広島市の桜の開花予想は、3月22日(月・祝)。
22日いうたら、春のセンバツ第2日目で、14時から広陵と立命館宇治(京都)との試合がありますのう。
【問題】
山頂に山の名前の由来となった伝説を紹介する案内板を設置した、桜の名所として知られる山はどこでしょうか?
1.江波山(えばやま) 2.黄金山(おうごんざん) 3.比治山(ひじやま) 4.二葉山(ふたばやま)
【正解】
2.黄金山
【解説】
広島市南区の住民たちでつくる「魅力発見委員会」は17日、地元の黄金山山頂に、山の名前の由来となった伝説を紹介する案内板を設置した。
21日に除幕し住民に披露する。
高さ1・9メートル、幅1・5メートルの木枠に、「黄金」の名前の由来を記したアルミ板を掲げた。
麦畑が夕日を浴びて黄金色に輝いたり海賊が金塊を埋めたりした諸説をイラストで紹介し、周辺の地図も載せた。
木枠は地元の市立広島工業高建築科の1、2年生が手掛けた。
(「黄金山の由来 案内板で紹介」中国新聞 2010年3月18日)
黄金山という名前の由来には諸説あるということじゃが、わしが知っとるのは次の2つ。
●麦が実るころ、山が黄金色に見える
●山の中で白い南天を見つけて、その下を掘れば黄金が出る
「黄金山」はもともと「城山」と呼ばれとった。
山頂に城(仁保島城)が築かれ、広島湾に浮かぶ要害の1つとして重要な拠点じゃったそうな。
仁保島城は現在、本丸跡、二の丸跡、三の丸跡があって、二の丸跡には石垣が残されとります。
現在の広島市中心部のほとんどが、むかしは海じゃった。
黄金山のあるあたりは「仁保島」と呼ばれ、広島湾に浮かぶ島のひとつで、江波、比治山、元宇品も島じゃった。
江戸時代から広島湾の干拓が進んで、だんだんと今のようになったんよ。
黄金山は、広島市の桜の名所としても有名。
登山道に沿って植えられた桜は、桜が満開のころは、きれいな花の帯のように見えるんよ。
登山道の桜は、1959(昭和34)年の皇太子のご成婚を祝して植えられたそうで、全部で4200本もあるそうじゃ。
今日は、黄金山について勉強をさせてもらいました。
今日もひとつ勉強になったでがんす。
今回は、仁保郷土史会の『思い出の仁保-仁保と黄金山の散歩道-』(2009年)を参考にさせてもらいました。
感謝!
ほいじゃあ、またの。