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ミスター・ピーノの【見るが勝ち通信】その78

2011年12月21日 08時50分29秒 | ミスター・ピーノの【見るが勝ち通信】


ミスター・ピーノの【見るが勝ち通信】その78


海外滞在が長く、外国語にもご堪能な方ですが、
一週間程度で物凄い量のものを見る、読む、聴く。
とにかく私もビックリ。私も見習いたいと思っております。
読者の皆様、感想等ございましたら私が責任を持ってお伝えしますので
ぜひコメント欄にお願いします。
では、レッツゴー。
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親子3代が住む“サンドイッチ世代”(Sandwich Generation)が米国で
増えているそうです。 因みに、「クラブハウスサンドイッチ型」は、両親の
祖父母或いは子供の孫も含めた四世代同居、「オープンサンドイッチ型」
は、夫婦または一人で両親と一緒に住む二世代同居のことだそうです。
失業等で家を失い親族と同居するケースと、高齢化した親の介護ケアを
する世帯が増え、さらに若い“ブーメラン世代:就職できず実家に逆戻り”
も加わり、核家族化から一転、親との同居が増えるのは日本でも同じ?
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/32528

先月オープンしたばかりの居酒屋で忘年会(女3、男3)。社内の同僚
がメンバーとはいえ、女性3名とはほとんど“初対面”で飲み会は初めて。
飲み放題 4,000円コースを注文し、6人で「たったこれだけ?」と思ったら、
ちゃんこ鍋+ビーフンの後に料理とスイーツが出て、この値段なら納得。
日経の静岡経済欄に掲載された「発売10周年10万本突破のギター」の
話から、珍しい苗字+名前の仲間内だけで通用する“呼び名”の由来、
怒りまくった郵便局の対応の悪さ【上から○○コ】で、盛り上がりました。
http://www.act-tower.co.jp/shop-restaurant/restaurant/taketorigoten/index.html

スペイン語で「el gordo」は、“太ったひと(男)”のことを意味しますが、
クリスマス時期には「一等、大当たり」の意味から転じて、“年末宝くじ”
を意味します。 マドリードの駐在時代(1988~93)、この時期になると、
希望する社員全員(20数名)で“同じ番号”のくじを購入する習慣があり、
当時で1枚1000円くらいしたんですが一回だけ当たったことがあります。
1枚=13000円くらいの賞金になり皆でCAVA(シャンパン)で乾杯でした。
ある村ではまとめ買いで1等を当て多くの人がベンツを購入したんです。

MOONRIDERSのアンコール1曲目「マスカットココナッツバナナメロン」
は、エロチックな歌詞(鈴木慶一)にラテン風の曲(岡田徹)なんですが、
この曲Yさんの結婚披露宴(つま恋)で、当時の中南米営業課メンバー:
O氏(ハワイアン)、Tさん(チャイナドレス)、ぼく(アラブ民族衣装)の3人
が奇妙なダンスを踊りながら出演する際に使った“BGM”だったんです。
職場の同僚の“出し物”としてはかなり浮いていた記憶があります(笑)
ぼくが着た衣装はモロッコで購入した服で、アレ以来着ていないような。
http://www1.linkclub.or.jp/~kury/ct/abunaiuta/meron.html

【コンサート】

■ムーンライダーズ 「Ciao!」 (中野サンプラザ、11/12/17 ★★★★☆)
先月11日に「無期限活動停止」を発表した、35年目を迎えた長寿バンド
のラスト・ライブ。会場通路でメンバーがバラバラに「Damn! Moonriders」
を演奏。冒頭の「鬼火」、新曲「Who's gonna be reborn first?」、「Who's
gonna die first?」の3曲は、明らかに活動停止宣言を歌で表現したもの。
「Frou Frou」「ボクハナク」が懐かしく、ラスト“薔薇がなくちゃ生きていけ
ない”の歌詞が印象的な「スカーレットの誓い」でビニールテープを発射。
アンコールでは観客数十名を舞台にあげて合唱。 35年間、お疲れさま。
http://samoyan.blog57.fc2.com/blog-category-15.html

Ciao!
バウンディ
バウンディ

【演劇】

■月刊根本宗子 「この世で一番幸せな家族」(タイニイアリス、11/12/17
★★★☆) 今22歳で舞台 5作目の作・演出:根本宗子。 自宅診療所
が舞台となり、産婦人科医の夫と万引き癖のある妻、2年間自室に引き
こもりの息子と家を出ることを願う高校生の娘。 会社をリストラされた元
同級生の訪問が始まりで、バラバラで自分勝手な家族のエゴがブツカリ
合い、この問題山積みの家族再建がテーマ。 根本以外はすべて客演。
THE SHAMPOOHAT、NYLON 100℃、毛皮族の劇団員を演出し、今後、
「劇団本谷有希子」のように大きく飛躍する可能性があり期待の一番星。
http://nemoto-shuko.com/info.html

【映画】

■M:I ゴースト・プロトコル <原題 MISSION: IMPOSSIBLE - GHOST
PROTOCOL>(★★★★) いろいろと突っ込みどころ(クレムリン警備、
ドバイ高層ホテル、ムンバイの夜など)満載ですが、それでもラストまで
一気に見せるアクション・シーンの連続は、さすが製作:トム・クルーズ。
“愛する人”が裏テーマとしてあり、同僚メンバーの個々の姿を描写して
スポットをあてることにより、チームワークが際立つ脚本になっています。
ハイテクを駆使したはずの小物が、ところどころで故障するのも可笑しく、
映画館の大スクリーンで楽しめるスリルに満ちたスペクタクル巨編です。
公式HP(音声注意) ⇒ http://www.mi-gp.jp/

【Book、新書】

■五木寛之 「下山の思想」(幻冬舎新書、11/12/10 ★★★★)
「3.11」の震災前後のエッセイを集めていますが、著者が最後で触れて
いるとおり、「世界は登山ではなく“下山”の時代に入った」という視点で
書かれています。 下山をマイナス思考ではなく、文化の成熟する時期
ととらえ、平安末期から鎌倉初期の大変動期に生きた法然と、同時代
にイタリアで清貧の宗教生活を広めた、フランチェスコ(聖フランシスコ)
に言及したエッセイが面白く、洋服と靴にまつわる思い出やトンデモ本
への愛着を語り、“ゆっくり風景を楽しみながら下ること”の提唱です。
http://www.gentosha.co.jp/search/book.php?ID=300579

下山の思想 (幻冬舎新書)
五木 寛之
幻冬舎

■三浦展 「下流社会 第三章」(光文社新書、11/12/20 ★★★☆)
冒頭、“山ガール”(登山を趣味にする女性)を例にとり、山・酒・焼き鳥
好きの“オヤジ系女子”が今後増えていくことを分析して予測。1986年、
「男女雇用機会均等法」の施行から、女性の大学進学率が上昇に転じ、
その10年後の1996年、短大と4年制大学への進学者数が逆転します。
女性が男性と同じく社会の労働力として進出することによって、消費も
「ファッション・コスメ」から、「グルメ・旅行・趣味」に移行していき、段々、
仕事の忙しさから“居酒屋通いのオヤジ化”していく様子が分かります。
http://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334036560

下流社会 第3章 (光文社新書)
三浦 展
光文社

 

【オマケ、今週の気になった言葉】

目の前の壁を乗り越えようとするな。乗り越えられないから壁なんだ。
むしろ右へ左へと動いて、壁の切れ目を探せ。
(by 秋元康、朝日新聞朝刊「オピニオン 11/12/15」より)

1980年代半ば、おニャン子クラブの仕掛け人+作詞家として売れっ子
になり、当時は10戦10勝を目指していた秋元氏が、80年代後半からは、
「5勝4敗1分けでいい」と考えるようになり、彼が再び仕掛けた「AKB48」
の大ブレイクも、“たかが”AKBでも世界で人気を得られ、この“たかが”
がポイントだと述べてます。 『誰でも会えるアイドル』を目指して秋葉原
に250名収容の劇場をオープン。最初の観客は「7名」だったそうですが、
そこから日本武道館をファンで一杯にしてCDの売上が100万枚を突破。
今が人気のピークでこれからは下がる一方・・・との見方が一般的です
が、対韓国勢(KARA、少女時代他)と競合して、東南アジアでブレイク
できるか、これからが秋元氏の仕掛けの見せ所といっていいでしょうね。
上記のセリフは若い人たちに贈る言葉で、彼の90年代の実感でしょう。


では。



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