ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

繭子のメッセージ

2010-10-29 | 義経絵巻-芭蕉夢の跡-
義経「はい、ご馳走様」いいなぁ惚れられるって。なぁ、海尊を見たら、
海尊「…俺」傀儡操り終えた繭子に赤ちゃん返して「小便…」とスクッと経ち上がった。
義経「夜のトイレは、さみぃぞ」受付で毛布貰って、厨房でおにぎりでもこさえてもらえ。それと、明日には俺も顔を出すって言って来い、進捗状況の確認に行くからなと告げて、
海尊「コクン」と頷いた。部屋を出ようと戸を開けて「さっきから…何してんの?」そこに繭子の便女 若作りの女が座って聞き耳立てていた。
繭子「あら…迎えに来たの?じゃ、私そろそろ…」と海尊と繭子らは一緒に出て行った。
それを見送って、
義経「で、冷。繭子なんだって?」読唇術で繭子の口パク、読んだろ。
冷泉院「…姫…神薬の開発中止してって。それに、私…」
富樫「狙われてるんだって」
冷泉院「でも、私が?」と、富樫に目を向けてと「ふぅん、富樫さんでも真面目になるんだ?」
富樫「…あのな、俺の一面しか見てねぇくせに、俺の人格を勝手に決めるな…。いつもアホしてるわけじゃねぇって。それに、俺様の魅力って…」手をギュッと握って拳を作り、胸を親指でツンツンと指し示し、冷にウィンクしながら「ハートの奥にあるあっつい魂さ」としゃーしゃーと恥ずかしくもなく決め台詞を言ったから…
弁慶「魂って胎に宿るって言うぜ。あっつい魂、ここじゃねぇ?」とポンポコ狸の真似をした。ポン♪ポン♪と胎を叩いて。例のメモをひらひらさせた。

義経「…それは、後」
富樫「はいはい、こっちが先ね」と繭子がだだちゃ豆で書き残した文字を見つめた。
義経「モミジガリ…」シーズンにはまだ早いぞ。物語設定上では五月に入ったばかりだ。

富樫「あの便女が付きっ切りで、繭子に探り入れにくくて肝心の内容が聞けなかった」あの能面便女…義経並に勘が良くて屋敷内の調査もうかうかしちゃいられないし、何とか繭子と二人っきりになれないかと…
弁慶「思い付いたのが、夜這い…」
義経「んだぁ!」弁慶、お前の入れ知恵か!静を落とした手と同じじゃねぇかッ!
富樫「ガキみたいに騒ぐな、落ち着けって。どうどう。山吹がつられて騒ぐぞ」
義経「…てめぇがほだしのか?」と胸座掴んで、小声で問い詰めたら、
富樫「おいおい、両者同意の上、成立した夜這いで、結果、和菓子だ」手を放せって。
義経「てめ!って、なんだッ!?」クイクイと義隆に袖を引っ張られ、富樫から手を放した。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。