ほぼ週刊イケヤ新聞ブログ版

コピーライター・ミュージシャン池谷恵司の公式ブログです。
私的メールマガジン「ほぼ週刊イケヤ新聞」のブログ版です。

吉田拓郎と中島みゆきの2ショットには驚いて、そして感動した!

2006年09月26日 16時00分35秒 | CD&コンサートレビュー
つま恋で先週末行われた吉田拓郎とかぐや姫のコンサート。
行けなかったんだが、素晴らしい話を聞いた。
吉田拓郎のステージに1曲だけサプライズで中島みゆきが出演したそうだ。
そこで歌われたのが「永遠の嘘をついてくれ」という曲。
中島みゆきは一言もMCすることなく、この曲のイントロで出てきて、
エンディングの前に去っていった。

会社の先輩のKさんに聞いた話だが、この曲は中島みゆきが
吉田拓郎に贈った曲らしい。しかも、吉田拓郎が最近のように元気がなかった頃、
もう自分はダメだ、というような言動を繰り返していて、
拓郎ファンである明石家さんまにむかって「あの頃の歌はぜんぶ嘘だよ」と
テレビで言ったらしい。それを見ていた中島みゆきが
(たぶんデビュー前には拓郎に憧れていたのだろう)思わず書いた、
という逸話のある曲なのだそうだ。
そしてその後、拓郎はまた創造力をとりもどしたらしい。

その話を聞いてからYOU Tubeでつま恋での拓郎とみゆきの動画を見たら、
不覚にも涙が溢れてきた。中島みゆきが拓郎を見るときの笑顔は、
菩薩のように見えた。それにしても女王のようだ。すごいカリスマ性だな。

商業音楽、ポップスという土俵で、ちゃんと商業性をもちながら、
音楽を通じて、人を励ましたり、元気を出させたできる。
自分の憧れだった人にエールを送ったり、奮起させたりできる。
人生を変える力を持ったメッセージを送ることができる。
ジョン・レノンも、ボブ・ディランも、もちろん拓郎や中島みゆきも。
これはもちろん天才のなせるワザではあるが、ロックやフォークという音楽に
そういう力があることを、いまもあることを信じることができて
僕は幸福です。

You tubeでの拓郎&中島みゆきの動画はこちら






永遠の嘘をついてくれ 詞曲/中島美雪 


ニューヨークは粉雪の中らしい
成田からの便はまだまにあうだろうか
片っぱしから友達に借りまくれば
けっして行けない場所でもないだろうニューヨークぐらい

なのに永遠の嘘を聞きたくて 今日もまだこの街で酔っている
永遠の嘘を聞きたくて 今はまだ二人とも旅の途中だと
君よ永遠の嘘をついてくれ いつまでもたねあかしをしないでくれ
永遠の嘘をついてくれ なにもかも愛ゆえのことだったと言ってくれ


この国を見限ってやるのは俺のほうだと
追われながらほざいた友からの手紙には
上海の裏町で病んでいると
見知らぬ誰かの下手な代筆文字
なのに永遠の嘘をつきたくて 探しには来るなと結んでいる
永遠の嘘をつきたくて 今はまだ僕たちは旅の途中だと

君よ永遠の嘘をついてくれ いつまでもたねあかしをしないでくれ
永遠の嘘をついてくれ 一度は夢を見せてくれた君じゃないか

傷ついた獣たちは最後の力で牙をむく
放っておいてくれと最後の力で嘘をつく
嘘をつけ永遠のさよならのかわりに
やりきれない事実のかわりに
たとえくり返し何故と尋ねても 振り払え風のようにあざやかに
人はみな 望む答だけを聞けるまで尋ね続けてしまうものだから

君よ永遠の嘘をついてくれ いつまでもたねあかしをしないでくれ
永遠の嘘をついてくれ  出会わなければよかった人などないと笑ってくれ

君よ永遠の嘘をついてくれ いつまでもたねあかしをしないでくれ
永遠の嘘をついてくれ  出会わなければよかった人などないと笑ってくれ




最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
残念 (sato)
2006-09-28 00:01:17
youtubeではNHKからクレームがついたんでやめたとなってたぞ。残念だ。



良い話をありがとうございます。 (nabeloco)
2006-09-28 02:42:04
トラバさせて頂きました。



良い話ですね、あの映像は何度も繰り返し観ました。全然飽きませんでした。

この話を知ってから、さらに観ようと思ったら、なんだこの野郎です。あの2日間観れただけでも儲けものですね。

コメントを投稿