通でがんす

いろんな広島を知って、ひろしま通になりましょう!
(旧ブログタイトル:通じゃのう)

宮島言葉のいろいろ その8 「みてる」

2012年03月15日 | 広島弁
「宮島の町屋通りに飾ってある「宮島言葉のいろいろ」を紹介するこのシリーズの、今日は第8回目です」

「第8回目の今日は「みてる」じゃ」




みてる…無くなる
(撮影日:2012年1月4日)




「「みてる」は、「見てる」でも「満てる」でものうて、「無くなる」という意味じゃね」

「もともとは、「ものごとが極限に来て、それを越える」という意味で、「死ぬ」とか「亡くなる」とかいう意味じゃったらしいんじゃ」

「「みてる」というと、「満てる=一杯に入っている」という意味にとりがちなんじゃけど、逆に「みてる=無くなってしもうた」という意味なんじゃね」

「ばあさんらが、「はぁみててしもうたわい(=もう無くなってしまった)」と言よったんじゃが、わしゃその言葉に違和感を感じてしもうたんよの」

「うちらは、「みてる」と聞くと、「満てる」と受け取ってしまうんよね」

「というわけで、「みてる」という言葉は、意味は知っとるんじゃが、自分ではほとんど使うことがない言葉になるんかのう」





【今日の宮島言葉】

みてる

意味/無くなる

例文/「桶の水がみてた(=桶の水がなくなった)」



参考文献:
廿日市市商工会議所『宮島本 改訂版 宮島検定テキスト』2008年
『広島県大百科事典』中国新聞社 1982年






↓「みてる」については、こちら↓

どれだけ、つこぉとる?広島弁




↓宮島言葉のいろいろについての関連記事は、こちら↓

宮島言葉のいろいろ その7 「もちったあー」

宮島言葉のいろいろ その6 「もとおらん」

宮島言葉のいろいろ その5 「やねこい」






「今日は、「宮島言葉のいろいろ」で「みてる(無くなる)」について話をさせてもらいました」

「ほいじゃあ、またの」

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« カープロード2012(その4) | トップ | ビキニ事件から58年 »

コメントを投稿

広島弁」カテゴリの最新記事