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一気に7千歩は、難しい

2019-06-30 | 心の体験的日記
午後は晴れた。
一気に7千歩に挑むつもりで、いつもよりも遠方まで足を伸ばした。
でも、途中で自信がなくなり、帰宅。
4千歩だった。

やはり2,3件の用事をかかえての歩きでないと7千歩はきつい。

「ミスに強くなる心の訓練」はじめに

2019-06-30 | 安全、安心、
「ミスに強くなる心の訓練」はじめに
中災防新書 

はじめに

●心は自分で管理できる
 ここ一番、集中しなければならないところでは、しっかりと注意を集中できる。
 やってはいけないことはやらないし、やると危なそうなことは慎重にやるようにする。
 あるいは、あまり感情を表に出してはいけないところでは、表情に出ないようにすることもできる。
これが人間である。
 しかし、いつもどんな時でも、こうした心の自己管理が十全にできるわけではない。ついうっかり、やらずもがなのことをしてしまったり、思わず怒りの大声をあげてしまうこともある。
 これもまぎれもなく人間である。
 人はロボットではない。心の管理不全の発生を完全に押させることはできない。しかし、自分の心を知り、心の自己管理のすべ(術)を知れば、その頻度を少しは減らせるようにはできる。

●本書のねらい
 本書では、心の管理不全という観点から、ミスの心理学的な特性を考え、さらに、不具合や事故の防止、あるいは、そこからの回復(エラーリカバリー)についても提案してみたい。
 心の管理不全を引き起こす背景には、大きく分けると、一つは、状況の力がある。ほとんどの人がその状況では、ミスをおかしてしまう。
 一方、同じ状況におかれても、太郎はミスをおかしたが、二郎は大丈夫だったということもある。これは、二郎のほうが心の自己管理が優れていたからである。
 このように、心の管理不全は、状況と人との両方にその発生の要因がある。このことを念頭に置いて、心の管理不全とミスとの関係を考えてみようというのが、本書のねらいである。

●本書の構成と特徴
 序章と終章を除いて、6章から構成してみた。
 1章から6章までのそれぞれの章は、心と行為の主要な機能に対応している。それぞれの心の機能ごとに、心の管理不全という観点からミスとの関係を考え、ミス防止の対策を提案してみた。 
 各章の終わりには、「ヒヤリハットの心理学」と題して、作業現場で起こるヒヤリハットの背景を心理学的に分析するコラムを用意してみた。本文との重複も一部あるが、ここだけ単独で読んでもよいように、あえてそのままにしてある。
 その中には、ヒヤリハットに関連した心と行為の特性についての自己チェックリストも用意してみた。それによっておのれの心を知るきっかけになればとの思いから作ってみたものである。活用していただければ幸いである。


2005年3月31日
 



























































もう1年の半分が終わる

2019-06-30 | 自分史
1月に転移肝臓癌の切除手術をして、大腸癌から続いた一連の癌との闘病生活おさらばをして半年、
普通の生活、つまりQOLレベル5をめざしての日々だった。
おかげさまで、
  <<本当の気持ちだなー。人間一人では生きられないを実感した2年余だった。

体力は、レベル4.5くらい。
具体的には、半歩毎日7千歩、毎日ラジオ体操
快食快便

心理的にも、4.5くらい。
時折、バスツアーなどで退屈となじみながら、
読書、ブログ更新の毎日

ボランティアをやらなくてはという義務感のようなものはあるが、
どうしても、愛他心不足なのか、対人能力、社会性がないのか、
自分にはしっくりこないので
躊躇気味。
癌発覚前には、3つくらいやりはじめたのだが、もう一度復活という気持ちにならない。


失敗力ってどんなもの」10年前の今日の記事

2019-06-30 | 安全、安心、
失敗力ってどんなもの  「学習力トレーニング」より

失敗しない---失敗力その1  

さて、ここまでは、試験に失敗しないようにする、という意味での失敗力の話をしてきました。これで話が終わりなら、あえて、失敗「力」を話題にする必要はありません。  

ここであえて失敗力としたのは、「失敗しない力」に加えて、次の4つも含めて「失敗に強くなる力」を考えてほしいと思ったからです。   

一つは、失敗しても、それによって被る損害、被害をできるだけくい止める力としての失敗力。  

2つは、失敗しても、失敗から速く立ち直ってたくましく生きていく力としての失敗力。  

3つは、失敗したことから将来役に立つことを学べる力としての失敗力。  

4つは、失敗を恐れずに、困難なことに果敢に挑戦する力としての失敗力。  

「元」@@@ 

2019-06-30 | 社会
メディアで犯罪報道をするときによく使われる。
元@@証券社員
元::大学教員
などなど
「元」なら、@@や::は関係ないと思わせる効果があるので、
犯罪などが明らかな場合は、かつての所属組織は、即刻(報道前に)解雇する。

でも、たいていは、直前までれっきとした@@社員であったり、::教員だったりする。

我々のようにすでに退職して2年も過ぎると、まーこういうことはないかと思うが、
「元」がかなりのレベルだと、
:@:院長、元@@@教授が復活してしまうこともあるので、怖い。??

さらに今ひそかに恐れているのは?
名誉教授とか学術顧問とかいう名誉称号である。

変なところで使われないように、品行方正な老後をすごさなくては、さらにふさわしい死に方をしなくては!!!

うれしい束縛だなー 笑い
頑張らねば。
人間死ぬまで勝手気ままは許されないのだ。


幸福感 「幸せだと思い込むことが幸せなること」

2019-06-30 | ポジティブ心理学

幸福感
「幸せだと思い込むことが幸せなること」(第10回)

● 幸福感をもたらすもの
いきなりですが、「今、あなたは幸福ですか。非常に不幸を1、非常に
幸福を5として、5段階で答えてください」と言われたら、あなたはどう答えますか。
 自分なら、「4くらい(まー幸せなほうだと思う)」と答えます。
 幸福感についてのこうした判断をもたらす背景にある感情は、
「楽しい、明るい、リラックス、前向き、楽観、元気」
といった言葉で表現できる、ポジティブな感情だと思います。
 こうしたポジティブな感情は、どこから生まれてくるのでしょうか。
 一つは、心の中からです。「幸福(感)は心の持ち方次第」です。
 もう一つは、外からです。「幸せをもたらす自分の周りの環境」ですね。
あえて2つにわけてみたのは、劣悪な環境におかれてもなお幸福と感じるようなケース、あるいは逆に、どれほど恵まれているかのように見えても幸福感が低いケースがいくらでもあるからです。(なお、最近、国力をGDP(経済指標)だけではなく、幸福度(人権や教育などの指標)も加えるべきとの議論や試みがあります。)
ここでは、どのような心の持ち方をすれば、幸福感を高めることができるかを考えてみたいと思います。
 
●幸福感を高める心の持ち方
①性格を変える
「明朗、外向的、活動的、楽観的、感情安定、受容的、寛容」
といったような言葉で表現できる、いわば、ポジティブな性格に変えていくのです。性格を変えると考えるときつくみえますが、性格を反映する日常的な人前での「振る舞い」を変えると考えれば、できないことではありません。
人と一緒にするスポーツが、こうした振舞いの習慣づくりに効果的です。
②考え方のくせ(思考習慣)を変える
思考は、自分の意志的なコントロールができますので、それほど難しいことではありません。
 たとえば、友達を飲みに誘った。でも断わられた。そのとき、あなたは、どのように考えますか。どのような気持ちになりますか。
「せっかく誘ってやったのにことわるなんて」と思えば、気持ちは攻撃的になり幸福感とはほど遠いものになります。
でも、「何か都合があったのだろう」と考えれば、気持ち穏やか、さらに「ではまた、都合のよさそうなときに誘ってみよう」と考えられるなら、ポジティブ感情を抱くことができます。
あるいは、こんな言い換えも効果的です。
「この仕事、面倒だなー」――>「この仕事、難しいそうだが、おもしろそうだ」
「もうこれしかない」――>「まだ、これだけ残っている」
「神経質」--→「あれこれ気遣いができる」
「頭は良くない」――>「でも、性格は良い」
③目標を持って生きる
目標を持って前向きに生きている人は、幸福感が高くなります。目標に少しずつ近づくことがわかれば、そして結果として目標に到達できれば、自分にご褒美をとなり、幸福感は最高レベルに達します。
「身の丈にあった」目標を、長期、中期、短期と整合性のあるように設定することです。そして、節目、節目で、目標設定とその内容をそれで良いのかどうかを点検しながら、それに近づく努力をしているか、していれば自分をほめながら、さらなる努力をすることになります。そこで、それなりの幸福感を味わえることになります。

 


表現力アップまとめ

2019-06-29 | ポジティブ心理学
表現力アップまとめ


●対面から遠隔へ
 音声を媒体にしたコミュニケーションは、文字を媒体にしたものと比べると、使いやすいのですが、それだけに信頼性は低くてすぐ誤ります。ただ、誤ってもすぐに訂正できますので、便利です。
 この便利さが、図に示すような音声コミュニケーションの多彩な形態を生み出してきました。ちなみに、この多彩さは、対面から遠隔へと移動しつつあるのが、高度情報化社会の特徴の一つです。その問題点、とりわけ子どものコミュニケーション・スキルの劣化については、これまで随所で指摘してきました。

●知識をスキルに
 その時、その場で発生するのが、音声コミュニケーションの特徴です。相手から発信される情報を瞬時に処理して、自分の思いをこれまた瞬時に言葉として表現する必要があります。この一連の過程は、ほとんど無意識に自動的に行われます。。
 したがって、いくらこうした本を一生懸命に読んで知識を蓄えても、いざという時に使えないのではないかと疑問を持たれるかもしれません。
 知識を蓄えるだけなら、確かにその通りです。知識を力に変えるためには、もう一つ、努力が必要になります。それは、知識を意識して使ってみることです。このスキルを使ってみようと意識して使い、その使い方の巧拙を自己評価してみることです。そして、それを反復して試みていると、やがて意識せずとも自然にそれができるようになってきます。こうなったら、知識が力になったことになります。これを知識の手続化と呼びます。
コミュニケーション・スキルに限りません。いかなるスキルの習得も、こうした手順を踏みます。これをしないと、多くの知識は宝の持ち腐れになってしまいます。

●コミュニケーションは相互作用
 これは、とりわけ子どもの方に言いたいことなのですが、コミュニケーションは、相互作用の賜物だという認識を持つ必要があります。
社会心理学のおもしろい実験を一つ紹介してみます。
教室で、先生が講義を始めます。サクラとなっている学生は、先生の話を熱心に聴いているふりをします。先生は、熱弁をふるいます。途中から、サクラの学生は、不熱心な聴講態度になります。そうすると、先生のほうも、次第に熱意のない講義になっていきます。
  この実験は、コミュニケーションが相互作用の賜物であることを如実に示しています。対面コミュニケーションでも、まったく同じようなことが発生しているのは言うまでもありません。
 このことをお互いが認識していれば、コミュニケーションの場は、良質なものになるはずです。しかし、相手が子どもではそうもいきません。そこで、聴き方力が試されることになります。子どもから話を引き出す力ですね。これがうまくいくと、子どもとのコミュニケーション場が活き活きとしたものになるはずです。
 そして、その相互作用のベースが子どもへの愛だと思います。
 歯の浮いたような表現になりますが、愛さえあればすべて解決とはいきませんが、それなくしては、いかなるスキルも砂上の楼閣です。

●音声言語は知と情の合成物
 音声言語には知的な面と情的な面とがあります。人の名前を呼ぶ時でも、そこにいくらでも情を込めることができます。短く強く呼べば、それは叱責になりますし、ゆったりと呼べば、それは親しみになります。
 情的な面は、もっぱらパラ言語(抑揚やポーズなど)が担います。知的な面は、ある程度は、意識的にコントロールできますが、パラ言語は気持ちを無意識のうちに反映したものになります。それも前述したような訓練によって、スキルアップできますが、基本はポジティブな気持ちだと思います。明るく、元気に、相手にぜひこのことを伝えたいとの気持ちだと思います。この気持ちさえあれば、すべて解決と言いたいところですが、やはり「何をいかに話すか」という知的な面も必要です。

●TPOに応じて
 昔、ラジオ番組に出演したことがあります。アナウンサーと2人で、時間について語る軽い番組です。プロデューサーは、気楽に本番で思い付いたことを語ってくださいとは言うものの、そんな芸当はできないだろうなーと思いつつスタジオに入りました。対談が進行するうちに、次第に緊張もとれたのだと思いますが、台本とは違った話がどんどん出来るようになりました。
 コミュニケーションとはまさに相互作用なり、そして、TPO(Time,Place,Occasion)なりを体験しました。
 音声コミュニケーションは、準備万端でもその筋書き通りにはなりません。その時、その場の雰囲気があります。それに思いをはせて準備することも大切ですが、それでも思いとは違ったものがコミュニケーションの現場にはあります。自分の経験でもこんなことがありました。
・聴衆の数が100名くらいと言われたが、行ってみたら20名だった。
・あらかじめ送付しておいたパワーポイントが使えない会場なのに、そのことが現場にいくまでわからなかった。
 それでもなんとか切り抜けました。TPOに応じたコミュニケーションができるようになれば、一人前ということでしょうか。

●あたなたのコミュニケーション力をチェックしてみよう
 コミュニケーション力の要素技術や基本的な観点を取り上げてみました。2-1)文章表現力アップ以外はいずれも、もっぱら子どもとの対面でのコミュニケーションを想定してみました。前半はもっぱら音声言語を使ったコミュニケーション(話し方、聴き方、説得)、後半は、非言語的コミュニケーション(見た目、視線、ジェスチャー)について考えてみました。
 何度も述べたことですが、これら6つのテーマはコミュニケーションの現場では一体です。いずれかが欠ければ、十全なコミュニケーションにはなりません。
 みのもんた氏のようなコミュニケーションの達人をよく観察してみてください。あるいは、身の回りにも、うまいコミュニケーションをするなーと感心させられる先生方もたくさんいるはずです。
 いずれも、ここで取り上げた6つの要素が見事に調和したコミュニケーションをごく自然に実行しているのがおわかりいただけると思います。そうした方々から盗めるものはどんどん盗んでいただき、自らのスキルとして定着させていただきたいと思います。
 さて、最後の最後です。
あなたのコミュニケーション力をチェックするリストを挙げておきます。やや長いチェックリストですが、「サーティファイ日本語コミュニケーション能力認定試験」のテキスト((株)ウイネット「コミュニケーション技法」)から掲載許可をえたものです。そんなものを手がかりに、コミュニケーション・スキルを磨いてください。

コミュニケーション力チェックリスト
1. 自分からいつも明るくあいさつしている
2. 苦手な人でも、何とか笑顔で話しかけられる
3. 見知らぬ人にも気軽に声がかけられる
4. 人と会って話をするのが好きである
5. 話題を提供して相手やグループをリードするのがうまい

6. 相手の意見に反対するときは、遠慮なく言える
7. 自分の考えや意見は誰であってもきちんと伝えようとしている
8. わからないことはすすんで質問する
9. 物事に対して、前向き、肯定的に考えることができる
10. 話す前に内容を整理して、組み立ててから話をしている

11. 話の目的を、いつも頭に入れてから話すようにしている
12. あなたの話し方はわかりやすいと周りからよく言われる
13. 自分の考えを誰に対しても粘り強く説得できる
14. どうしても伝えたいことは必ず最後に念を押している
15. 相手に応じた言葉遣い、敬語、適切な表現ができる

16. 相手をよく見て、反応を確かめながら話すようにしている
17. 座が白けたとき、自分から盛り上げようとしている
18. 突然指名されても、話ができる
19. 反対意見でもカッとせずに、まずは受け入れられる
20. 外見、先入観で人を判断しない

21. なるべく相手の立場に立って物事を考えるようにしている
22. 思ったこと、感じたことは素直に表現できる
23. 相手の良いところに気づき、素直に口に出してほめられる
24. 自分が間違っているとわかったら、素直に謝ることができる
25. 相手の態度や表情、口調に配慮して話を聞いている

26. 相手と喜びや悲しみを共にしようと思う
27. 話すだけ、聞くだけでなくバランス良く会話している
28. とっさのときでも話せる持ちネタをいくつかもっている
29. 世の中の移り変わり、流行には敏感だ
30. 新聞やニュースから、世の中の動きを常に情報収集している




心理学の学びってどんなもの]10年前の今日の記事

2019-06-29 | 心理学辞典
心理学の学びってどんなもの
2009-06-29 | 教育

高校生の不安そうで切実そうな質問が
心理学ってどんな勉強になるのですか?

これって即答するのに困る

今日は同じ長さの2本の鉛筆を距離を変えてみせて
長さの比較をさせる
「同じ」と答える
でも、それって、遠くのものは、小さく見える(奥行き知覚)という
知識と鉛筆だという知識があるから、「同じ」ように見える
こういうことをただの棒で確かめる実験をしたりします

わからないだろうなー

ポップ心理学で汚染されているから
1年生相手の心理学を彼らが受け入れることができないのも
もっともだよなー
ポップ心理学とアカデミック心理学とを接続するような本が必要
いっそう、自分で書いてしまうかなー
社会心理学なら渋谷本
認知心理学なら海保本  無理無理 教養がじゃましちゃう!

定番散歩道を逆回りすると

2019-06-29 | 心の体験的日記
一日7千歩に目標をあげてほぼ1週間。
ほぼ毎日、クリアしている。

そのための一つの工夫として、
定番になっている散歩道を逆に回るようにしている。

不思議なことに、以前には気が付かない光景に出会うことがしばしば。

意味符号化(semantic coding>を学生が解説すると

2019-06-29 | 心理学辞典

意味符号化(semantic coding>
人間の記憶の過程は、符号化(記銘)、貯蔵(保持)、検索(想起)の3段階に分けることができます。「符号化」とは外部の刺激が持つ情報を記憶として取り込むこと、「貯蔵」とは符号化したものを保って保存しておくこと、「検索」とは保存されていた記憶をある期間後に外に表すことを言います。
意味符号化とは、単語や言語的表現を記憶する時に、その音やそれを発声するのに必要な身体的運動ではなく、その情報を意味に変換し、記憶として取り込むことです。例えば「シンリガク」という音声を認知したとき、「心理学」という、意味のある言葉に置き換えて覚えるということです。(SI)

****
私たちの記憶は、記憶を入れ込む「符号化」、記憶を保存する「貯蔵」、記憶を取り出す「検索」の3つの段階に分解できます。情報を符号化するためには、まずその情報に注意を向けなければいけないのですが、言語材料については項目の意味に基づいて符号化をします。これを意味符号化と言います。意味符号化は単語の場合でも起こるのですが、文章の場合が最も顕著に起こります。意味符号化は日常生活での記憶で広く行われていて、例えば複雑な討論の状況を説明するときに細かい内容については記憶違いをするものの、話の中身については正確に述べることができるのです。(IT)
  

裏表どちらでも(フリー)

2019-06-28 | わかりやすい表現
スマホの充電は、ほぼ毎日。
でも、コード接続がなかなかうまくいかなかった。
それで気が付いた。
どちらが裏か表か不明だが、どちらかでいれるのが正解らしい。
表をこちら側と決めて、色をつけてやてみた。
成功でした。

でもねー、こういうのって、裏表フリーが普通ではないかな。

ポジティブ・コミュニケーション力アップ]表現力アップ

2019-06-28 | わかりやすい表現
ポジティブ・コミュニケーション力アップ 

●不機嫌な職場
 不況の影響もあってか、日本の職場、不機嫌に満ち満ちているらしいです。「不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか」 (講談社現代新書):という本で知りました。
 自分の職場である教室も、不況とは関係なく、実に不機嫌な顔をした学生諸君で満ち満ちています。
 保健室はいかがでしょうか。
 日本の社会、どうしてこれほど不機嫌がまんえんしてしまったのでしょうか。
 忙しすぎる仕事、高度の集中力を要求するIT依存の仕事、厳しい能力主義と競争、リストラ不安、いや、いまやリストラ恐怖などが影響していると思います。
 しかし、不機嫌は、不機嫌な本人にとってはもとより、その周りにいる人々にとっても、なんの得にもなりません。お互いにストレスを溜め込むばかりです。
 不機嫌職場の典型とも言える保健室。
ドンキホーテになるかもしれませんが、個人的な努力で少しは周りを元気に明るくしてみませんかという話をここでしてみたいと思います。

●ポジティブ・コミュニケーションとは
 コミュニケーションの基本は、情報の伝達です。過不足なく正確に、かつわかりやすく情報を相手に伝えることです。これまでは、これに関連する力のアップについて考えてきました。
 しかし、コミュニケーションには、時にはそれらと同時に、あるいは、別途に、喜怒哀楽を伝える役割もあります。
 ポジティブ・コミュニケーションは、こちらのほうの話です。しかも、「喜」と「楽」の気持ちを伝えるコミュニケーションです。これによって、自分の気持ちを元気にするだけでなく、周りの人々の気持ちも元気するのです。
 ポジティブ・コミュニケーションがなりたつには、2つ密接に関連した要素があります。
 一つは、自分の感情がポジティブであること。
 感情は、大きく「快―不快」に分かれますが、ポジティブ感情は「快」をもたらす感情です。喜び、楽しいだけでなく、言葉で表現すれば、いくらでもあります。たとえば、
・うれしい 満足した 
・好き 心地よい 快適
・尊敬する 温かい 親しみ 協調 寛容
・希望 前向き 積極的な
・安心 安らかな リラックスした ゆったり おおらか 落ち着いた

 もう一つは、ポジティブ表現です。これは、さらに、言語的な表現と非言語的な表現とがあります。
 ポジティブな言語的表現は、上のあげたような感情表現になります。
 非言語的表現の代表的なものは、笑顔です。笑顔までいかなくても、その表情をみると、周りが元気がでるような顔ってありますね。
 余談になりますが、作家・瀬戸内寂聴さんによると、仏教用語で「顔施(がんせ)」という言葉があるそうです。顔の表情によって周りの気持ちを元気にする施しをするの意だそうです。
 ポジティブ・コミュニケーションは、感情がポジティブでそれを言葉で表現して、さらに目に見えるようにすることで、自分も回りも元気にすることです。
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                元気
        自分                 周り

ポジティブ感情 (喜 楽しい 幸せ)       
       
           ポジティブ表現               
              言語的 (ほめる あいさつ )        
              非言語的 (笑顔 拍手 )          
  
図 ポジティブコミュニケーションの構図
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●ポイティブ・コミュニケーションのコツ
 ポジティブ・コミュニケーションを効果的に行うようにするためには、どういうことに留意したらいいのでしょうか。全般的なことをまず、4つほど、あげておきます。具体的には、項目をあらためて、考えてみます。
① 自分が元気になる
これは言うまでもないことですが、一番大事なことです。頭も気持ちも元気に保っていれば、それが周りに自然に伝染するからです。元気の感染源なら、誰も文句は言いません。

② それを体全体で表現する
そして、心の元気はからだに無意識に反映されますから、あまり、これは意識することはないのですが、それでも、顔の緊張をゆるめ、姿勢を正し、顔をあげてゆったりとくらいの気持ちはあったほうがいいですね。
 一番は、笑顔です。笑顔つくりを毎朝、鏡でやってみてください。それだけで、元気になれます。項目をあらためて、考えてみます。
③ それを言葉で表現する
これは、かなり意識的な努力、そして、習慣化が必要です。
周りを元気にする3つの言葉、「挨拶言葉」「ほめ言葉」「感謝言葉」を豊かにして、TPOに応じて口に出す習慣をつけることです。これも、項あらためて考えてみます
さらに、
・ 照れくささ 特に、家族となると、これが邪魔になります。
・ ネガティブ認知優先 特に、出来上がりに高い完成度をもとめる場合は、「まだ」「もっと」のほうについ目がいってしまいがちになります。
の2つを克服ができるようにしておく必要があります。
④ 周りの元気を積極的に受け入れる
いつもいつも元気というわけにはいきません。そんなときこそ、周りの元気に自分が感染するようにしておくのです。周りから元気をもらうのです。
誰かがユーモアを発したら、即座に率先して笑う。ありがとうと感謝されたら即座にありがとうを返すのです。
自分を周りに敏感に応答できるようにしおいて、周りの元気だけでなく、怒哀をさえも共有し、それに巻き込まれてしまうくらいの気持ちがあってもよいと思います。
これは共感性を高めることにつながりなります。
 最後に、あのニーチェの言葉を引用しておきます。味わってみてください。
「今日からは、日に十回は周囲の人々を喜ばせるようにしようではないか。
そうすると、自分の魂が治療されるばかりではなく、
周囲の人々の心と状況を、確実に好転していくのだ。」
(「ニーチャの言葉」(Discover)より)

●「ほンわかあ」1日40回運動
 ポジティブ・コミュニケーションの具体的な実践の話です。
 最近、高校生相手の出前授業をすることが多いのですが、その時の出し物の一つが、「ほンわかあ」1日40回運動です。
ほめる

わらう
かんしゃする
あいさつ
を一日それぞれ10回、合計40回すると、あなたも周りも元気になります、というものです。
 やや道徳的な説教めいて危ないところがありますが、あくまで心理学の立場からの話ということで、おもしろおかしくやっています。好評です(笑い)。
 ポジティブ・コミュニケーションは、この4つを心がければ十分です。
 いずれも、ごくごく当たり前のことなのですが、それぞれ、意外に奥が深く、心理学の研究の対象にもされてきました。

●「ほ」める
 親、教師、上司にとって、ほめるのは、簡単なようで難しいところがあります。何をほめたらよいのか、どのようにほめたらよいのか、どれくらいほめたらよいのか悩まされます。
① 何をほめる
「すばらしいと思ったこと」「感心したこと」をほめることになります。これは、あまり難しいことではないと思いますが、心をほめるほうにバイアスをかけておかないと、すばらしいとか感心するチャンスが少なくなります。
 さらに、留意すべきことは、「何を、どこを」すばらしいと思ったかをはっきりさせることです。
 怪我で泣きながら保健室まできた子どもに、「保健室まで自力で来た」ことをまずはほめることです。
 ほめるところを具体化してやることで、子どもは、それが良いことであると気持ちよくわかります。一つ賢くなれます。
② どのようにほめる
ほめることをみつけたら即座に自然にほめるのが、原則だと思います。
それによって、何がほめられたかもわかりますし、記憶にも残るからです。
 さらに、ほめる言葉も大事です。
 いつもいつも、「すばらしい」「さすが」「よくできた」では、ほめられるありがたさも半減します。ほめ言葉の語彙を豊富にしておく必要があります。
さらに、これは、気持ちをポジティブなほうにバイアスをかけておくこととも深く関係しますが、ネガティブ語彙をポジティブ語彙に言いかえられることも大事です。
・「これしかない」ではなく「まだこれだけある」
・「――しないと、―――できない」ではなく、
  「――すると、―――できる」
・「ちょこまか」ではなく、「よく動く」
・「愚鈍」ではなく、「落ち着いている」
・「きたない」ではなく、「使いこんでいる」
③ どれくらいほめたらよいか
 ほめすぎると、ほめることによる効果も次第に弱まっていきます。
 そこで、「7:3の法則」です。7つほめて、3つ叱るのです。
 3つ叱ることで、ほめることの効果を際立たせるのです。
もう一つは、叱ることも子どもを育てる上では必須だからです。
 「どうしても、それはやってほしくない」「それをすると子どもに不利益に(けがや病気など)なる」ことなどは、やはり叱って教えなければなりません。ここは、ポジティブ・コミュニケーションの領域外になります。
 
●「わ」らう
 感情心理学の研究トピックの一つに、「おかしいから笑うのか」(中枢起源説)と「笑うからおかしいのか」(末梢起源説)という2つの説が長い間、対立してきました。
 常識的には、「おかしいから笑う」ほうに分がありそうですが、いろいろの知見によると、そうでもなく、現在では、「笑うからおかしい」説のほうがやや有力のようです。
 それを確認したかったというわけではありませんが、神社の出店、笑い猫ロボットを買ってきました。背中にふれると、身体を回転させて笑い転げるのです。
 この笑いをみていると、こちらも笑いたくなり、結果として元気になります。(笑い)
 悲しくとて泣いている人に、「ほらほら、笑って笑って」と慰めることがありあすが、これも、末梢起源説を実践していることになります。
 毎朝、鏡をみて笑うトレーニングをすすめるのも何かで見たことがあります。
 いずれにしても、笑顔は気持ちの元気に密接に関係しています。
 しかも、笑顔には、周りに気持ちの元気を伝染させる効果もあります。これが、笑顔をポジティブ・コミュニケーションの大事な要素の一つとして取り上げた理由です。
 瀬戸内寂聴さんによると、仏教用語に、「顔施(がんせ)」という言葉があるそうです。笑顔は、人に元気を施すの意だそうです。
 まさに、これです。
 笑顔は、中枢起源説によれば、気持ちをポジティブにもって、周りをポジティブに見る習慣をつければつくれることになります。末梢起源説なら、ともかく笑うこととなります。
 いずれにしても、それほど難しいことではありませんね。

●「か」んしゃする
 非行少年の社会復帰のために使われている内観療法では、少年たちに、感謝すべきことを徹底して内観させるのだそうです。それによって、自分は実はひとりではなかった、大切にされていたこともあったことを自覚することで、周りへの認識を改めさせて社会復帰のきっかけにしようとするのです。
 このように、感謝は、単なる社会的礼儀の域を超えて、周りへのポジティブな認識に導くきっかけ作りの役割があります。
 感謝の仕方は、魔法の言葉「ありがとう」ひと言ですみます。至極簡単ですから、誰もがごく自然にできます。
 あえて留意すべきことは、頻度です。けちらずに、「ありがとう」を一日10回を心がけることです。確実に、周りも元気になります。
●「あ」いさつ
挨拶するのは、自分があなたと同じ社会に属していますよ、そして、自分がその社会の安全な一員であることの宣言です。
「見知らぬ人に声かけを」との犯罪防止の標語を見かけたことがありますが、実際には、なかなか難しいのは、「見知らぬ人」だからです。都会で誰かれかまわず挨拶はしませんね。
ですから、意外と挨拶は面倒なところがあります。
まずは、「同じ社会」の一員かどうかの見極めがいるからです。顔見知りなら何も問題がないのですが、そうでないと、TPOと外見から判断するしかありません。これを間違うと、相手も戸惑います。
その懸念から、ついつい挨拶をおろそかにしてしまうことがあります。そんなときのためには、目礼がおすすめです。
普通の挨拶の心がけを、言葉遊びにしてみました。いかがでしょうか。
あ」かるく
い」きおいよく
さ」っと
つ」ねに
 


台風報道、からぶり

2019-06-28 | 心の体験的日記
朝8時。
台風、日常生活にほぼ影響なしのようでホットしている。

マスコミは手ぐすねを引いて、万全の報道体制だったようだが、
雨風なしの台風報道では、気が抜ける。
それでも、多くの人員を一晩中配置し、放送の時間枠まで用意してあれば、
とにもかくにも、何もないということでもいいから中継放送ということになる。

災害体制は、間が抜ける(からぶり)があるくらいでちょうどよい。

ごうろうさまでした。

● 意味的プライミング効果(semantic priming>

2019-06-28 | 心理学辞典

意味的プライミング効果(semantic priming> 学生が解説すると

プライミング効果とは、先に与えられた刺激が、後に与えられた刺激への反応に影響を与える効果の事を言います。プライミング効果にはいくつか種類がありますが、先に与えられた刺激と後に与えられた刺激の間に何らかの意味的な繋がりがあるものは「意味的プライミング効果」と呼ばれます。
例えばこのような実験が行われました。被験者に、あらかじめ或る単語を見せた後、次に表示された単語が実在するものかどうかを判断させる課題で、「パン」の後に「バター」を判断させた時の方が、「看護婦」の後に「バター」を判断させた時よりも反応が早かったという結果が出ました。
このような意味的プライミング効果は、頭の中で或る単語を思い浮かべると、それに関連する別の単語にまで思い浮かびやすさが広がっていく事を示しています。(HA)

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 私たちは、何か刺激を受けたとき、その後に受けた刺激に対する反応にまで、前の刺激の影響を受けることがあります。このような効果をプライミング効果と言います。
 中でも、前に受けた刺激と後に受けた刺激との間に何か意味的なつながりがある場合、これを意味的プライミング効果と言います。
 次のような状況を考えてみましょう。たとえば突然、料理で使う皮むき器を見せられたとします。それ単独で見せられた場合私たちは一瞬とまどうかもしれません。では、皮むき器の前に包丁を見せられていたらどうでしょう。おそらく突然見せられた場合よりも、それが何であるかスムーズに思いつくことができるでしょう。
 この時、包丁という刺激が皮むき器という刺激に対して影響を与えています。二つの間で、意味的プライミング効果が生じているのです。
 このような意味的プライミング効果をうまく活用して、何かに対する判断や反応を早くしたりすることも可能ではないでしょうか。頭の回転を早くするのに、意味的プライミング効果も一役かっているようです。(MM)

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プライミングとは、まず先に聞くとか見るとかして受けた刺激が、あとから受ける刺激の情報処理の仕方に無意識的に影響してしまうことをいいます。これは、直接プライミングと間接プライミングというものに分けられます。
 直接プライミングというのは、先に受けた刺激が後に受ける刺激と同じ単語だったときの影響のことをいいます。間接プライミングというのは、先に受ける刺激が後にうける刺激と違う単語だったときの影響をいいます。意味的プライミングは、間接プライミングの一種で、先に受けた刺激と後に受けた刺激が意味的につながりを持っていて、後に受けた刺激を分かるのが早くなる、という影響のことです。
 たとえば、「パン」という言葉を見せたあとで、「小泉首相」という言葉を見せたときより、「小麦粉」という言葉を見せたほうが、言葉の意味が早く分かる、ということです。(TK)