなさ、聴きもしないで勝手にイメージだけで決めつける浅薄さを詰りたい。そしてローランド・カーク先生に土下座したい。

 


遠い海の向こうで戦争が始まっていることが苦しくて仕方ない

2022年03月15日 07時19分27秒 | DIARY
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遠い海の向こうで戦争が始まっていることが苦しくて仕方ない。

 
 
 

第二次世界大戦もしらないし、朝鮮戦争も知らないが、物心ついてからいつも、どこかで戦争や紛争があった。小学生の頃、家の前の大学でデモがあったのも覚えている。
しかし、いつも戦争はどこかの話だという感覚があって、正直に吐露すれば、戦争にリアリティを感じることもなければ、心を痛めることもなかった。

いよいろアラカンとなり、年をとったからだろうか、それともSNSの進展、ウェブで能動的に情報が得られるようになったからだろうか、大国ロシアが直接軍事行動しているからかもしれないし、第三次世界大戦、核戦争が間近になっているからかもしれない。
このウクライナ紛争、戦争は精神的な重圧がすごい。あまりに辛すぎて精神的なバランスを崩してしまいそうだ。人が秘めている狂気、殺意、怒り。

「こんなことが起きるのか」。漫画や小説、映画でしか見たことのないことが起きている。そんななか、普通に仕事していたり、買い物に行ったりできることが不思議な気がしてくる。僕はこの事態の収束のためになにができるのか。それを考える時だけが、正気でいられる気がする。
なにかしたい。