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思考の固着から脱却する

2017-05-19 | 認知心理学
思考の固着から脱却する

思考の固着が人の癖であることの認識をきちんと持つことがまずは大切になる。  

その上で、思考の固着から抜け出るための具体的な方策を取ることになる。

(1)クリティカル思考をする  時間ストレスがないときには、有効である。
(2)現場を一時的に離脱してみる  手がかり固着から逃れるには、一時的に現場から物理的に離れてみることも有効である。1mの距離では見えなかったものが、5m離れると見えることもある。
(3)一時的に判断停止(エポケ)、行為停止をしてみる  何が何やらわけがわからない状態のときには、思い付きのへたな状況対応をすると、ますます状況が悪くなることがある。そんなときは、ともかく何もしない、何も考えないという方策もあってよい。
(4)人の助けを借りる  思考は自分の頭の中で起こる。だから固着も起こる。そこで、周囲に仲間がいるなら、自分の思考結果を口に出して相談してみる。共同思考である。



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